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調律が狂いやすい条件

「調律がもう狂ってきた」このような声をよく聞きます。なぜうちのピアノは調律が早期に狂うのか、どうしたら狂いにくくなるのか。

実は調律には狂いやすい条件が大きくわけて4つあります。

①よく弾く

毎日よく弾く、つまりハンマーで弦を叩く回数が多いまたは強打されると、弦が振動されて伸び、少しずつ狂ってきます。

②弦が新しい

弦楽器されている方は分かると思いますが、新しく弦を張るとチューニング(調律)してもすぐに音が下がってきます。
新しい弦はある一定のところまで伸びるのでその間はどんどん音が下がり、頻繁に引っ張ってチューニング(調律)が必要です。これはピアノも同じで、新しい弦つまり新品のピアノは弦が一定のところまで伸び、安定するまでに早くても2〜3年はかかるためその間はどんどん音が下がって(狂って)きます。

③空調管理が行なわれていない
これは温度と湿度です。
例えば冷暖房の風を直にピアノにあてると弦やフレームが伸縮しすぐに狂ってきます。

次に、調律する際の温度から±3度以上の変化があると同じく弦やフレームにも影響するので弾かなくても狂ってきます。調律時の温度に戻すとピタッと合ってきます。

最後に湿度変化です。多湿も過乾燥もピアノには良くないですが、どちらかといえば過乾燥が調律には影響します。50%前後だと大丈夫ですが、30%台の過乾燥は木材が痩せネジが緩むのです。よって調律ではチューニングピンが打ち込まれているピン板が痩せチューニングピンが緩み、結果音が大きく下がってきます。

④古くなるとチューニングピンが緩くなる

古いピアノもピン板が経年変化で痩せてくるので同じ結果になります。
その場合は、チューニングピンを一回り太いピンに交換する必要があります



うちのピアノは調律が狂いやすいなと感じたら、これらの条件に当てはまってないか確認してみてくださいね。


※余談ですが、最近は床暖房している家が増えてきました。意外と知らない床暖房は過乾燥の原因の一つで、ピアノの下に断熱パネル等の処置を行わないと上記のような結果になるだけでなく、本体やアクションに多く使用されているネジも全て緩んできますので注意が必要です。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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ご自宅は京都でアップライトピアノをお持ちですが、定年後に過ごす長野のログハウスに似合うように木目のグランドピアノをということで弊社にご試弾にご来店いただき、マホガニーのディアパソンをご注文いただきました。

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植田 信五


ピアノはセミオーダーの楽器です

構造がシンプルな弦楽器や打楽器と違い、ピアノは自然素材を多用して鍵盤から複雑なメカニズムのアクションを通じて打弦する独特の構造を持ちます。

個々のピアノが持つ個性もあり、音色やタッチ、響き等、人により好みが異なりますが、ピアノが持つ複雑なメカニズム故に、それを精密調整して独自の味付けで、そのタッチや音色、響き、印象も大きく変わり、自分好みのピアノに仕上げることが出来ます。

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ピアノは複雑なメカニズム故に調整や整音で印象が大きく変わります


















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