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ピアノのブランドと創業者

国際コンクールでも話題のイタリアの最高級ピアノメーカー、ファツィオリピアノの創業者、パオロ・ファツィオリさんと筆者、創業者ならではのピアノ作りの熱意が伝わってきます。

世界には今でもたくさんのブランドのピアノがあり選択に迷いますが、ブランド選びの判断基準の一つに、トップ(社長)の顔が見えるブランド選びという考え方があります。

日本のピアノ業界では、シゲル・カワイ(故・河合滋氏はカワイ楽器の2代目社長、現在は息子さんの河合弘隆)という新しいブランドで売り出していますが、それなりに信頼感が生まれます。

それが創業が150年前後と歴史の長いヨーロッパのピアノメーカーになると、もう創業者一族や既にその実体がないものが大半で、ほとんどがブランド名だけが辛うじて残っているのが実情です。

有名なところではスタインウェイがありますが、既にスタインウェイ一族はなく、今のスタインウェイのCEOはアメリカの有名な投資家です。

現在でも創業者一族が経営するペトロフピアノ、現在の社長はスザンヌ・ペトロフさんで5代目になりますが、お蔭で今はヨーロッパ最大のメーカーに成長しました。

スザンヌ・ペトロフ社長、弊社2Fにて



純ヨーロッパ製については、
知っておきたい生産国表示の業界ルールで解説しています。


ピアノの選び方とその問題点

お薦めブランド ペトロフピアノ

お薦めブランド ファツィオリピアノ

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グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


知っておきたい生産国表示のルール

業界用語でファースト・ライン、セカンド・ライン、サード・ラインという言葉があります。

この意味は本国で全て製造されたものがファースト・ライン、他国で半分を委託生産、本国で最終仕上げしたものがセカンド・ライン、全て他国で委託生産されたものがサード・ラインという意味でよく使われます。

年産120台の最高級ピアノ イタリアのファツィオリのフルコンサートピアノ
輸入元 港区のピアノフォルティにて

本来の意味での日本製、ドイツ製はファースト・ラインですが、今ではヤマハ、カワイをはじめヨーロッパの老舗ブランドも、その多くがセカンド・ラインかサード・ラインで製造されており、今ではファースト・ラインは一部の高級ブランド(スタインウェイ、ファツィオリ、ペトロフ等)か高級品に限られ価格も高額になります。

チェコの名門ペトロフピアノ 山梨県のログハウスにて、お客様撮影

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たとえばペトロフ社の場合は、ペトロフ以外のブランドを3っ持っており、ペトロフブランドがファースト・ライン、他のブランドは中国でセカンド・ラインかサード・ラインで生産されています。

スタインウェイ社の場合も、ファースト・ラインがスタインウェイ(ドイツまたはアメリカ)、サード・ラインがボストン(日本)、エセックス(中国)という風にブランドにより生産国が明確になっています。

ピアノの場合は最終組み立てをした国を生産国とする業界ルールがありますので、矛盾していますがファースト・ラインに加えセカンド・ラインまでが、日本製、ドイツ製等の表示がされています。

今、国産のヤマハ、カワイの納期が長く不安定になっているのも、中国のゼロコロナで上海がロックダウンされているからだと思います。

中国のハイルーン社で委託生産される
オーストリアの名門、ウェンドル&ラングピアノ        ウィーン学友ホールにて
ウィーン学友ホール

オーストリアではなく中国で委託生産するお蔭で、本来のファースト・ラインの三分の一ほどの価格で購入できるのが魅力です。ちなみにハイルーン社は中国で№3の規模の会社で、主にヨーロッパメーカーの委託工場として有名ですが、№1は国営企業のパルーリバー、№2は杭州ヤマハとなっています。

よくある質問

お薦めブランド 

スタインウェイ  ファツィオリ   ペトロフ
ウェンドル&ラング

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ選びの基本を理解しよう!

ピアノ選びは基本を理解されない限り、聞けば聞くほど調べれば調べるほど、
たくさんのピアノを試弾して回っても悩みが増えます。
    
ピアノ選びの基本とは                     

ピアノは丁寧な出荷調整の結果として初めて、各鍵盤のタッチ(重さや深さ)
が軽快になり、難しいピアニシモも綺麗に出すことが出来、大きな音も力む
ことなく出せるようなピアノになります。              
さらに最終的に演奏者好みの音色とタッチのピアノに仕上げていきますので、
ピアノという楽器は既製品ではありますが、セミオーダーの楽器、つまりカス
タマイズできる楽器です。

ですからピアノの性能は一般に考えられているようにメーカーやブランドイメ
ージ、価格よりも、調律師の情熱と技術力による違いが大きい楽器です。

しかし問題はきちんと調整ができる調律師が販売店は勿論、メーカーのヤマハ、
カワイを含めてほとんどいないので、メーカーのショールームの展示ピアノも
調整が省かれ調律だけで済まされているので本来の性能を発揮していないこと
です。

ピアノは丁寧な調整で初めて本来の性能を発揮します















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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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