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みんなのピアノ選びから抜粋



世界を見渡してみると、まだまだ個性派メーカーが存在します。
いくつか名を挙げるだけでも
Bluthner(ブリュートナー・独) Grotrian(グロトリアン・独)
Steingraber(スタイングレーバー・独) Sauter(ザウター・独)Pleyel(プレイエル・仏)   Borgato(ボルガート・伊)
Stuart&Sons(スチュアート&サンズ・豪)等々。

そんな味わい深きピアノ&ピアニストの名演をPick up! 

使用楽器:プレイエル Pleyel
 
今回はフランスの名門ブランド・プレイエルで聴くブラームスです。
セドリック・ディベルギアンは1998年のロン=ティボー・コンクールで優勝した経歴をもつフランス期待の星。

今年も来日する予定です。
ポロポロと珠のような音色。響板材の響きからすると年数が経った
楽器かも。デリケートなタッチが独自の空気感を創り出しています。

演奏曲:Brahms Ballade Op.10 No.3 in B minor

みんなのピアノ選び

お薦めブランド

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ベヒシュタイン動画  Bechstein×YouTube 

みんなのピアノ選びから抜粋



明るくピュアな音色を追求しているメーカー。独ベルリンにて製造。
スタがフレーム、ベーゼンがケースなら、べヒは響板の鳴りで勝負。

不必要な共鳴を抑える構造と高張力から生まれる純度の高い音は、研ぎ澄ました日本刀のよう。

和音でもそれぞれの音が浮き立ちます。ドビュッシーもその特有の透明感を愛したと言われていますね。

大ホールでのコンチェルトにも対応できるよう2000年から高音域のフレーム設計を変更。

高い音のボリュームがアップした反面、往年のファンからは「スタインウェイみたい」「個性が失われた」との指摘も。音色か音響か、伝統あるブランドならではの難しい選択といえます。

2013.3.7
CD紹介でも取り上げているジルベルシュタインの弾く〈熱情〉。
激情が迸る最終楽章を情熱的な演奏で聴かせてくれます。
 キラキラした音質ながら音色がスタインウェイとは違いますね。
鋭さと潤いが同居した瑞々しい音で聴く〈熱情〉、悪くないかも。

   Ludwig van Beethoven - Piano Sonata No.23, Op.57 "Appassionata" - (3) Allegro ma non troppo - Presto 

みんなのピアノ選び

お薦めブランド

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ベーゼンドルファー動画  Bosendorfer×YouTube 

みんなのピアノ選びから抜粋


木の香り漂うあたたかい響きが特色のメーカー。墺ウィーンで製造。
響板に使用しているフィヒテ材をボディ、支柱にも採用、ピアノ全体を木箱として鳴らす設計です。

キラキラと輝かしい高音のスタインウェイとは対照的にズーンと太く伸びやかに鳴り響く低音域が魅力。前者を金管楽器に例えるなら、こちらは木管楽器といった印象でしょうか。

弱点は大ホールで演奏する際のパワー不足。高音の落ち着いた響きが少し物足りないとの意見も。室内楽、サロン音楽との相性は抜群、一部のピアニストやオーディオ・マニアに好まれる老舗ブランドです。
*2008年よりヤマハの子会社化。現在も変わらず生産を継続。 

若きバドゥラ=スコダが巨匠オイストラフと共演している動画です。
演奏のみならずピアノの円やかな音色もヴァイオリンをサポート。
古い録音でもハンマーフェルトの柔らかさがよく伝わってきます。
こんなベーゼンドルファーでモーツァルトを聴くと心が和みますね。

 Mozart, Sonata for piano and violin KV 454 - Ojstrach, Badura-Skoda 1/2   

みんなのピアノ選び

お薦めブランド

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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