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防音対策別のメリットとデメリット 防音室編

防音室(ヤマハ、カワイのアビテックス、ラサール等)を設置する

〇メリット
工期が短く(1日)効果的な遮音・防音効果が期待できる。

〇デメリット
部屋の中に部屋を作るので天井も低く部屋が狭くなり、価格も高額になる、予算面の制約から狭い部屋なることが多く、その場合あまりにも狭い空間では音響的に問題があり短時間の演奏でも頭痛がしてくることがある。

引っ越し等で移動する場合は、解体、移動、再組立てになるのでそのコストが初期投資のおよそ半額位必要になることがある。

ピアノの防音対策

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


防音対策別のメリットとデメリット ピアノマスク編

ピアノマスク(防音仕様)

〇メリット


電子機器を使わず、ピアノ内部も加工や再調整をせず、単に物理的にピアノの上部と下部を段階的に覆うことで、演奏時の音量を最大60%までに抑え、適度な音量に簡単にコントロールでき価格も15万円と安価、これだけでマンションは勿論、一戸建てのお家でも防音対策に有効です。

ピアノ下部の響板側のジャバラ状のものをレバーひとつで簡単に開閉します


下部を完全に閉めた状態


ピアノ上部にも蓋ができます

僅かな隙間も完全に塞ぐようにできます

〇デメリット
浜松の竜洋工場での取りつけのためにカワイとディアパソンの新品のグランドピアノに限定され後づけが出来ないこと、1台1台専門の職人さんによる取りつけになるので納期が2ヶ月近くかかること、防音時の演奏では少し音が籠る感じになること。
 
ピアノの防音対策

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの防音対策別のメリットとデメリット 消音ユニット編

消音ユニットを取り付ける


〇メリット

 現在使用中のピアノ(中古品も含)に10万円少々(UP)で後付けも可能で、打弦する前に打弦をバーで強制的に止める構造なのでピアノの音はしなくなり、それに替わりに電子音源に切り替わるので、早朝、深夜でも、弾きたい時にいつでもヘッドホーンを使ってピアノが弾ける。

電子音源内蔵なのでピアノはもちろん、ビブラホン、ストリングスなど他の音色が楽しめる。

〇デメリット
強制的にバーで打弦する前にハンマーをストップさせる構造なので、そのままでは遠心力で弦を叩いてしまうので、取り付け時にハンマーの接近(距離)を多く取るように再調整する必要があり、そのために通常の演奏時(ヘッドホーンを使わない時)にも表現力の劣るピアノになり違和感がある。


グランドピアノ用消音ユニット 写真上部のバーでハンマー手前のシャンク(棒)の所で強制的にハンマーが打弦するのを止める仕組みです。


マンションの場合は音自体を消しても、鍵盤を叩く振動音や、ペダルを踏む際のドンドンという個体振動音が階下に伝わるので、前述のピアノ架台等のような階下への個体振動音対策が別に必要になる。

階下への個体振動音を伝えないアップライト用のピアノ架台(21万円)


ピアノの防音対策

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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