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今、弊社では安価なコンパクトグランドが人気です

いつかはグランドという方も多いと思いますが、コンパクトグランドならスペースも取らず、高級アップライト並みのご予算で手軽にグランドピアノの演奏を楽しめます。

大きさ的には奥行と横幅がほぼ150㎝なのでイメージ的には正方形ですが、弊社で丁寧に調整した展示ピアノを一度ご試弾頂くと、これで十分と思わせるほど魅力的です。

国産グランドが115万円なので、あまりの安さに当初は不安でしたが、弊社で丁寧に調整と整音をしたところ、なかなかの名器、つまり弾いて気持ちが良いピアノに仕上がりました。

カワイGL-10 奥行153㎝ 間口150㎝  ¥1.150.000-(税抜)

オーストリアの老舗ブランド ウェンドル&ラング

奥行151㎝ 写真はウォルナット猫脚で¥1.440.000-税別) 黒¥1.220.000-(税別)

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古車と中古ピアノの違いは?

中古車は少々古くても消耗部品のバッテリーとタイヤさえ交換すれば長く乗れますが、ピアノはそれ以上で消耗部品さえ交換すれば半永久的に弾き続けることができます。

しかし車は車検でも修理工場まで持ち込み可能ですが、ピアノを預かるには運送費がかかりますし、部品代はさほどでもないのですが、全て手作業なのでそれなりの技術者が時間をかける必要があるので工賃が高くなることです。



なかでも手間がかかるのが弦の張り替えとハンマーの交換ですが、この場合はピアノを一度修理工場にお預かりする必要があります。

ハンマーの新旧の比較 ハンマーの消耗は見ればわかります


見た目では判断できないのがチューニングピンの緩みです。

ピアノも40~50年も経過すると木が痩せてチューニングピンが緩んでくる(調律不能になる)のですが、この場合はピンを一回り太いピンと交換する必要があり、同じ手間なので同時に弦も全て張り替えことになりますが、数十万の費用が必要になります。

弊社でピンと弦を張り替え中の1980年製のヤマハグランド

弊社でピンと弦を張り替えている1960年代のヤマハUP


ハンマーの減り具合は見ればわかりますが、チューニングピンの緩み具合は、調律の保持時間を確認しないとわからないので見た目では判断できません。

ですから安いという理由だけで中古ピアノを選ぶと、後で思わぬ大金が必要になる可能性があります。

ただし、消耗品を全て交換し丁寧に調整と整音を施すと大金は必要ですが、同クラスの新品より性能的には魅力的になります。

理由は古い弦楽器が高く評価されるのと同じで、木は年数を経過すれば固くて強固になるという理由からです。

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植田 信五


アコースティックピアノは値段が年々上がります

働き方改革で労働時間の短縮が叫ばれ生産性の向上が必要とされています。

しかしながらアコースティックピアノの生産や管理(メンテナンス)は、大手量産メーカーと云えども今以上の合理化(生産性の向上)は難しいように思います。

現状は中国のように国内の市場規模が大きく人件費の安い国で、合理化された最新の工作機械を導入してピアノ本体や部材の生産、或いは委託生産をしていますが、これ以上安価にアコースティックピアノを生産するのは難しいようです。

たとえば先日、中国で委託生産されている木目グランドの問い合わせをしたところ、中国はPM2.5も大気汚染で、その対策の設備投資をしないと木目のピアノの生産が出来ず、生産がストップしていますという話が出ました。

世の中デジタル技術全盛の時代ですが、アナログ技術の塊のピアノは、たぶん、これ以上の生産性の向上は難しいので、年々値段が上がる宿命のようです。

しかも木を主体にフェルト類も使われているので、調律師の手で伸縮や歪みの修正が必要ですので手間(コスト)がかかります。





さらに時代遅れに見えるアナログ技術ですが、コピーペーストですぐに真似ができるデジタル技術に比べ、アナログ技術は奥が深くて生産性も悪く、また優秀な技術者を育てるには相当な熱意と年月が必要です。

高度なアナログ技術の最たるものがピアノの出荷調整やメンテナンスです。


ピアノはいくら高精度な機械で加工・組み立てしても、最後は調律師の手で一つひとつ伸縮や歪みを丁寧に擦りわせ調整しないと本来の性能は発揮しません。






ピアノの性能は丁寧な出荷調整で決まります

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植田 信五


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