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月曜日が楽しみです

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今日は香川トヨペットで事前メンテナンスでした。

来週月曜日にイタリアで圧倒的な人気ピア二スト、ジョヴァンニ・アレヴィさんが
ジャパンツアー2016の合間にここ香川トヨペット香西店で
ミニコンサート&歓迎レセプションパーティが開催されます。

 

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ピアノは最高級メーカーのFAZIOLI(ファツィオリ)F212です。
しかも全国に1台しかない貴重なピアノです。価格は家が1軒建ちます(笑)

 

 

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ショールームの一角にあるため空調管理が難しく、
毎回アクションメカニックや弦に多少の変化はあるものの、
きちんと調整してあげれば本来のポテンシャルが発揮されます。
ファツィオリのポテンシャルは桁外れに凄いですが・・・

 

 

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月曜日が楽しみです♪

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


間違いさがし

 

下の2枚の写真、間違いが10箇所あります。よく見て探してください。

 

 

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分かりましたか?

正解は・・・

 

 

 

 

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10箇所全て探せた方、素晴らしいです!


答えが分かった瞬間のこの「スッキリ感」最高ですよね(笑)

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ペダルの雑音~アップライトピアノ編①~

 

「ペダルを踏むと何か変な音がする・・・」

このような声をよく耳にします。

今回もヤマハアップライトピアノからほんの僅かですが
「チッ」という雑音が出ていたので直しました。

 

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こちらはペダルの内部です。
今回は右のダンパーペダル(弦の振動を止める役割)から雑音が発生。

 

 

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雑音の原因は、金属と金属が擦れる際に
部品のサビや汚れによって雑音が発生していました。

 


 

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まずは各パーツを外してバラバラにします。そして掃除です。

 

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べちょべちょになってる部品をキレイに磨きます。

 

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新たにテフロン入りグリスを少しつけて、外した各パーツを取付けたら完成です。

 

 

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今回はほんの一例ですが、他にもペダルの雑音が出る原因はたくさんあります。
しかしほとんどの原因は部品と部品が擦れる際に出る音なので、
各部品をキレイに掃除したり、摩耗したゴムやクロス系の部品を交換すれば大抵は直ります。

またペダルを踏んだ際にキシむような音があれば、底板の緩んだネジを増し締めしたり、
下前パネルのダボの接触面の掃除やクロスの貼り替えをすれば直ります。

なんだか難しい話になりましたが、ようするに部品をキレイにしてあげるといいわけですね。


というわけで今回は時間があったのでペダルも磨いてみました。

 

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サビサビですね・・・

これは私のやり方ですが、まずはスチールウールで頑固なサビを落とします。
次にスチールウールでついたキズを中目のコンパウンド(研磨剤)でとり、
最後に超極細のコンパウンド(研磨剤)で磨きあげます。

 

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仕上がりはこんな感じです。鏡のように顔が写りますよ。
ペダルを外して機械で磨けばもっとキレイに出来ますが、
そのためにはピアノを倒さないと難しいので、現場でやる際は手磨きです。

もちろんペダルの表面を磨いても音には関係ありませんが・・・

 

要は気持ちの問題です。

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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