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ピアノメーカーに聞かせたいトヨタ自動車名誉会長の話

トヨタの会長の話を浜松のピアノメーカーさんにも聞かせたいと思いました。

日刊工業新聞より引用

「現地現物の感性は絶対に鈍らせてはいけない」
豊田名誉会長は「ものづくり、ひとづくり」と題した講演でこう強調した。

 「現場感覚のないモノづくりでは継続的な“カイゼン”にも革新にもつながっていかない」と長年の経験を基にした信念を披露。ITの発達などで技術者がオフィスで議論し、パソコンで作業が完了する時代になったことにふれつつ「現場に行き、現場の声を聞き、現場に立って考えよう」と主張した。

今のピアノ業界は一部のメーカーを除いて、特に有名なピアノメーカーほど、現場の問題点に聞く耳をもたないので問題点がたくさんあります。

詳しくは下記の資料をご参照ください



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


出荷調整、納入調整の意味

◎出荷調整
 納品前にピアノをメーカーまたは販売店で整調・調律・整音の一通りの作業を行うことでプレップアップとも呼ばれます。

●メリット 
全てのメカニズムの動的精度を高めることで、いかなるピアノであれ(メーカー、新品、中古を問わず)タッチと音色、響きが30%以上は向上するので、弾いて気持ちが良いピアノに仕上がりますが、高級ピアノほどその違いが明確に出ます。

●デメリット
メーカーから倉庫に梱包されて入荷したピアノを移動、開梱・組み立てして、作業時間を3日間をかけ、再び再梱包するので販売店のコスト負担が大きくなる。

弊社では?
現実には日常業務もあり連続して3日の作業時間をかけるは難しいので、店頭で調律師の空き時間を利用して出荷調整(写真は鍵盤調整シーン)を行うので出荷調整には1週間ほどかかります。

全ての鍵盤の高さと深さを一律にし鍵盤がスムースに動くように鍵盤調整を行いますが、この鍵盤調整だけで1日近い作業時間が必要です。




ちなみにメーカーでは1千万円クラスの高額ピアノしか本来の出荷調整(3日間)は行わず、ヤマハのCクラスで2時間半、プレミアムクラスでも8時間、ディアパソンで8時間に制限されておりあきらかに調整不足です。(筆者調べ)

出荷調整(プレップアップ)の効果は、輸入ピアノや高級ピアノほど効果が顕著に出るのが特徴です。
 
◎納入調整
出荷調整が完了して納品したピアノを、演奏者の好みのタッチに合わせた整調を施した後、調律してから、さらに部屋の音響を考慮しながら、演奏者の好みの音色の粒に揃えるように整音をするので、演奏者にジャストフィットしたピアノに仕上がるのでピアノはイージーオーダーの楽器と云えます。

 約半日の作業時間が必要   (香川県高松のユーザー様)
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弊社の半日かける定期メンテナンス風景(高知市、お客様宅にて)
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最初に丁寧な出荷調整を行っており、引き続き定期メンナンスでも簡単な整調・調律・整音をセットで行なうので快適なタッチ、音色、響きを維持できます。


通常の定期調律は?

多くのメンテナンスは調律だけなので作業時間は1時間少々で、調律師の1日の訪問件数は3軒が基本ですが、出荷調整も省かれ調律だけなので納入時から弾き難くいが、経年劣化で、ますます音もタッチも劣化してくる。

ピアノの調律とメンテナンス




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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ部屋の加湿について

寒く乾燥の季節になりましたが、今年は特にコロナの影響で加湿器を求められる方が多く人気商品は品不足になっているようです。

弊社のような3階建てのショールーム(1フロアー33坪)の場合は、家庭用で追いつかず業務用として容量の大きいスチーム式の加湿器を使っています。

これを1Fでフル稼働させると、1Fで加湿された暖かい空気が階段を通じて3Fまで行き2F、3Fもピアノの展示があるので逆に3Fでは除湿機が稼働していますので、全てを均等に加湿というのはなかなか難しいものだと感じています。



家庭のピアノ部屋はドアで仕切られて8畳とか12畳なので、穏やかな気化式が良いようです。

ファツィオリ・ジャパンでは高級ピアノのファツィオリ購入者の方に、ピアノ部屋の湿度を最適に保ってもらうために付属品として加湿器と除湿機をサービスしているそうです。

ファツィオリジャパンが付属品として採用しているダイニチの加湿器





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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