[ ]スタインウェイの鍵盤蓋の仕組み
グランドピアノをお持ちの方でピアノの中に物を落としてしまった場合、ご自身で鍵盤蓋を外した経験ないでしょうか?
大抵は鍵盤蓋を上に持ち上げると簡単に外れますがスタインウェイはいくら上に持ち上げても外れません。
というわけで、今回はスタインウェイの鍵盤蓋が簡単に外れないワケをご紹介しています。
※くれぐれも物を中に落としてしまった場合はご自身で外さないようにして調律師に連絡してください。
グランドピアノをお持ちの方でピアノの中に物を落としてしまった場合、ご自身で鍵盤蓋を外した経験ないでしょうか?
大抵は鍵盤蓋を上に持ち上げると簡単に外れますがスタインウェイはいくら上に持ち上げても外れません。
というわけで、今回はスタインウェイの鍵盤蓋が簡単に外れないワケをご紹介しています。
※くれぐれも物を中に落としてしまった場合はご自身で外さないようにして調律師に連絡してください。
コロナの影響で今年は花見に行けなかったので、おとなしくピアノで春らしい曲を弾いてみました。
使用ピアノはディアパソンDR-300です。
ペダルをゆっくり踏み込むと、
「バリバリバリバリ・・・」と雑音がすることがあります。
ペダルがおかしいのでは?と思いがちですが、実はペダルの雑音の原因は、
ペダル本体が原因ではないことがあります。
それはペダルとアクションメカニックが連動しているからです。
つまりアクションメカニックが正常でないと、ペダルにも影響します。
今回のペダル雑音の原因は、ペダルに連動している
アクションメカニックが原因でした。
ハンマーの下にある棒状(シャンクといいます)の間に隠れているのがダンパーブロックです。
拡大すると、
ここにスプリングがあり、そのスプリングとそれがハマってある溝から雑音が出ていました。
部品が擦れる際に汚れやサビなどが原因で雑音が出ます。
スプリングの頭を磨き、溝にマックルーブという薬品をつけ
コーティングしてあげて処置しました。
これでゆっくりペダルを踏み込んでも雑音がせず、
滑らかなペダル操作が可能になりました。
今回のペダルの雑音の原因は、ペダルに連動している
アクションメカニックが原因でしたが、
実はペダル本体でもアクションメカニックでもないことがあります。
意外なところにも連動しているのです。が、それはまたの機会にご紹介します。