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コストパフォーマンスが高いピアノと低いピアノ

ピアノはブランドにより特性も微妙に異なり好き嫌いもあると思いますが、コストパフォーマンスが高いか否かという観点でピアノを評価する考え方もあります。

ブランド力は今迄の業績の積み重ねでブランド力が決まり、普通はブランド力の高いピアノほど価格設定も高く(割高な価格)になります。

ピアノでは現在スタインウェイが一番のブランド力がありますが、最近はファツィオリがスタインウェイの強力なライバルになってきましたが、両者の価格はほぼ同じ価格設定です。





スタインウェイ社は歴史も長く十分なブランド力があり、高額なピアノですがニューヨークとハンブルグで毎年数千台の規模で効率的に生産されており、現在のオーナーは投資家で、ブランド力を生かして安価な姉妹ブランドのボストン、エセックスも販売して、いかに利益を上げるかに力点を置いて経営しているように見えます。

かたやファツィオリは歴史も短く生産もイタリアで年産百数十台規模の生産なので生産効率も悪く、いわば手作りに近いピアノ作りです。しかしながら創業者のパオロ・ファツィオリさんがスタインウェイより良いピアノ(演奏者にとって)ということを目標に立ち上げた会社です。

そんな両社を比較すると、ブランド価値を除けば、ピアノ自体のコストパフォーマンスは明らかにファツィオリの方が高いように思います。

それは創業者オーナーのパオロさんが、良いことは全て採用という精神でコストより性能を優先してピアノを製作しているので、高額ですが自ずとコストパフォーマンスが高くなります。

たとえば、ピアノには真鍮の蝶番がありますが、ファツィオリはこの蝶番に18金の塗装を施しています。

金は錆びないのでいつまでの蝶番が新品時のままです、個人的は勿体ないという思いがしないでもないですが。

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植田 信五


調整の重要性を越智晃さんから学びました!

今でこそ調整、調整と盛んに云っていますが、実は私が調整の重要性を知ったのは20年以上前で、当時スタインウェイの技術社員であり、今はファツィオリ・ジャパンの調律師の越智晃さんからです。

当時、越智さんは毎年岡山のホールのスタインウェイの保守点検(2日間の調整)に来ており、ホールのピアノはコンサートごとに調律をしているのに、なぜ、調律とは別に2日間もかけて調整するのか?という疑問から始まりました。

ホールのピアノの調整をする越智晃氏


NHKの、もう一つのショパンコンクールで取り上げられた越智さん

そして別に高価なスタインウェイでなく、たとえ安価な国産中古品のアップライトでも丁寧な調整と整音が必要だとわかり、以来、安価な中古ピアノでもスタインウェイ同様店頭で丁寧な出荷調整をしてから出荷するようになり、お蔭で弊社の調律師も日々の調律の仕事のなかで丁寧な調整を行うのが習慣になり、今では若い調律師でも精密調整ができるようになりました。

調整は言葉で云うのは簡単ですが音を出さない地味な仕事の連続であり、新品のピアノで一通りの調整を行うには、手慣れた技術者でも3日の作業時間必要です。
もちろん中古ピアノならその倍の作業時間が必要になりコストもかかりますので、調律師自身にも気持ちの良いピアノに仕上げたいという強い気持ちがないと丁寧な調整は難しいように思います。

調整をしなくても故障する訳ではないのですが、タッチが重い軽い、弾き難い、音色や響き、表現力が劣るというのは丁寧な調整で解決します。

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植田 信五


ピアノは都市伝説的な話も多い?

たとえば国際ピアノコンクールの舞台上で、出場者が事前にヤマハ、カワイ、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリのフルコンサートを、出場者が一人づつ個々のピアノを試弾してまわり、どのピアノをコンクールで弾くか選定するシーンに立ち会ったことが何度かあります。

選定時間が限られており十分な試弾が出来ず、本番では失敗が許されないので、多くの出場者は馴染のあるスタインウェイかヤマハを選ぶ人が多いように思われます。

国際コンクールに自社のピアノを出すにはお金もかかるので、近年はヤマハ、カワイ、スタインウェイ、ファツィオリが定番になりましたが、最近新しく中国のピアノメーカーが参入したそうです。

フルコンサートピアノはひと昔前の倍近い値段になっていますが、購入者の大半が税金で払う公共施設なので少々高額になっても問題ありません
スタインウェイのフルコンサートピアノ D-274 ¥37.829.000(税込)


優勝者が使用したピアノが世間では優秀と認知されますが、中国のピアノメーカーが参加してきているので、優勝者に優勝後の高待遇を保障すれば、将来的には中国のピアノで国際コンクールで優勝する人が出てくるかも知れません。

つまりピアノの基本構造はどこもさほど変わらないので、私見ですが、良い材料で作られたピアノを演奏者の好みに合わせて丁寧に調整・整音すれば、それなりに高性能で魅力的なピアノになるのではないでしょうか。

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