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ピアノは基本的にイージーオーダーの楽器です!

ピアノは整調・調律・整音次第でタッチも音色もずいぶん変わる楽器です。

同じピアノでもメカニズム部分の丁寧な調整(伸縮や歪みの修正と擦り合せ等)でタッチや響きも良くなりますが、ハンマーの堅さ(整音)で音色や響きも変わってきます。

たとえば弦を叩くハンマーを固くすればきらびやかな音色になりますし、逆に針を刺してハンマーにクッションを作ってやるとしっりとりとした音色になりますので、最終的な整音(好みの音色に音色の粒を揃える)で音色や響き具合まで変ってきます。



鍵盤も浅くしたり深くしたり重くしたり軽くしたり人の好みは様々ですので、そのような演奏者の好みに的確に対応してくれる調律師の存在が不可欠な楽器です。

また人は直接音より間接音(床や壁から反響音)の方を多く聴いているので、置き場所の音響でもかなり印象が変わってきますので、それも考慮した上での調整や整音が必要です。



言葉でご説明すると以上ですが、現実にはこれらに的確に対処できるメーカーも販売店も極めて少数ではないでしょうか。

フランツ・モア氏 元ニューヨークスタインウェイのチーフチューナーと筆者
調律の神様といわれホロビッツ、ルービンシュタイン、グレングールド等の調律を手がける



スタインウェイをホロヴィッツの希望に合わせた音色やタッチに仕上げるのに相当苦労されたと著書で述懐しています


ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノという楽器の特異性と問題点

ピアノは鍵盤からリモートコントロールで演奏するいう特異性を持っていますが、当たり前過ぎて忘れられています。

そのメカズムは、木とフェルトといった自然素材と金属が絶妙にリンクして機能する仕組みで、自然素材が主体故に必ず一つひとつに伸縮や歪みを生じるので、これを調律師が修正して擦り合わせ調整してから全てのバランスを取る必要があります。

調律はご理解頂いていますが肝心な調整の重要性がご理解頂けていないので、いかに高級ピアノであっても弾き難く(表現力の劣る)音色や響きも悪いピアノが大半ですが、安価な中古品ともなるともっと酷いピアノばかりになります。

これを解決するには、調律師の手で複雑なメカニズムの歪みを修正して擦り合わせ調整をするしか方法はありませんが、この一連の作業には新品で約3日、中古品ならその倍以上の時間がかかるので、1千万円クラスの輸入高級ピアノを除けば、メーカーも販売店もそれらの調整をやる習慣がないために、現実にメーカーを含め精密な調整ができる調律師がほとんどいません。

納入後のメンテナンスでも調律だけで済まされるピアノが大半なので、新品でも弾けば弾くほど弾き難く表現力が劣るピアノになります、これがピアノ業界の大きな問題です。

これを逆から見れば、たとえ安価なピアノ(中古ピアノを含む)でも調整さえしっかりやれば、それなりに高性能(タッチ、音色、響き)で魅力的なピアノになるということです。

ピアノの性能(タッチ、音色、響き、表現力等)を大切にお考えの方は、演奏者がピアノの構造的特徴を多少なりとも理解して個人的に対策するしか方法はありません。

※無料送付の資料で具体例を挙げて解説しています。

グランドの鍵盤、アクション、ダンパー、全てがリンクしてるのでバランスも必要です。


アップライトのメカニズム


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


指の力が弱いお子様こそ、丁寧に調整されたピアノが必須です! 

調整不足のピアノは鍵盤が重く、鍵盤のレスポンスも悪く力んで鍵盤を叩かないと音が出ないので、まだ筋肉が十分に発達していないお子様が演奏するには全く不適当なピアノということになります。

ちなみに良く調整されたピアノの鍵盤は(ダウンウエイト)50gで下がり20g位で上がるのが大体の標準でアップとダウンのバランスの上に成り立っていますが、これが10g以上重くなると大人でも重いのでお子様には尚更、鍵盤が重く弾き難いピアノになります。

ですからメーカー、中古・新品・安価・高級、どんなピアノを選んでも良いのですが、最も大切なことは良く調整された表現力豊かなピアノということが絶対条件です。


ピアノという楽器は他の楽器と違い、鍵盤を通じてリモートコントロールで打弦する仕組みで、そのメカニズムも木とフェルトが複雑にリンクしていますので、自然素材特有の伸縮や歪みを一つひとつ修正してから丁寧に擦り合せ調整をしてやれば鍵盤もスムースに動き効率良く打弦できますので、弾き易く表現力豊かなピアノになります。

きちんと調整されたピアノの鍵盤は(ダウンウエイト)50gで下がり20g位で上がるように設計されていますが、調整不足のピアノは鍵盤から打弦までの無駄なエネルギーロスが大きいので鍵盤が重くて弾き難くなります。

調整されてないピアノは、メカニカルなロスが大きく弾きづらいピアノになります

アップライトのメカニズム             

 


グランドピアノのメカニズム


これらのメカニズムを丁寧に整調(調整)したピアノで初めて、まだ指の力が弱いお子様さまでも難しいピアニシモ(小さな音)も音色の粒が揃った綺麗な音が出せますし、トリルは勿論、大きな音も力まずに無理なく出せますので、ピアノ嫌いになることもなく、謳うような表現力豊かな演奏ができますし、猛練習でも腱鞘炎にもなりません。

お子様には、無理に高級な新品ピアノでなくても中古ピアノでも良いのですが、中古ピアノは新品の倍上に調整に手間がかかりますので、安さが売りの中古ピアノには丁寧な調整はまず期待できませんが、多少高価でも時間をかけて丁寧に調整した中古ピアノなら表現力豊かなピアノになります。

表現力豊かなピアノで練習するとピアノが上手くなるというお話

先ずは鍵盤調整(鍵盤をスムースに動くようにして全ての鍵盤の高さと深さを同じにする作業)から始めますが、ちなみに鍵盤調整だけで新品で1日、中古品なら2日の作業時間が必要です。

下の写真の作業だけでも弾き易いピアノになることがご理解頂けると思います


いかなるピアノであれ、販売店で納品前に丁寧な整調と整音を施し、さらに納入後も部屋の音響を加味しながら、より演奏者好みにタッチや音色(整調と整音)に仕上げると、小さなお子様でも弾き易いピアノになりますので、いわばピアノはイージーオーダーの楽器と云えます。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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