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将来、調律師になりたいという中学生男子が来店されました!

弊社のHPや弊社から取寄せた資料(小冊子、DVD、CD)を見て、将来、弊社で調律師として働きたいという中学3年生の男の子が、仕事の内容を詳しく知りたいということで、わざわざお隣の県からご両親と5月の連休に来店されたので、業界の現状を詳しくお話をさせていただきました。

話の趣旨ですが、これからの調律師はいわゆる調律だけでは全くダメで、調整や整音の高い技術を身に付けないと仕事がないし、特に調整の技術を身に付けるまでには何年もの地味な訓練が必要であり、それに耐えられる人は極々僅かで90%以上の人が途中辞めする世界ですよ、という厳しい話をさせていただきました。

なのでこれから調律師になるなら演奏も含めピアノが大好きで、良く知られている調律(調弦)の仕事は調律師の仕事の極一部で、実はそれよりも音を出さない(調弦以外の仕事)地味で細かいコツコツとした調整の作業時間の方が遥かに長いので、そのような地味な調整が嫌でなければ、チャレンジしても成功の可能性があることも伝えました。

業界筋の話では中古ピアノを購入された方の70%位は無料の納入調律でだけ終わり、次の有料調律はされないようですので調律師の仕事の絶対量は激減しています。

なので毎年、定期的に有料調律をする方はピアノ愛好家の方が多いのですが、その場合は仕事内容も調律以外の調整や整音がメインのお客様になります、しかしそのようなお客様は一旦気に入ってくれれば一生のお客様になってくれます。

お父さんの話では、高卒後、浜松のヤマハの調律学校に行こうかと考えて調べてみると、1年間で寮費込みで400万円ほど必要とのお話でした。

ご父兄の経済的な負担も大きい上に、大手メーカーならメーカーの肩書きで新米の調律師でもすぐに現場を回ることができるけど、弊社のように主たるお客様がピアノ愛好家の方の場合は、調律師への技術的(調整や整音)な要求レベルが高いので、そのような仕事は何年もの下積みで体得しないと仕事が出来ない旨もご説明させていただきました。
 
中学生から将来の仕事を真剣に考えるのは素晴らしいことですが、単に憧れだけでは挫折が目に見えていますので、現状の厳しさを詳しくお話して、別の道も考えた方が良いのではとお話をさせていただきました。

それまでの話をお聞きになられたお母さんから「この子はとにかくピアノが大好きで、ピアノに囲まれた仕事がしたいようです」とお話でしたので、高校3年生になったら試しに1週間ほど弊社で体験してみたらどうでしょうか、ということで話が終わりました。
 
厳しい話ばかりをさせて頂いたのですが、ご本人の感想は「ますます意欲が湧きました!」とのことでしたが、全国的に若い調律師が育っていない以上、このままでは調律師がいなくなります。

優秀な若い調律師を育てるためにも、皆様に本来の調律師の仕事(整調・調律・整音)の内容をご理解いただけたらと願っています。
  
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ピアノの調律とメンテナンス

弊社独自の出荷調整作業を短く動画に編集しています

中古ピアノが商品になるまで

特に調整作業は地味な作業の連続で音とは無縁の世界ですが、今の若い人にはこのような地味な作業をコツコツと何時間、何日もできる若い人はほとんどいないようです

弊社の出荷調整作業風景









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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


店の階段にちょっとイタズラをしてみました!

今はインスタグラムが若い人を中心に利用者が多いようですが、インスタグラム生えするようにと弊社の三木君と伊ヶ谷君が店の休日を利用して階段を塗り替えてくれました。浜松ピアノ店 スタッフ紹介
まだ最終仕上げ前のようなのですが、取りあえずご報告まで。

ご来店の折でも階段をご覧ください。

1Fから2Fへの階段



2Fから3Fへの階段



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


最近の中古ピアノの事情について

二十年前は売り出し広告をすると不要ピアノを買い取って欲しいというお電話をたくさん頂きましたが、今は売り出し広告に代わり、ピアノの買い取り広告ばかりになりました。

日本のピアノブームは終わっていますが、今は中国がピアノブームのようで日本製の安い中古ピアノが大人気で、年間10万台以上の中古ピアノが中国に輸出されてきました。

しかし最近は日本の中古ピアノ(不要ピアノ)も底を尽いてきたようで、買い取り専門業者の話では、最近はピーク時の三分の一以下しか中古ピアノが集まらないので、業者の買い取り価格も値上がりしてきています。

弊社にも中国のピアノ屋さんが上海から中国人留学生の通訳をつれてきて買い取り依頼に来たり、片言の日本語で電話やメールを中国から買い取りの連絡を頂きます。現地の話ではあればあるだけ日本の安価な中古ピアノが売れるそうですが、同じ中古品でも高いものはあまり売れないそうです。


 新品以上に性能差が生じる中古ピアノ
 
中古ピアノを本来の性能を回復するには、目に見える外装の修理や磨きは勿論ですが、内部の錆び落としから始め、部品の修理や消耗部品の交換が必要ですし、更に使い込まれて癖がついているので、新品以上に丁寧な整調や整音が必要ですので、完璧を期するとかなりのコストがかかります。
 
同じ中古ピアノでも、最初から時間とある程度のコストをかけて丁寧に再調整すれば、比較的安価で長期間快適な性能を発揮するピアノに仕上がりますので、俗に云うバーゲン価格ではありませんが、そのような良質の中古ピアノの中からじっくりお好みのピアノを選ぶのがお薦めです。

弊社の中古ピアノが商品になるまで Vol.1~VOL.5でご案内しています

中古ピアノが商品になるまでのモデルがこのヤマハYUX 1982年製です。


上記のYUX 1982年製の演奏動画です


弊社の厳選中古品のご紹介

ヤマハU1ウォルナット艶消し猫脚仕様 1969年製をリニューアルしました


ヤマハW マホガニー艶出し猫脚 1981年製

 

ディアパソンの最高級アップライト 132 ウォルナット艶出し 1983年製

スタインウェイMモデル 2006年12月に新品を納品
新品同様のスタインウェイMの中古品をご試弾下さい!    ←詳しくはこちらをご覧ください


上記のスタインウェイの演奏動画です

 
   当店でピアノを選ぶメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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