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ピアノの雑音と共鳴の対策

ショールームやホール等では気がつきにくいのですが、自宅の静かな部屋で弾いた場合、少し耳が慣れてくると雑音や耳障りな共鳴が気になることがあります。

雑音は一旦そこに意識が行くようになると段々と意識が拡大してきて不快感が増大してきますので、なかなか厄介な問題です。

共鳴は同じ音の周波数に部屋の置物や照明器具、壁の内部、ピアノの金属パーツなどの部品が干渉する現象ですが、、たくさんの原因が考えられますが原因を特定して対策すれば大概は解決します。

過乾燥でピアノのネジが緩むと共鳴、雑音が発生することがあります。



ピアノ自体の問題でよくある雑音として、中音~高音部のシャリシャリといった鈴の鳴るような雑音が良く起こり少し古くなると出やすくなります。

雑音が出やすい中音~高音部
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今はアリコート(共鳴弦)という仕組みが主流で、ヤマハ、カワイ、スタインウェイ等、多くのメーカーが採用していますが、この仕組み(考え方)は、あえて弦の振動する部分だけでなく、前後の振動しない弦の部分にも共鳴させて倍音を発生し、輝いた響きを出そうという考え方です。

逆に弦の端から端まで鳴らさず(雑音?)、ニンジンや大根のように両端をカットする(極力鳴らさないようにする)考え方があり、こちらの方が長く聴いていても疲れず、気持ちが安らぐという考え方で、ペトロフの一部や国産ではディアパソンが基本的にその考え方です。

優劣はないのですが高音部のシャリシャリというような雑音は、構造上、前者のアリコート方式は新品からでも出ることがありますが、少し古くなると弦がベアリングやアグラフにくい込んだ結果シャリシャリしたような音が出る傾向があります。

このあたりからの雑音が出やすくなります。
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気にすれば気にするほど耳障りな雑音ですが、あまり気になるようでしたら、弦にフェルト等を挟み、シャリシャリという雑音を低減する方法もあります。



 
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植田 信五


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この『もっとピアノを楽しもう通信』は店頭配布の他、下記の無料進呈資料にも同封します。




 
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ピアノの簡易防音対策のご提案

防音対策の代表的なものに消音ユニットや防音室の設置がありますが、消音ユニットは通常演奏時のタッチや音色が悪くなり、防音室は高コストな上、狭い空間で不快感が強いので、部屋全体を防音室に改装するのが理想的ですがコスト負担が大きくて躊躇します。

最近の住まい、特に最近のマンションは壁も厚いコンクーリートになり、玄関ドアや窓も最初から防音効果の高いものが使われていますので、弱いところを部分的に強化することで、比較的安価なご予算で、通常の時間帯であれば、ピアノを演奏を楽しむことが出来ます。

カワイの防音室のカタログ


防音問題とは別に快適な音響を考えると、それなりの工夫が必要になりますが、これは後からでも少しづつ好みに仕上げる方法もあります。

部屋の音圧分布図
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そこで提案したいのが簡易(部分)防音です。

マンションの防音対策が必要な順番ですが、一番クレームが出やすいのが階下です。その次が階上、そしてお隣という順番になります。

なので先ずは階下への防音対策が必要ですが、これはピアノの音量(空気伝播音)というよりも、主としてペダルを踏む振動や鍵盤を叩く時の振動(ドンドンという個体振動音)が階下に伝わるのが問題になります。

階下への個体振動音対策に有効なピアノ架台(約25万円)床とピアノ架台の間に空気層を作り階下への個体振動音を低減。

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簡単操作でピアノの音量を最大40%可能なディアパソンのマスク仕様(約15万円)

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 弊社ではピアノ架台とピアノマスクの組合わせ(合計で約40万円の簡易防音で、既にマンションへ何十台の納入実績がありますが好評です。

ピアノの防音対策

お薦めブランド ディアパソン



 
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植田 信五


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