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真の高級ピアノとはどんなピアノのことか? №2

№1でシゲル・カワイがメーカーによる丁寧な出荷調整で性能をアップして、高評価を得ているというお話をさせていただきました。

その上でスタインウェイ等の1千万円クラス高級ピアノは、鍵盤の鉛調整を一鍵一腱行って鍵盤の重さを均一にしています。 その他のピアノは一鍵一鍵、鍵盤の鉛調整を行うことはせず、一律に機械的に鍵盤に鉛を埋め込んでいきますので、厳密にいえば重い鍵盤と軽い鍵盤が出てきて弾き難くなります。

鍵盤に埋め込まれた鉛

普通は鍵盤の鉛が線を引いて一律に埋め込まれています(写真はヤマハの鍵盤の裏側)

1千万円クラスの高級ピアノは、丁寧な調整をした後で、1鍵、1鍵、分銅で重さを測り、鍵盤の重さを均等にするために埋め込む鉛大きさと位置を設定します。

弊社の鉛調整作業を動画でご紹介しています

たとえ普通のピアノでも最高級ピアノのように丁寧な調整を行った上で、一鍵、一鍵、鍵盤の鉛調整まで行えば、安価なピアノでもそれなりの高級ピアノになります。

ディアパソンD-164Rが高級ピアノになりました!

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの性能は意識レベルの違いで決まる

掃除に例えると、私は掃除機をかけたら掃除完了で満足していますが、うちの奥さんからみるとそれは掃除した内に入らず、お風呂場から押入れの中の整理整頓、机の上の拭き掃除、やることは無限にあり、それらの掃除を済まさないと気がすまないようです。

ピアノもこれと良く似ていて、故障がなくて音が出れば良いという人もいれば、音色やタッチ、響き具合まで自分の好みでないと気になってしょうがないという方もおられます。

掃除と違い、ピアノは内部の複雑なメカニズムがリンクして機能しているので、一つの不具合が全体に悪影響を与えます。





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


優秀な調律師でも短時間での性能アップは無理です

最近のお問い合わせで多いのは、お宅で買ったピアノではないけれどタッチも音色も気に入らない、御社でメンテナンスをするか、それが無理なら優秀な調律師を紹介することは可能ですか?という問い合わせです。

ここでご理解頂きたいことは30分で作る中華の名人と違い、ピアノという楽器はいくら優秀な調律師でも短時間で体感できるほど性能の改善は難しいということです。

なぜなら調律の所要時間は1時間少々ですが、いくら優秀な調律師でも調整は基本(土台)である鍵盤調整から始めるしかないからです。

性能(音色やタッチ)の違いを明確に体感できる程の改善は、最低でも1日の作業時間が必要です。とりあえず緊急の不満点(問題点)を解消してから、さらなる性能向上を目指すなら取り合えず1日の作業時間が必要です。

続きは次回のメンテナンスの時に行い、これを何年かかけて何度も行えばピアノの総合的な性能がアップしてきます。







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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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