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ピアノの防音には遮音だけでなく音響も考慮の必要があります。

ピアノの防音は遮音対策とは別に快適な演奏のためには部屋の音響も考慮する必要があります、さらに時間帯別の周囲の騒音や一戸建てか集合住宅かで対策が異なり、最後は費用対効果の見極めになるので一概にこれが一番と決めるのが難しいところがあります。
 
その防音対策も夜の何時まで(又は早朝?)演奏したいのか?でどこまでのレベルまで防音する必要があるか?で変わってきますので、完璧を求めていくと防音業者による十分な事前調査と施工主さんとの打ち合わせ、中間検査、最終検査が必要になります。
 
ここでは今すぐできる簡単な市販の防音グッズをご紹介します。

アップライト用防音グッズ ¥¥51.000-(税抜) 裏側の響板側を塞ぎ、両面テープで固定します


市販のグランド用防音グッズ ¥102.000-(税抜) 固定式になり音量調整は不可





階下への個体振動音を防ぐためのゴムのインシレーターで、構造的にピアノのキャスターを床から少し浮かすように工夫されています。アップ・グランドとも約2万円程度



防音・防振マット 2万円前後



ピアノの防音対策のご紹介

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ業界も中国パワーには驚かされます!

最近は「インバウンド」という言葉がメディアでよく使われますが中国のピアノ業界は物凄い勢いがあります。

中国上海のピアノ屋さんが中古ピアノの買い取りに来店
過日も中国、上海のピアノ屋さん(女性の社長さん)が、東京から通訳を同伴して新幹線の日帰りで、わざわざ弊社に中古ピアノを求めて来店されました

弊社はピアノ専門店ですのでピアノを売りたいのですが、彼らの求めるピアノの台数が半端ではなく、コンテナ一便で最低30台ほどとなり、あればいくらでも買うそうです。
 
お話をお伺いすると、上海にある日本の中古ピアノの専門店で、1ヶ月で150台ほど中古ピアノを販売するそうですので、今回は日本に直接買い付けに来たとのことでした。

「お金なら心配ないので、どんどん送って下さい」とのことでしたが、これが最近よく聞く中国人の爆買いかと思いましたが、お話によると、今、中国では日本のヤマハ、カワイの安い中古ピアノ(高いのは売れないそうです)はあればあるだけいくらでも売れるようでした。

最近はたどたどしい日本語で中国のピアノ業者から買い取り依頼の電話やメールをいただきますが、丁寧にお断りしている状態です。

最近は日本での中古ピアノの買い取り過ぎで数が少なくなり、買い取り専門業者の話では広告をしてもピークの3割ほどしか中古ピアノが集まらないのだそうです。

逆に日本では中古ピアノはたくさんは売れないのですが、弊社ではピアノ愛好家の方(ピアノ演奏が好きで性能の違いがわかる方)に1台1台丁寧に調整して販売していますが、今、中国ではかつての日本のようにピアノが家にあるのがステータスのようで、質より量と安さを求める中国のパワーに圧倒されます。

弊社の中古ピアノが商品になるまで

こちらは大連から来店された音楽大学のピアノの先生(中央の女性)


ピアノの調整について1時間半ほどかけて詳しくご説明すると、中国には調整ができる調律師がいないので、お金なら問題ないのでメンテナンスに大連まで飛行機で来て欲しいと仰るので、日当5万円で交通、宿泊費は別とご案内しても、お客ならいくらでも紹介するので是非、大連まで来て欲しいとのことでした。

日本のピアノの先生はピアノの調整にほとんど興味を示さないのですが、この中国のピアノの先生は嬉しいことに調整に大変興味を持ってくれたので、こちらも熱が入り1時間半ほどかけて説明しました
 

お買い上げ後にごちらまで運べば良いですか?とお聞きすると神戸港にコンテナを予約しているので、そこまで運んで欲しいとのことでした。
この方はカワイの中古品が欲しいとのことで弊社で2台、他店で3台、合計5台購入されたようで、たぶん、帰国後に生徒さんに転売されるようでした。

弊社1Fの中古グランドピアノコーナー

 
中古ピアノのメリット・デメリット

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植田 信五


マンションにお住いの方にピアノの簡易防音のご提案

ピアノの防音というと代表的なものに消音ユニットや防音室(アビテックス等)がありますが、いずれもタッチや音色、響き等の快適性や表現力とコスト面で問題があります。

マンションの場合も部屋全体を防音仕様に改装するのが理想的ですが、集合住宅の場合は建築基準法の制約があり大幅な改造が出来ず、また改造のコストも大きいので躊躇します。そこで提案したいのが必要に応じた段階的な簡易(部分)防音です。

防音が必要な優先順位  防音の最優先は床になります


最近のマンションの防音対策は最初からしっかりしているようで、上下左右のお宅の生活音(テレビや話声)は聞こえて来ないようですが、防音で一番問題(クレーム)になるのが階下への音(個体振動音)です。

防音というとテレビや話声(空気伝播音)をイメージしますが、特に問題になるのは階下への個体振動音で、この個体振動音というのは、頑丈なコンクリートの壁でも金槌で叩くと、叩いた方はさほどではないのですが、お隣のお宅には何をしているのか?というほど大きな音で伝わります。

同じ理屈で床面も、お子様が椅子から床に飛び降りると頑丈な床でも階下に大きく伝わり、おまけに階下の天井板は薄く軽くする必要があるので、ちょうど天井板がスピーカーのように振動して階下に大きな音で伝わります。

これがピアノ場合はピアノの音そのものより、鍵盤を叩く振動やペダルを踏む音が個体振動音として階下に伝わりクレームになるようです。

階下へピアノの空気伝播音と個体振動音を遮断するピアノ架台 弊社2Fに展示中です

ピアノ架台の裏側 四角に見えるのがゴムで、このゴムで床から支えます


このピアノ架台の遮音の仕組みは、300㎏クラスの重いピアノを床から持ち上げ床から水平にゴムで浮かす構造なので頑丈にするため重量も60㎏~ほどありますが、床とピアノ架台の間に空気層をつくることで階下への音と振動を遮断する仕組みです。原理的には窓を二重サッシにすると同じ理屈です。

お値段はアップライトピアノ、グランドピアノともお値段は21万円と高価ではありますが、床を防音工事したのとほぼ同じ効果がありますので、それを考えると安価とも云えます。

ピアノの防音対策

「ピアノ架台」カタログ ダウンロード


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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