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最近の中国はピアノ業界も壊滅状態のようです

中国事情に詳しい妙佛さんのYou Tubeを観てると、いかに今の中国が不景気かという説明に、代表例として今の中国のピアノ事情を挙げていました。

妙佛さんの説明によると、今の中国のピアノ販売はピーク時の15%しか売れていないそうで、そのため30社以上あるとされる中国のピアノメーカーの半数以上が倒産し、販売店も同じような状況なのだそうです。

中国人の生活レベルが向上した庶民がピアノを購入していたのかと思っていましたが、実は富裕層がピアノを購入して子供にピアノを習わしていたそうで、ピアノの指導料も年払いで、安いところで年額数十万円、高い所では300万円なので、ピアノ講師の年収は数千万円にもなったそうですが、今はその生徒もほとんどいなくなったそうです。

興味がある方は妙佛さんのYou Tubeを下記のリンク先をご覧ください。

中国ピアノ業界が壊滅状態

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間違いだらけのピアノ選び  
~ 目 次 ~

【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない

◎ピアノは8千個の部品

◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器

◎仕上げが整音

◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない

◎ピアノはセミオーダーの楽器です

【第二章】調整によるエピソードのお話

◎中古ピアノが高い勉強代に

◎安価でも高級ピアノより魅力的

◎ブランドを信じて購入したが失敗

◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満

◎値段ほど差がない高級ピアノ

◎好みのスタインウェイがなかった

◎丁寧な調整でヤマハでも満足

◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている

【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?

【第四章】調整シーンを写真でご案内

◎グランドピアノの調整作業

◎アップライトの出荷調整作業

【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

◎最近のピアノの生産事情

◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ

【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて

【第七章】筆者のブランド選びの見解

◎コストパフォーマンスが高いか否か

◎ピアノは素材という考え方

◎メンテナンスについて

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノのハンマーは音質や音色に関わる重要な部品です

弦を叩くハンマーは代表的な消耗品であり音質や音色に関わる大切な部品ですが、そのことはあまり知られていません。ハンマーフェルトの品質(硬さや形状)によって、音やタッチ、響きまでもが変わります。

カンカンと派手な音、モコモコしたりまろやかな音、こうした音質の違いは実はハンマーフェルトが“硬い”か“柔らかいか”による影響が大きいわけです。

スタインウェイのアップライトのハンマー

今では基本的にヤマハ、カワイの大手メーカーはハンマーは自社生産していますが、ヨーロッパには老舗の部品専業メーカーがあり、なかでも独のレンナー社が有名で、スタインウェイやペトロフ等のヨーロッパのピアノメーカーが採用しており、他にはアベル(独)、ロイヤルジョージ(英)も有名です。

左からスタインウェイ、ヤマハ、カワイのハンマー


左から レンナー アベル ロイヤルジョージのハンマー


ピアノを弾き込んでいくとハンマーに弦の溝がついてくるので、この弦溝をなくすためにハンマーを削ってファイリング(整形作業)をして、この作業を繰り返していきますので段々ハンマーの肉厚が薄くなっていきます。

ハンマーの新旧の比較

弦溝がついてくるので、これを削りハンマーの形状を整えます


上部がペッタンコになったハンマー

ハンマーをファイリングしています




余談ですが、浜松のベテラン職人さんの話によると「ヤマハのハンマーは新品の時は好いんだけれど、ファイリング(削る)すると一気に音色の線が細くなるダニ、最初からそんな風に作ってあるんだろうね」という話でした。

この職人さんのお奨め交換用のハンマーはドイツ製のアベルですが、ドイツのレンナーやアベルのハンマーは、ハンマーを削っていっても最後まで性能が劣化せずに使いきることが出来そうですので、最初から上質なハンマーを使う方が得策のようです。

仕上げの整音作業で同じピアノでも音色が大きく変わります。


最近は古いハンマーを交換することが多くなりましたが、相当な手間がかかるのでハンマー交換には20万円~100万円以上の費用がかかります。

国産ピアノではディアパソンが唯一レンナーハンマーを使用しています

 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


目で見るヨーロッパのピアノと国産ピアノの違い NO.2

スタインウェイピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイは真ん中の消音ペダルはなく昔のように2本ペダル。

ペダルのバーが木材で板バネが使用されている

 

ペトロフピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイと同じようにペダルのバーが木材で、バネは板バネが使用されている。

今は中国で委託生産しているドイツのフォイリッヒも上記と同様です

ヤマハピアノの下前パネルを外したところ
ペダルのバーが木ではなく鉄パイプで、バネは板バネではなくコンパクトなコイルバネを使用、カワイも同様です。

ヨーロッパ製ピアノのバネは伝統的な板バネを使用(写真はペトロフ)

日本製のバネはコンパクトなコイルバネ部分を使用(写真はヤマハ)


上の写真はバネ部分のアップですが、ペタルのバーの材質は木と鉄パイプの違いがありますが、特に影響があるのがぺダルのバネが板バネかコイルバネかの違いです。

コイルバネはコンパクトでオン、オフの使用なら問題ないのですが、ダンパーペダルを踏む圧力が一定ではない(最初は軽く段々重くなる)ので、ハーフペダル等使用時には演奏時の調整が難しいのですが、板バネならペダルを踏む圧力が一定なので演奏者の意志で任意のダンパーの効かせ方が容易です。

ちなみにプロレベルの舞台演奏の場合は、ハーフやクオーターペダルが効かない(使用できない)と調整不良とみなされることがあります。


知っておきたい生産国表示の業界ルール
 
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