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新品ピアノと中古ピアノ、どちらがオススメですか?

みんなのピアノ選びから抜粋

お客様からよく尋ねられるご質問です。
中古ピアノの利点はまず何といっても手頃な価格で手に入ること。
子供がいつまで続けるか分からないので高価な新品はちょっと手が出ないなぁ・・・という方が中古ピアノを求めるケースが近年とても増えています。

確かに新品の半額ほどで入手可能なので魅力的である一方、中古ピアノの良し悪しが判別できないから不安、誰が使ったのか分からないピアノは嫌、新しい方が安心!と迷わず新品を選ぶ方もいらっしゃいます。

各ピアノ店のポリシーによっても勧められるピアノが異なるので困惑するお客様も多いのではないでしょうか。

良い中古ピアノを見分けるポイントについては既に他のHPでも多く書かれています。たとえば・・・

①外装や内部のクリーニングはもちろん弦やピンなど金属パーツのサビ・汚れが除去されていること

②アクションや鍵盤が基準の範囲内で弾きやすく均一に調整されていること

③フェルト・クロスなど消耗する各部品を適切に処置もしくは交換修理されていることなどなど。

全くその通りです。
ただ正直なところ以上に挙げたような作業はいざとなれば納品後でも対応できるレベルといえます。

機械を使って行う本体の外装クリーニングは現場では難しいかもしれませんが、アクションや鍵盤は車に載せて持ち帰って修理することが可能です。その他の調整、清掃作業などもその場で処理できる内容です。

※もちろん購入後に余計な出費が伴いますので上記の内容は購入時にきちんとチェックしましょう!
ぜひ最初からメンテナンスとクリーニングがきちんと完了した中古ピアノをお買い求め下さい。

ではお客様にとって最も厄介で納品後にトラブルとなり得る問題とは何か。それは響板割れ駒割れと呼ばれる症状です。

このピアノをうっかり購入すると最悪の場合あなたが高額な修理費と運送費まで負担する羽目に・・・。
(アクションや鍵盤の修理とは異なりピアノ本体を工房に移動しなければ困難な修復となります)

弦の交換のため弦を外した状態です。
使用環境が厳しいと大切な響板が深刻な事態に陥ります。

弦の振動を響板に伝える駒


チューニングピンを支えるピンブッシュを新しいものに交換ます。


みんなのピアノ選び

ピアノの寿命

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ショールームは“楽器”と“調律師の技術”を検証する場

みんなのピアノ選びから抜粋

「手入れのよい2流品の製品のほうが、ほったらかしにされたもっと良い銘柄のピアノよりもまさしく上位にあることがよくあります」イェルク・デームス/渡辺健訳『演奏のよろこび』(白水社)より

特に数多くピアノを揃えている店において楽器全てを最高のコンディションで日常管理するのは至難の業。

当然ながら店頭展示ピアノは頻繁に手入れすべきですが、経営者の言い分からすると「調律師に店のピアノばかり調整させてもお金にならん。給料払っているのだから外で調律代を稼いでこい。」というのが多くの楽器店にみられる実態であります。

未調整、あるいは仕上げてから時がしばらく経っているポテンシャルを秘めたピアノと、いまベストな状態に整えたばかりの平凡なピアノを並べて展示したとします。

すると時として、音(調律)の気持ち良さ、弾き心地(タッチ)の点において楽器本来の性能とお客様の評価が逆転してしまうことがあります。

最近では近所の楽器店だけではなく、わざわざ遠方の店に出向いてまで理想のピアノを追い求める熱心な方が増えてきています。おそらく各店の対応と楽器の仕上がりを比較・検証してみたい意識の表れでしょう。 

「調整でピアノの性格がこんなに変わるとは知らなかった!」
「あそこで弾いたときはタッチ重かったけど、この店のは弾きやすい」
とは複数の店で同じメーカー、同じモデルを弾いたお客様のご感想。
第一印象がイマイチだったピアノが調整で一変することも“無きにしもあらず”。たった一台のピアノで判断を下すのはあまりに早計です。

ピアノを調整する工具の一部をご紹介。
すべてはユーザー好みの音とタッチのために。



みんなのピアノ選び

ピアノの選び方と問題点

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


本当に後悔しないピアノ選びとは・・・ 購入前の予備知識

みんなのピアノ選びから一部転載

よし、思いきってピアノを買うことに決めた!!

そう決意されたあなたは、楽器店に足を運ばれるか、カタログを取り寄せて検討されることでしょう。また最近ではピアノに関してインターネットで徹底的に調べる方も増えているようですね。

ただいざ買う段階になりますと、なかなか決断できないお客様が目立ちます。とても高額な品物ですし、(変なピアノを選んで失敗したらどうしよう)と不安な気持ちにもなるのも当然です。

そう、実際に接客をしていますと、本当に多くの方々がピアノを購入する際の選考基準に悩んでいます

一口にピアノを選ぶ基準と言いましても音、タッチ、価格、サイズ、色、デザイン、材質、ブランド、店、調律師、アフターサービス、などなど少し思い浮かべるだけでも、これだけ挙がります。

おそらくお客様はカタログやインターネットで沢山の情報が溢れているために、かえって何を根拠に買えば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。

その結果、もっとも簡単な基準「価格」「見た目」「ブランド」で安易に決めてしまう場合も・・・。

部屋のインテリアとして飾るために購入するのなら話は別ですが、ピアノは音を楽しむための「楽器」であることをどうか忘れないで下さい。

また一方で、ピアノを扱うセールスマンや調律師も悩んでいます。
「この不景気な時代、いくら音や品質が良くても値段の高いピアノだとお客さん買ってくれないよ…」
もちろん世の中の経済情勢が、嗜好品であるピアノの販売に影響を及ぼすことは違いありません。

ところが、もし仮に良いピアノの見分け方をお客様が理解されていないとしたら・・・そのピアノの素晴らしさがお客様に伝わっていないとしたら・・・売れないのは景気のせいではなく、商品の魅力を説明できない販売サイドの責任であるとも考えられます。

すでに国内においてピアノは一般世帯に広く普及し、(その多くは使用されず眠った状態だったりしますが…)もはや従来の大量生産・大量販売といったメーカー主導型のビジネスモデルは転換期を迎えています。

これからはグランドピアノや外国製ピアノを求める本物志向の消費者がメーカーと店を選別する時代。残念なことに、そうした“意識の高い顧客”に対応できる人材とサービスが今の販売現場には不足しています。

このような買い手と売り手の現状、そしてお客様のピアノ選びに幾度となく立ち会った自身の経験をふまえて、ピアノを探す人にとって必要な知識実践できるテクニックをご紹介します。

もちろん一般のユーザーは専門家ではありませんから、ピアノの全てを把握することは不可能です。(とくにピアノ内部については、調律師でも一瞥しただけでは判断できないほどデリケートな問題です)

しかし、初心者であっても勉強して違いのわかる買い手となれば失敗するリスクを減らすことは出来ます。

このピアノを選んで本当に良かった!我が家の宝物にしよう♪
 資料をご覧頂いてピアノを購入された方に、そう心から満足して頂ける事が何よりの願いです。

浜松ピアノ店では下記3点の資料を無料進呈しています。


 
Ⅰ 
既成概念が変わり、広い視点からピアノ選びができるようになります。


 
 Ⅱ
本来の調整を知らずにピアノの性能を語ることはできません。ピアノ愛好家必見の動画です。


 
 Ⅲ
同じ曲を異なったピアノで演奏していますので、音色の特徴を簡単に体感できます。

    
 みんなのピアノ選び

ピアノ選びで後悔しないために資料3点を無料進呈中です!

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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