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ピアノの寿命についてのお話 ①

良く見られているページにピアノの寿命があります。
 
100年以上前の古いピアノでもお金さえかければ使えるようになるので、昔を懐かしむという意味で敢えて100年以上の前のピアノをオーバーホールしてお使いになるピアノ愛好家の方もおられますが、ここでは合理的という意味での寿命を考えてみます。

京都芸術センターにある1918年製のペトロフピアノ

1926年製のスタインウェイ(右)と1877年製グロトリアン・スタインヴェック(岡山市)

  
実用面から見たピアノの寿命は?

ピアノという楽器は弦楽器と違い、鍵盤を叩いて(通じて)音を出す複雑なメカニズムを持ちそれを適正に維持管理するのが大変ということ、また修理工場に持ち組むにしても運送業者に依頼するので運送費だけでも大変です。

ギターの弦交換は素人でも数十分で交換できますが、ピアノの弦交換は特に低音部の巻き線は1台1台オーダーですし、交換も調律師に依頼しなければなりません。

弦交換をするなら、その機会にチューニングピンやピンブロック、フェルトやクロス類、ハンマーも同時に交換するのが、いずれも近い将来必要な作業ですので効率的です。
  
車のタイヤ交換は機械で行うので早くて安価ですが、ピアノの場合は、全ての行程を手作業で行い、交換だけでなく、それらを適正に再調整する必要がありますので、完成度は技術者の技量に大きく左右されますが、これを事前に(依頼する前に)見分けるのはなかなか困難です。

その上、手慣れた技術者でも一連の作業には1ヶ月近くの手間がかかりますので、最低でも50万以上の費用が発生しますので、特に安価な中古ピアノの場合は経済的な合理性がなくなります。

ただ部品代そのものは高級品でも十万円少々ですので、コストの大半は作業工賃になります。

弊社店頭で弦を交換中の1987年製(31年前)のヤマハG2
このピアノは弦だけでなくピン、ピンブロック、フェルト、クロスも交換します。


中古ピアノを消耗品を交換せずに販売することも可能ですが、良く弾かれた中古ピアノの場合は、販売価が高くなり売り難くなりますが、店にある機会に消耗品を思い切って交換するとあと後、新品同様に快適に安心して使うことができます。

ピアノの寿命
 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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