ピアノの性能を最大限引き出すために

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集中していると意識が拡大していきます。

人は興味があるものや気になるものに意識が行きますが、それを続けていると徐々に意識が拡大してきて、以前は見えなかったものや聞こえなかったもの(気がつかなかったもの)を敏感に感じてくるようです。

チェコ・プラハのカレル橋にて




ピアノ愛好家の方はご自身の弾くピアノの音色や響きを良く聴かれているので(意識が集中)逆にピアノから出る雑音や音色の不揃い等も気になってきます。

よくある例としては、お気に入りのピアノを購入しても、ご自宅の静かな環境で心穏やかにピアノを弾いていると、今まで気がつかなった雑音や音色や響き、タッチ、その他、様々な気になるところが出てきます。

ピアノは部屋の音響等の違いもあり、試弾の時のイメージと違ってきますので、弊社では納入調整やその後のメンテナンスで、雑音も含めよりお好みのタッチや音色に仕上げていきますので、ピアノは既製品ではありますが、その意味でイージーオーダーの楽器だと考えています。
 
既に長年お使いのピアノの場合は、気になるところが出てきたら、一度、時間をかけて丁寧な整調と整音をしてもらえば、ずいぶん気持ちが良いピアノになると思います。

ピアノの調律とメンテナンス



 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


浜松ピアノ店の中古ピアノが商品になるまでVol.1~Vol.5

中古ピアノも手間(コスト)はかかりますが丁寧に調整すると中古ピアノと云えども、魅力的な性能を発揮するピアノに生まれ変ることがご理解いただけます。

調整を理解せずピアノの性能は語れない


弊社の中古ピアノが商品になるまでの作業工程をvol.1 vol.2 vol.3  vol.4  Vol.5  に分けてで詳しく案内しています


弊社の中古ピアノが商品になるまで vol.1

中古のヤマハYUXが入荷しました。

ピアノの状態によっては弦やチューニングピン・ハンマー・ダンパー等の消耗部品の交換修理をまず行ないますが、今回のヤマハYUXは消耗している部品はあまりなく(あまり弾かれていなかったようです)経年変化の汚れやサビが目立っていたので、大掛かりではない部品交換修理とサビ取りをまず行ないました。





中の状態をチェック。




ハンマーフェルトについた弦の溝。
中心に当たってなくずれたまま跡がついているので綺麗に整形し直します。

ハンマーを整形して新品の時の形状にしました。

連打する上でかかせないフレンジコード(白いヒモ)も新品に交換。環境にもよりますが
10年以上はもちます


打弦したハンマーを元の位置に戻す役割のブライドルテープ(赤いチップのついた紐)も
黄ばんでいたので新品に交換しました。




金属のスプリングがハマっている緑色の溝も雑音予防で掃除をしました。


アクションの裏側にある金属のスプーン(ダンパースプーン)と棒状(ダンパーロッド)のもの
が錆びていたので磨きました。磨く理由は部品が汚れやサビでザラついていたりすると部品同士が擦れ合って雑音が出るからです。


弦が巻きついているチューニングピン、約230本あります。
これも指で1本ずつ磨きます。





vol.1 vol.2 vol.3  vol.4  Vol.5 


中古ピアノが商品になるまでVOL.2に続く

 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノは弾いてみないと性能はわからない!

先日、弊社のフェースブックに頂いたコメントです

「思い切って憧れのファツィオリピアノ試弾させてもらいました。買えるめどがたっていないのに試弾させていただくので、ほんの10数分でしたがとても素敵なピアノでした。メロディラインがくっきりと出て、「私こんなに弾けたのかしら?」 宝くじでも買ってみようかなあ………」

ファツィオリ・ジャパンのショールーム(コメントとは無関係です)



ファツィオリ・ジャパンの調律師、越智晃氏曰く「ファツィオリの説明は不要、弾いて頂いたら違いがわかります」と仰っていましたが私もまったく同感です。

一番、性能の違いが出るのが中古ピアノです。

中古ピアノは内外装の美醜は誰でもわかりますが、今までの設置環境やメンテナンス(主に調整ですが)演奏頻度等でメカニズム的に様々な癖がついています。

メカニズムの様々な癖を一度、リセットしてから丁寧に調整するには最低でも1週間以上の作業時間が必要になりますが、非常に手間(コスト)がかかるので絶対額の安い中古ピアノは大概は調整が省かれているので、新品以上に時間をかけた丁寧な試弾が必要です。

弊社の中古ピアノの手間のかけ方Vol.1



 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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