[ ]スタインウェイとファツィオリの根源的な違い
株主資本主義の今のスタインウェイ
株主資本主義の特徴は会社は株主(投資家)のもので利益を最大化して株価を上げてから短期間で売り抜くということのようです。なので会社が利益を上げるためには何でもするというスタイルなので徹底的な合理化が行われ、結果として富裕層(投資家)にお金がまわり、中間層である社員は貧乏になるので貧富の差が広がるのだそうです。
スタインウェイ社は2013年にジョンポールソン氏率いる投資ファンドに買収され、今は金持ちにスタインウェイを売りなさいという考え方です。
中国の富裕層向けに開発した自動演奏ピアノ
中国でスタインウェイを購入する人の3割がピアノが弾けないそうで、そのためスタインウェイ社は中国の富裕層に向けた自動演奏ピアノを開発しました。
公益資本主義のファツィオリ
これと対照的な公益資本主義という考え方がありますが、これは会社は社会や社員に貢献するために存在すると考え方ですが、今では少数派のようようです。
そのような視点から両社をみると典型的な株主資本主義がスタインウェイ社で、公益資本主義がファツィオリという見方ができ、創業者のパオロファツィオリさんが周囲の反対を押し切り、演奏者のためのピアノということで立ち上げたピアノがファィオリです。
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