[ ]マンションにお住いの方にピアノの簡易防音のご提案
ピアノの防音というと代表的なものに消音ユニットや防音室(アビテックス等)がありますが、いずれもタッチや音色、響き等の快適性や表現力とコスト面で問題があります。
マンションの場合も部屋全体を防音仕様に改装するのが理想的ですが、集合住宅の場合は建築基準法の制約があり大幅な改造が出来ず、また改造のコストも大きいので躊躇します。そこで提案したいのが必要に応じた段階的な簡易(部分)防音です。
防音が必要な優先順位 防音の最優先は床になります
最近のマンションの防音対策は最初からしっかりしているようで、上下左右のお宅の生活音(テレビや話声)は聞こえて来ないようですが、防音で一番問題(クレーム)になるのが階下への音(個体振動音)です。
防音というとテレビや話声(空気伝播音)をイメージしますが、特に問題になるのは階下への個体振動音で、この個体振動音というのは、頑丈なコンクリートの壁でも金槌で叩くと、叩いた方はさほどではないのですが、お隣のお宅には何をしているのか?というほど大きな音で伝わります。
同じ理屈で床面も、お子様が椅子から床に飛び降りると頑丈な床でも階下に大きく伝わり、おまけに階下の天井板は薄く軽くする必要があるので、ちょうど天井板がスピーカーのように振動して階下に大きな音で伝わります。
これがピアノ場合はピアノの音そのものより、鍵盤を叩く振動やペダルを踏む音が個体振動音として階下に伝わりクレームになるようです。
階下へピアノの空気伝播音と個体振動音を遮断するピアノ架台 弊社2Fに展示中です
ピアノ架台の裏側 四角に見えるのがゴムで、このゴムで床から支えます
このピアノ架台の遮音の仕組みは、300㎏クラスの重いピアノを床から持ち上げ床から水平にゴムで浮かす構造なので頑丈にするため重量も60㎏~ほどありますが、床とピアノ架台の間に空気層をつくることで階下への音と振動を遮断する仕組みです。原理的には窓を二重サッシにすると同じ理屈です。
お値段はアップライトピアノ、グランドピアノともお値段は21万円と高価ではありますが、床を防音工事したのとほぼ同じ効果がありますので、それを考えると安価とも云えます。
ピアノの防音対策
「ピアノ架台」カタログ ダウンロード
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