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西陣織職人とピアノ技術者の「弟子募集」

京都の西陣織職人がツイッターで弟子を募集したところ、その求人条件が「ひどすぎる」としてインターネット上で批判を浴びる騒動があったとのニュースがありましたが、私には今のピアノ業界、特にピアノ調律師業界とイメージがダブリます。

「半年給与なし、仕事保証なし、京都、西陣織職人の弟子募集はブラックと言えるのか」

ちなみにヨーロッパでは日本と違い、職人の社会的地位も高く、給与レベルも高いので優秀な職人が多いようです。
 
チェコのペトロフ社のピアノ作り風景
ペトロフ社のピアノ作りの職人

ペトロフ社のピアノ作りの職人

伝統的な西陣織

西陣織職人の募集内容は?
「西陣織を習いたい、将来的に仕事にしたい方を募集します。ただし最初の半年は給与的なものも出ませんし、その後の仕事を保証はできません。ただ、この西陣織の職人が減りゆくなか、将来的に技術を覚えておきたい方に無料で教授いたします」です。

一般から見たら酷い労働条件になりますが、私には募集側の事情も良くわかります。

たとえばピアノ調律師になろうとした場合は、高卒、または大卒後、浜松のヤマハ、カワイの専門学校に1年間行き授業料も300万円ほどは必要ですし、その他の調律専門学校では2年間で300万円程の授業料が必要になります。

ですのでこの西陣織の場合も、前もって数年間の授業料を受講生から徴収し、卒業生の中から特別優秀な人を見習いとして雇えば少しは給与は払えるのではと思います。
  
しかし仮に専門学校を卒業しても技術者としては半人前なので、特に西陣織のように出来不出来が誰でもわかる物は、半人前の技術者は全く役に立たないので、本来の技術習得のためにはさらに数年の下積み経験が必要になります。

ただピアノの場合は多くの方が、仕事(整調・調律・整音)の出来不出来が分かりづらいので、専門学校を卒業後すぐに、一般家庭を有料で調律して回っているのが西陣織と一番違うところです。

これは本来のピアノのメンテナンスのあり方が良く知られていないのも大きな原因ですので、本来のピアノのメンテナンスのあり方の情報提供が大切だと考えています。

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植田 信五


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