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鍵盤の重さ(ダウンとアップ)を決定する鉛調整とは?

鍵盤の鉛の大きさと位置で基本的なタッチが決まります

基本的には鍵盤に埋め込まれた鉛の大きさと位置で、鍵盤が何グラムで下がり何グラムで元に戻るかという、いわゆる鍵盤の重さが決まります。(但し調整の如何でも鍵盤の重さは変ります)



鍵盤の裏側にひかれた線が写真からわかりますでしょうか?
いわゆる量産ピアノの場合は、メーカー工場でこの線に沿って画一的に鉛を埋め込むための目安に写真のような線がひかれています。

 

写真は今回オーバーホールをしたレンタルルームのヤマハG5


高級ピアノにはこの線がなく、全ての調整が終了してから鍵盤ひとつ一つのアップとダウンを測定してからを手作業で鉛の大きさと位置を決めます。

このあたりが高級ピアノと量産ピアノの違いの一つですが、こうすると実際に弾いた時のタッチ(ダウンとアップ)が均一になり弾き易いピアノになります。

今回レンタルルームのヤマハのG5をリニューアルしてハンマー交換をしたので、この鉛調整を最高級ピアノと同様に一鍵一鍵手作業で鉛調整を行いました。

鍵盤に埋め込むための鉛

 

1鍵ずつ重さを計測して穴をあける所に印をつけているところです。

 

新しく鉛を埋め込む場所に穴を空けているところです。
動画は→こちら

 

 

鍵盤の鉛調整も完了、リニューアルした2FレンタルルームのヤマハG5


皆様のご利用をお待ちしています。

浜松ピアノ店 貸ホールと貸練習室

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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