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ディアパソンが高級ピアノになりました!

一千万円クラスの輸入高級ピアノは素材も良いものを使って丁寧に作られていますが、鍵盤も一鍵、一鍵鉛調整を行うので均等なタッチですし、整音もしっかりやるので音の粒も揃っています。このあたりが国産の高級ピアノと違うところです。





それでは国産の普通のコンパクトグランドを、前述の輸入高級ピアノと同様に、丁寧に調整した上で一鍵、一鍵、鍵盤の鉛調整を行い整音までするとどうなるか?ということで今回はディアパソンの奥行164㎝というコンパクトグランドを弊社で丁寧に仕上げてみました。







結果報告をユーザー様からいただきましたので載せてみました。

ディアパソンが納入されました。ショールームで弾いた時とは別物に仕上がっていました。どこのホールのフルコン?という感じの弾き心地です。娘は近場のホールはかなり弾いていますが、ホールのピアノより弾きやすい、あったかい音も好き、心地いい、とのこと。鉛調整していただいて大正解でした。
一千万のピアノ、の意味が分かりました。他も丁寧に調整いただいたのだと思います。
ありがとうございます。

お奨めブランド ディアパソン

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

一般はもちろんメーカー幹部や販売業者さえも全くと言ってもよいほど理解されていない整調(調整)の重要性ですが、ピアノの性能を大切に考えるなら整調の重要性をまずは理解する必要があります。

新品のピアノの整調作業には3日、中古品なら1週間以上の作業時間が必要ですが、手間(コスト)がかかる上に重要性が理解されていないので、相当な高級ピアノでも整調が大幅に省かれていますが、いかなるピアノであれ丁寧な整調で性能が大幅にアップします。

性能を大切にお考えの方に資料を無料進呈しています。

資料の詳しい案内はこちらから

新品グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能(タッチ、音色、表現力)が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


目で見るヨーロッパ製ピアノと国産ピアノの違い

スタインウェイ・アップライトのアクション

ペトロフ・アップライトのアクション

ヤマハ・アップライトのアクション

ヨーロッパ製のアクション取りつけネジが金属
写真はペトロフピアノのもの

日本製はアクション取りつけネジはプラスティック
写真はヤマハピアノのもの


基本的に同じ構造ですが、このように細かく見て行くと違いがわかります。

打弦時に動きが出るアクションですが、これは本体にしっかりねじ止めできれば問題ないので、別にそのネジの取っ手がプラスティックであろうと金属であろうと性能には関係ないように思いますが、安価な国産は2点止め、高級なもので3点止め、最高級ピアノのスタインウェイは念を入れて4点止めになっています。

スタインウェイピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイは真ん中の弱音ペダルはなく昔のように2本ペダル。

ペダルのバーが木材で、バネに板バネが使用されている

ペトロフピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイと同じようにペダルのバーが木材で、バネは板バネが
使用されている。

ヤマハピアノの下前パネルを外したところ
ペダルのバーが鉄パイプで、バネは板バネではなくコンパクトなコイルバネを使用。

ヨーロッパ製ピアノのバネは伝統的な板バネを使用(写真はペトロフ)

日本製のバネはコンパクトなコイルバネ部分を使用(写真はヤマハ)


上の写真はバネ部分のアップですが、ペタルのバーの材質は木と鉄パイプの違いがありますが、特に性能面で影響があるのがぺダルのバネが板バネかコイルバネかの違いです。

コイルバネはオン、オフの使用なら問題ないのですが、ペダルを踏む圧力が一定ではない(最初は軽く段々重くなる)ので、ハーフペダル等使用時には演奏時の調整が難しいのですが、板バネならペダルを踏む圧力が一定なので演奏者の意志で任意のダンパーの効かせ方が容易です。

但しハーフペダルとかクオーターペダルを使用する場合は、丁寧なダンパー調整も必要です。
上級者になると微妙な表現のためにハーフペダルやクオーターペダルをよく使いますが、ダンパーの十分な調整を行わないと鍵盤によってダンパーが効くところと効かないところが出てきます。

ちなみにプロレベルの舞台演奏の場合は、ハーフやクオーターペダルが効かない(使用できない)と調整不良とみなされることがあります。

知っておきたい生産国表示の業界ルール
 
お薦めブランド


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植田 信五


最近の中国のピアノ事情

以前、中国の大連から弊社に来店され、国産の中古ピアノを生徒さん用も含めグランドとアップライトの5台も購入されたお客様(奥様は音大の准教授)で、お支払は前金、現金(ピン札)一括払いでした。

お届け先をお聞きすると神戸港にコンテナを予約しているので、そこまで運んで欲しいとこのことでした。

お二人のお話によると、中国にはまだ調律師が少ないようで、弊社の調律師の調整の説明を熱心に聞いてくれ、大連まで来てくれるといくらでも調律の仕事を紹介するし、料金の方も日当5万円と顎脚付き(宿泊、交通費つき)でOKとのお話でした。





ところでピアノは日本から中国へ輸出すると、中古品を含め中国に35%の関税を取られ、逆に中国から日本へのピアノの輸入は関税がゼロなので、不公平な関税になっています。

つまり世界最大市場の中国でピアノを販売するには、輸入関税がかからない中国でピアノを生産するしかなく、一部の超高級ブランドを除けば、日本やヨーロッパのメーカーは、今では主に関税がかからない中国でピアノを生産して中国国内で販売し、残りを、半製品の部材を含めて自社ブランドで日本を含む海外に輸出するような時代になってきています。
 
そのような事情を知っている中国の人には少々割高でも、昔、日本の浜松で生産された純日本製(中古ピアノ)に人気があるようです。
 
ヤマハは既に中国の杭州ヤマハでピアノを大量生産しており、カワイやヨーロッパのメーカーは自前の工場は持たず、中国のメーカーで委託生産されていますが、カワイは新たに、中国でカワイピアノの販社を立ち上げてるようで力が入っています。

※一言に中国製といっても30社以上のピアノメーカーがあり、その品質は千差万別のようですが。
 
このように勢いのある中国ですが、逆に日本のピアノ市場は毎年の縮小(欧米も同じ)に伴いメーカーの国内の販売も縮小してきていますが、 メーカーとしては、これからは中国をはじめとするアジア地域でピアノの売り上げを期待しているようです。

そんな背景があり既に日本ではピアノの大量販売は難しいのですが(欧米も事情は同じ)弊社は販売台数は少ないですが、性能を大切にお考えのお客様を対象に1台1台、丁寧に調整してからお届し、同様のメンテナンスを行うように心がけています。
 
浜松ピアノ店の中古ピアノ事情
 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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