ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

ピアノの選び方とその問題点 ⑦

お値段による違い

現代のピアノの基本的な構造はどれもほぼ同じですが、高額なピアノほど良質な木材を十分に自然乾燥して適材適所に使い、安価なピアノはそれなりの木材を人工乾燥させたものや人工素材を多用し、合理化された生産行程で生産されるのが普通ですが、これが微妙に音色や響きに影響してきます。
 
浜松で生産されるディアパソンのプレミアム 象牙・黒檀鍵盤仕様


これに有名ブランドほど高額なブランド料が加算されたり、絶対的な生産台数の少ないピアノは生産効率が落ちるので高額になります。


高級ピアノの代表格スタインウェイが年産数千台、同価格帯の高級ピアノのファツィオリは年産120台です。

 

ファツィオリピアノの創業者 パオロ・ファツィオリさん

ところで最近は国産ピアノの値上げが続いていますが、これは国内販売の需要減で国内での生産台数が少なくなり(今は中国工場が主)たとえば月産500台の工場が月産400台になると、工場の稼働費が20%高くなるので、その分が値上げになります。

ひと昔前までは大量仕入れ大量販売で大幅値引きという類の広告が多かったのですが、最近はアコスティック(生)ピアノの大量販売は、デジタルピアノの台頭で不可能になり、さすがに最近はあまり目にすることがなくなりました。
 
やはり自然素材を使ったアコスティックピアノはデジタルピアノと違い、販売店で1台1台丁寧に調整してから納品、その快適な性能を高いレベルで維持するメンテナンスが、ますます重要な時代になってきているように思います。

当店でピアノを選ぶメリット

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの選び方とその問題点 ⑥

ブランド別の音色の違い

音色の違いを言葉で表現するのは難しいのですが、一説では金属の響きを美しく鳴らす、或いは木の響きを美しく鳴らすという2つの分け方があります。

金属の響きを、、という代表的なピアノがスタインウェイで、現代のヤマハ、カワイもこれに準じています。



木の響きを、というのはベーゼンドルファー、ファツィオリ、ペトロフ等ですが、これは基本特性なので、丁寧に整音(ヴォイシング)をしてやると音色の印象も随分変わります。

余談ですが、ニューヨークスタインウェイのチーフテクニシャンでホロヴィッツの専属調律師であったフランツ・モアさん(筆者も昔一度だけお会いしたことがある)によると、スタインウェイをホロヴィッツ好みの音色に仕上げるのには相当苦労されたそうです。

お薦めブランド

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの選び方とその問題点 ⑤

外装選びについて

黒艶出しの他に、木目の代表的なものではマホガニーとウォルナット(艶出しと艶消しがあり黒より高価になる)があり、いずれも艶出し(外装を堅いポリ塗料で覆っている)が一般的ですが、ピカピカして嫌という方には艶消しの選択肢もあります。

多彩な外装(木目)が選択できるペトロフピアノの外装見本


艶消しは木の自然な感じがして落ち着き、アンティーク家具の雰囲気が魅力的ですが、表面の保護膜のポリがないぶん傷つき易く、色落ちにも敏感で、一旦傷をつけると完全に傷を補修するには、傷をつけた一面の全面修理が必要なので厄介な面もあります。

性能は勿論大切ですが、家のなかに置くピアノという観点からすると、他の家具とも馴染む好みの外装のピアノを選ぶと一層癒しの部屋になるので、その意味では外装選びも大切です。

大概のメーカーは黒を中心にピアノを生産していますので、木目を選ぶと、価格も高く納期が半年以上かかるものが多いのですが、最初から木目を中心に少量生産している、たとえばペトロフピアノなどは黒も木目もお値段も納期も変らないメーカーもあります。

ペトロフP118C1 チッペンデール ウォルナット艶消し仕上げ


お薦めブランド ペトロフピアノ

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ