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広島でのガラ・コンサートに行ってきました!



月曜日の9/4、店の定休日ということもあり、ルービンシュタイン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサート in 広島に行ってきました。

平日の午後2時からの開演なので来場者数が心配でしたが、500名のホールがほぼ満席とかなり盛況でした。

丁度お昼に広島入りしたので、昼食はやはり広島のお好み焼きということで同伴の3名で早速、ホールの近くの店に入りました。

私は関西風が好みなのですが、ご当地広島では当然、広島風です。

ホールは原爆ドームに近く観光客が多いのですが、我々が入った店は幸いすぐに食べれましたが、近くに人気店?のお好み焼き屋さんには、外人さんが行列を作っていました。

同じお好み焼きでも店によってこんなに違うものかと感心しました。


開場時間になりホールに入ると越智氏が、この日のために東京から持参したファツィオリの最後の調整をしていました。

演奏が終了し、会場出口でのCDのサイン会
後ろにいるのが同行した秋山先生、右が主催者のファツィオリジャパンのアレック・ワイル社長


やはりヨーロッパの若いハンサムな男性ピアニストということもあり特に女性陣から大絶賛され、お蔭で彼らのCDの売り上げは好成績のようでした。

お薦めブランド ファツィオリピアノ

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ選び 7つのポイント -まとめ-

みんなのピアノ選びから抜粋

いざピアノ探しの旅へ

後で悔やむことが無いように、面倒でもユーザーご自身で間違いのないピアノを見極めて欲しい!
そんな個人的な思いが募って、これまでピアノに関わってきた経験から学んだことを長々と述べました。

何事も下積みや試行錯誤なくして、本当に実りある成果は望めないものです。ブランド、価格、外見だけで満足を覚える方には、きっと今までに述べたアドバイスは無用だと思います。

しかし、家電製品のようにカタログスペックだけで判断したり、美術品のようにフィーリングだけで選んでしまうと、アコースティック・ピアノに関しては、その製品の特殊性ゆえに様々なリスクが付きまとうのです。

もう一度チェックポイントを簡単におさらいしましょう。

個体差
→同じメーカー、同じ機種でも全てがイメージ通りの音やタッチとは限らない。ぜひ試弾&選定を。

◆音質のバラツキ
→演奏することでピアノの性格はつかめるが、全ての音を鳴らして異常がないか確認することも必要。

楽器の整備不全
→調律・調整が万全なピアノでなければ正しい評価は出来ない。店に事前の問い合わせを。

木材の割れ
→響鳴板や駒板が割れていると雑音が発生する可能性あり。購入する前にピアノの内部も点検。

◆生産国≠品質証明
→〇〇製の表示を過信しないこと。ただし少なからず製品にその国民気質が反映される。

技術のフォロー
→納品後のサポート体制はどうか。メンテナンス(維持管理)に熱心な店(調律師)から購入を。

◆セールストーク とアドバイス
→他社批判、スペック、値段の話に終始する営業マンに注意。その楽器を調整した本人に意見を求めては?

高価な買い物だし一生付き合うかもしれない品だから、納得するまで心残りなく探してみよう!

そんな意欲と情熱に溢れている方は、リスク回避のために挙げた7箇条を心に刻んで実践してみて下さい。






 
現状を知る調律師の本音として、実際のところ条件を全て満たすようなピアノ選びは難しいと思います。真剣に探すとなれば時間や労力を要しますし、最後は金額面での折り合いに頭を悩ませるかもしれません。

ただ、そうした過程を乗り越えて、最終的にたどり着いた楽器であれば、けっして後悔などしないはず!そう私は信じています。

あなたの人生を豊かにしてくれるピアノとの出会いを陰ながら応援しています!!

みんなのピアノ選び

当店でピアノを選ぶメリット

ピアノ選びで後悔しないための資料を無料進呈いたします。

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの言葉

みんなのピアノ選びから抜粋


 ミケランジェリ-伝説のルガーノリサイタル1981 -DVD~付属ライナーノーツを読んで~
 
ライヴ映像を撮影したディレクター、ヤーノシュ・ダルヴァシュの話に、確かピアノはミケランジェリ自身の楽器だったと思う、もしかすると、この演奏会の少し前にドイツ・グラモフォンの録音で使われたものかもしれないという気になる記述を見つけました。
 
 リサイタルの2か月前に収録したミケランジェリ初のデジタル録音は1910年代のスタインウェイが使用されていますが、リンクの動画からも新品では醸せない深い味、温かい響きが聴こえてきませんか?

1981年スイス・ルガーノでのライヴ録音

  
また、1974年に来日した時のインタヴュー(『レコード芸術』1975年1月号に掲載されたもの)も紹介されており、ここでミケランジェリは当時、現在のピアノ製造の在り方にも通ずる問題点を語っています。以下、 そのインタヴューの記事より引用。

-ピアノは今後さらに構造的に変わっていくとお思いですか?

A.B.ミケランジェリ
さらに良くなるということより、前の状態に戻ることが先決問題だ。今でも良いピアノを作れないことはないのだが、生産の方式がアメリカになり、なんでも作ればよいという状態になってしまった。

早く作らなければならないために、部分品の質が低下し、安く作るために良い材料を使わなくなった。つまり、大量生産をするために、製作期間が短くなった。どんな小さな楽器でもそうだが、ことにピアノは手工業的に作られるべきもので、絶対に工場で大量生産するべきものではない。

みんなのピアノ選び
 
 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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