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100年前のチェコ製ピアノの再生のお話  島根県松江

チェコ製ピアノ ノヴィー再生実行委員会ブログより

再生された100年前のチェコ製ピアノ
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このピアノは島根県松江市にある歴史的な建造物「旧田野医院」を松江市の重要文化財に指定するために調査した際に、見つかったのがこのピアノですが、重要文化財にあったピアノなので、さぞ価値あるピアノでないかということから、再生されることになったようです。

そこで弊社がチェコのペトロフピアノの輸入業者という関係で、昨年、松江市の地元の新聞社や再生委員会の方から、弊社にこのチェコ製の古いピアノについて調べて欲しいという相談がありました。

そこでチェコのペトロフ社に聞いたところ、このピアノメーカーKoch&Korselt社は先の大戦中にPETROF社に合併吸収されたこと、1902年に製造されたであろうことなどが判明しました。

そんな経過があり、このピアノをテーマーに作曲を依頼された地元出身で、現在は東京在住の作曲家の方から、このピアノ本来の音色を知るためにペトロフの音色を聴いてみたいというご相談があり、都内白金台のペトロフ専門店のピアノプレップをご紹介して、ピアノの音色を聴いてもらったりしました。

再生前のピアノ
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黒の塗装を剥がされた状態ですが、一目で良質の木材を使われているのがわかります。
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せっかく良い木材を使っているので、大概はこのような木目に仕上げられます。
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再生されたこのピアノは、現在、国宝松江城のある公園の敷地内にある興雲閣の大広間に設置され、コンサート等に利用されています。

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ピアノ開きに出席されたチェコ大使館の方
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情報は下記の再生実行委員会のブログから流用させていただきました。詳しい情報は下記をご覧下さい。
「チェコ製ピアノ ノヴィー再生実行委員会」

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


最近、ピアノ教室(先生)選びで個人的に思うこと

田中先生のファツィオリ試弾記念写真(ピアノフォルティにて)
中央がNHKもう一つのショパンコンクールで一躍有名になった調律師の越智氏(私の師匠)右側がハンガリー出身のフェケテ氏です。

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本題ですが、職業柄、たくさんのピアノの先生とお付き合いがありますが、弊社のピアノ教室に、私の現在の価値観から見て凄い(素晴らしい)先生がいます。

どのように凄いのか?ということですが、初めてお会いした時の自己紹介で云われたのが「私は今まで嫌いな人に会ったことがない!」という言葉です。

その時の私の印象は「ウッソー、またまた、そんなことあるわけネージャン、さすがにハッタリもここまで行かなければインパクトないものね、よく云うわ」という位の受け止め方でした。
 
それからもう十年近く経ち、何度かお茶をご一緒したことがあるのですが、会話のなかで、相手(私)の長所?を的確に指摘して、それを上手く口に出して表現して、それに感謝の言葉を添えてくれます。そして決して欠点は口にしません。

結果として、別れた後、何とも幸せな気持ちになりますので、未だに100%は信じられない気持もあるのですが、今では前述の言葉はまんざら嘘ではなかったと思っています。

弊社3Fの発表会風景
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別にピアノの先生に限りませんが、彼女を見ていると、指導者としては弟子の欠点を是正することも大切かも知れませんが、それ以上に、生徒の長所を伸ばすということが最も大切なことのように思います。

かつて「僕って、褒められて伸びるタイプなんです!」と云った芸能人がいましたが、大概の人はそうだろうと思います、なので、たぶん、彼女のご主人は相当伸びるのだろうと思うと羨ましい限りです。

そんな彼女なので、目下、彼女のピアノ教室の空時間はゼロ、なにせ途中止めの生徒さんがほとんど皆無で、転勤等の事情がない限り空ができず、いつも生徒さんが一杯です。

そんな先生に、ぜひピアノを習ってみたいと云う方がおられましたらあらかじめご予約下さい、空き時間ができましたらご案内します。

浜松ピアノ店ピアノ教室

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノのメリット・デメリット №2

中古ピアノ vs 新品ピアノ

限られた予算内でピアノを選びを考えた場合、国産のヤマハかカワイなら過去の販売実績が豊富で、今ならまだ中古市場に在庫がある中古品の選択肢がありますが、そろそろ消耗部品の交換が必要なピアノが多いので、調整具合を含めて、かなりの目利きでないとピアノ選びが難しいところがあります。


代表的な消耗品、ハンマーの新旧比較、先がへこんでいるのが古いハンマーです。

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古くなるとピン板の穴が緩くなり、ピンを一回り太いもの替える必要が出てきます。
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古くなると低音域の巻き線もボン線、ジン線と呼ばれる鳴りが悪いものや雑音が出るものあります。

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弊社がいつもお願いしている、中学生の時から巻いているという浜松の巻き線(低音弦)職人の冨田さんですが、彼のノートにはあらゆるピアノの張り替え用の巻き線のデーターがびっしり書き込まれています。

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中古ピアノは古いからダメなのではなく、消耗部品を新品に交換して丁寧に調整してやれば、今の新品以上に魅力的に仕上がりますが、違いわかるピアノの愛好家でないと評価や判断基準が難しく、古いのに新品に近い価格になるので、一般的には販売が難しくなります。


その点、新品の場合は大きさは勿論、好みの木目やデザインを自由に選べるメリットがあり、何よりも消耗部品が新しいので安心で、最初から個々のピアノが持つ本来の音色や鳴りを楽しめるのも魅力です。

そのような背景から最近はヤマハ・カワイから中古ピアノ対策(メーカーは新品を売りたい)として、40万円ほどからのインドネシア製等の安価な新品ピアノが販売されていますが、性能もそれなりのように思います。

しかしそれらとは別に2003年位から多くの老舗のヨーロッパメーカーが中国で委託生産するようなりましたので、これを日本で丁寧に調整(整調・調律・整音)すればという条件付きですが、比較的安価(本国生産の三分の一位)で、なかには想像以上に魅力的なピアノに仕上がるピアノもあります。

オーストリアの老舗ブランド ウェンドル&ラング
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ドイツの老舗ブランド フォイリッヒ。
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⑦知っておきたい生産国表示の業界ルール

お薦めブランド ウェンドル&ラング

お薦めブランド フォイリッヒ

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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