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ピアノに資産価値はあるのか?

ピアノに資産価値があるか?というご質問を頂くことがありますが、(故)ジョンレノンのような有名人が愛用していたというようなピアノを除けば、資産価値はないのではないでしょうか。少なくとも古い弦楽器のストラディヴァリウスのような価値はありません。

ただ昔のピアノは、その当時に思いを馳せることができるので懐かしいという意味で、下記にご紹介するピアノはアンティークなピアノファンに人気があります。

 スタインウェイのスクエアピアノ
19世紀末頃にスタインウェイ社が世に問う意味で開発したスクエアピアノ、練馬区立美術館に同じものがあります。

クララ・シューマンが愛用されたと云われる1877年製のグロトリアン・スタインヴェック(劉生容記念 館)ですが、筆者の身近にもこのピアノでシューマンの曲を弾いてみたい方も多いです。

1906年製のプレイエル
プレイエルはショパンが愛したブランドとして有名です。

京都芸術センターの1918年製ぺトロフ(補修されて現役)


古いピアノ、たとえばニューヨーク・スタインウェイのグランドで100年落ちというピアノの場合、業者相場では50~60万円で流通していますが、これに業者がお金をかけてオーバーホールをすると小売価格は数百万円になりますが、元の持ち主の手元には恐らく数十万円ほどしか残らないと思います。

ただヨーロッパ製ピアノ等は、ヤマハ・カワイに比べると絶対販売台数が少なく希少価値があり、元々が高価なので安価な中古品の希望者も多く、よくある国産ブランドに比べて有利な条件で手離すことはできますが、不動産のように資産価値があるようには思えません。

中古ピアノのメリット・デメリット

ピアノの寿命

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

一般はもちろんメーカー幹部や販売業者さえも全くと言ってもよいほど理解されていない整調(調整)の重要性ですが、ピアノの性能を大切に考えるなら整調の重要性をまずは理解する必要があります。

新品のピアノの整調作業には3日、中古品なら1週間以上の作業時間が必要ですが、手間(コスト)がかかる上に重要性が理解されていないので、相当な高級ピアノでも整調が大幅に省かれていますが、いかなるピアノであれ丁寧な整調で性能が大幅にアップします。

性能を大切にお考えの方に資料を無料進呈しています。

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新品グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能(タッチ、音色、表現力)が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノ購入後のお悩みのご相談が多くなりました!

中古ピアノは今までの癖を一度リセットしてからの調整作業が必要なので相当な手間がかかるので大切な整調がほとんどされていません。

なので自宅で落ち着いて弾いてみるとすごく弾き難く、購入店にクレームを入れても弾き心地等は故障ではないので対応してもらえず、やむなく弊社のような第三者に相談がありその実態がわかってきました。

ピアノの鍵盤のタッチが不揃いとか重いとか弾き難いことは、故障とは違い修理の対象ではなく返品も効かないので(本当はおかしいのですが)、最終的に第三者に有料で依頼するしかありません。

特にアップライトに比べて構造が複雑なグランドピアノは、日本でも整調をきちんとできる調律師の数も少なく、しかも、一旦、納入してからお客様宅にお邪魔して連続数日の出張調整は、たとえご近所でも現実的にはなかなか難しいものがあり、これが遠方なら尚更です。


 





新品ピアノは勿論ですが中古ピアノなら尚更、丁寧に試弾されてから購入されるべきなのですが、緊張する店頭での短時間の試弾では、タッチ云々と云ったデリケートなところまでチェックするのは実際には難しいかも知れません。

このような困った問題を回避するためには、事前にピアノという楽器の本質的な部分を知って頂く必要があると思っています。

ピアノの選び方と問題点

大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしています。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノは下準備だけでも大変な手間です!

先ずは、チューニングピンの錆を落とすところからは始めます。

今回ご紹介するのは、移動のご依頼を受けたお客様からお預かりした1988年製のヤマハアップライトUX-1です。



金属ブラシで磨いて錆びを落としたところです。


フロントキーピンと鍵盤バランスピンの錆びを落としてから磨きます、30年経過しているとザビ落としだけで重労働になります。

 
鍵盤バランスピンとフロントピン磨きは、毎回の定期メンテナンスごとに磨くのが快適な鍵盤動作には必要な作業です。

  
錆びを落としてから、1本1本ツルツルになるまで磨いていきます。


鍵盤のバフがけ

 
ご紹介しているピアノは、ご実家(佐賀県)で眠っているピアノを、新居の東京まで送るご相談を受けて、弊社が店頭販売できるレベルまで仕上げてから東京にお送りするというお約束で、空いた時間を利用して店頭でリニューアルしているところです。

このピアノは約30年ほど経過したピアノですが、外装は勿論ですが、内部の修理や調整に入る前に、本来の性能を取り戻すために、先ずはピンの錆び落としをする必要があります。

ここからの作業は、新品も中古品も必要なピンの並びの修正です。

鍵盤のバランスホールとフロントホールのフェルトを適正にします。
(新品、中古に関わらず毎回のメンテナンスでも必要な作業です)

全ての鍵盤の高さと深さが均一になるようにします。
(新品、中古に関わらず毎回のメンテナンスでも必要な作業です)

 

以上が鍵盤調整ですが、これは新品なら1日で完了しますが、今回のような中古品ならこれだけで3日ほどの作業時間が必要ですが、鍵盤調整をすると、いかなるピアノであれスムースな演奏が可能になることがご理解頂けると思います。

ご覧いただくとわかりますが、一連の作業は技術者なら誰でも出来る、当たり前のことを当たり前のようにコツコツとやる作業ですが、効率が悪く手間(時間)がかかるので、今では新品の高級ピアノを含め、ほとんどのピアノが、このような丁寧な調整がされず手抜きになっているのがピアノ業界の最大の問題です。

今回ご紹介したピアノは30年ほど経過したピアノですが、このように丁寧に調整すると、そうでない新品よりもはるかに快適で表現力豊かな演奏ができるピアノになります。

このような性能に関わる大切な情報を、皆様にぜひ知っていただきたいと思い、今回も作業風景をご紹介しました。

中古ピアノのメリット・デメリット
 
当店でピアノを選ぶメリット

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

浜松ピアノ店独自の出荷調整(3日間)を№1~№4で順にご紹介します

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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