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黄ばんでくる木口(こぐち)の対策

前回、「古くなった鍵盤を新品のようにピカピカにする方法」をご紹介しましたがその中でも、鍵盤の手前側面部分(木口)だけが変色しているのはなぜか?という質問をよくされます。

今回この変色する木口(こぐち)について解説しています。
果たしてここも研磨できれいになるのか・・・詳しくは動画をご覧ください。
 
 
 
『黄ばんだ鍵盤(木口)は白く戻るのか』
 
 
 
 
 
 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


古いピアノは楽器としての性能が良いか?

古い弦楽器(ストラディバリウスが有名)が高く評価されていますが、それは木の寿命が長く年数を経過すると固くて強固になるので楽器の鳴りが良くなるからです。

しかし木は年数経過で固く強固になると同時に縮小やひび割れ等も起こしますが、弦楽器は構造が簡単なので、そのまま木の割れを埋め木できるのでその意味で簡単?に修理できます。

しかしピアノで重要な響板は面積が広く、ひとたび響板にひび割れができると雑音が止まらなくなりますが響板を修理するには弦とフレームを外してからでしか修理(埋め木)ができないので簡単にはいかず100万円の修理代になるので、その時点で大概のピアノは廃棄処分になります。

響板が割れたピアノ



ピアノの調律とメンテナンス


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


さらなる中古ピアノの問題点

中古ピアノは調整以外にも問題点があります。たとえ設置環境が良く演奏頻度が低いピアノでも、一般に30年から40年もすると消耗部品がかなり経年劣化しています。


仮にその消耗部品を新品に交換して丁寧な調整をすると性能は新品よりむしろ良くなりますが手間(コスト)がかかるので新品の価格かそれに以上になります。

1960年代のヤマハの外装の再塗装



消耗品の弦、ピン、フェルト類を新品に交換して、現在、最終の調整中です



中古ピアノを購入後、本来の性能を維持しながら長く快適に弾き続けたい場合は、そのあたりが中古ピアノの問題点になります。

中古品はいろいろリスクが多いので、購入時には信頼できる店で新品以上に丁寧な試弾をして十分に性能の確認をする必要があります。


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