ピアノの性能を最大限引き出すために

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特に急ぐ場合はヨーロッパからピアノを空輸します

ヨーロッパからの輸入ピアノは普段は船便で輸入しますが、急ぎの場合は航空便で送ってもらうことがあります。これはペトロフP210 Storm(奥行き210㎝、重量410㎏)をチェコのプラハ空港から航空便で関西空港に送ってもらった時のものです。

プラハ観光で有名なカレル橋からプラハ城を望むショットです。

プラハ空港からアメリカに寄り道して約1週間で関西空港に到着
普段はやらないことなので、特別に厳重な梱包で到着しました。

箱の中は真空梱包でこんな感じです。

普段はダンボールで梱包されコンテナの船便で約1ヶ月半位で静岡の清水港に入ってきて、浜松の流通倉庫で受け取りします。


このサイズのコンテナですとアップライトだけなら15台ほど入りますので、ヨーロッパからの運送費でもアップライト1台1万円ほどです。

これが重さ410㎏、奥行き210㎝のグランドピアノ1台の航空便の運送費がおよそ30万円程(最近は値上げされている)になりますが、この場合は出荷の際の梱包が大変です。

倉庫内で組み立ててみました。


このピアノは現在、浜松ピアノの3Fに設置されているピアノですが、410㎏のピアノが飛行機でヨーロッパから運んで来られたと思うと自然に愛しさが湧きます。




 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノはカスタマイズできる楽器です

最近はカスタマイゼーション(customization)という言葉がよく出てきますが、ピアノという楽器は、もともとカスタマイズ(イージーオーダー、お客様の希望に合わせる)されるべき楽器です。

自然素材を多用するピアノとい楽器は、全く同じ機種でも最初から微妙に音色や響きが異なりますが、これを整調と整音することで大きく持ち味が変り演奏者の好みのタッチや音色や響きにカスタマイズできるのがピアノとい楽器です。




弊社のメンテナンス風景(定期調律)先ずは鍵盤を外して掃除から
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アクションをつけて本体に入れ、棚板調整です、鍵盤からのパワーをロスなく弦まで伝えるために、鍵盤フレームと本体の棚板を隙間なく密着させる作業です。
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 棚板と鍵盤フレームに隙間があるとパワーロスになるので密着するように調整します。
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定期のメンテナンス(定期調律)でも、調律の前にやるべき作業がたくさんありますが、多くの場合は調律だけで終了していますので、大多数のピアノが弾き難く音色の劣るピアノになり、ピアノ本来の性能を発揮していません。

ピアノの選び方とその問題点



 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの定期メンテナンスのあり方

ピアノの定期メンテナンスは、整調・調律・整音の3点セットです。
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弦楽器はチューニング(調律)が必要なことはみなさんご存知だと思います。
ピアノも弦楽器ですが、それだけではなく、鍵盤を押すとアクションが動きハンマーで弦を叩く、いわば打楽器でもあります。...

この打楽器であるアクションメカニックを一つずつ精密に調整することを整調(せいちょう)といいます。

そして弦を叩くハンマーフェルトの弾力、つまり音色の硬さを隣同士88鍵揃えていく調整を整音(せいおん)といいます。

実はこの整調と整音こそがピアノの本来のポテンシャル(性能)を引き出してくれるのです。
 









例えばコンサートホールは年に1度丸2日間かけてメンテナンス(保守点検)を行ないます。1時間調律をして残りの15時間は整調と整音にあてます。それだけ整調と整音はピアノにとって重要なのです。

それでも一般家庭のピアノはなかなか丸2日間はかけれないと思いますので、少なくとも半日以上かけて整調・調律・整音の3点セットを行なっていくと、どのようなピアノでも見違えること性能アップしてきますので、くれぐれも調律だけの手抜き(格安)メンテナンスにはお気をつけください。


 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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