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猛練習で腱鞘炎にならないためにも丁寧な調整が必要です!

読売新聞でピアノ講師が演奏会のために猛練習して腱鞘炎になったとの記事がありましたが、これをピアノ屋からみると、調整ができていないピアノで猛練習すると腱鞘炎になるというお話をさせていただきました。

しかしピアノの猛練習で腱鞘炎にならないためにも丁寧な調整が大切ですが、やはり演奏会やコンクールでのピアノ演奏は、聴衆や審査員に共感してもらえる演奏が一番大切です、そのためには日頃から良く調整された表現力のあるピアノで練習をする必要があります。

表現力のあるピアノとは、演奏者が望む大きな音を出す時も力まなくても無理なく出せて、小さな音やトリルも演奏者の意志に忠実に出せるピアノですが、これは高級品だから出せるわけではなく、ピアノの値段やメーカー、ブランドに関係なく、いかなるピアノであれ丁寧に調整すると表現力のあるピアノになります。

ピアノの調整とは鍵盤から打弦するまでの木とフェルト、金属を使ったメカニズムが最適に機能するように擦り合せ調整をすることです。

これは歯の矯正をしてから噛み合わせ調整をすると軽く噛むだけでサクサクものが噛めると同じ理屈で、鍵盤もレスポンスが良くなり演奏者の意のままにピアノが応えてくれるようになります。
 

確かに高級なピアノは基本的な音色や響きが魅力的ですが、だからといって猛練習で腱鞘炎になるのは安価、高級は関係なく、いかなるピアノであれ十分な調整をしないと表現力豊かなピアノにはなりません。



弊社は調整に関する記事が多いのですが、あまりにも調整の重要性について一般に認識(知識)がないので、機会あるごとに調整について取り上げています。

どんな名器も調整と整音なくしては愚器になります!

独自の出荷調作業を動画でご案内

浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ヤマハG5(1979年製)をリニューアルしたらどんな感じになるか?

古いピアノは新品より劣ると思われていますが、主材料の木材は、年数が経過するほど堅く強固になるという木材の特性上、古い弦楽器と同様に古いピアノほど楽器としての基本性能は優れるので、丁寧な調整を施すと新品以上に魅力的なピアノになる可能性があります。

浜松ピアノ店の中古ピアノが商品になるまで

1979年製のヤマハG-5の弦、ハンマー、チューニングピン、ローラー、フェルト類等を新品部品に交換、鍵盤も1鍵1鍵鉛調整をして均一なタッチに仕上げました。2Fレンタルルームにて



ハンマーはドイツのアベルに交換しました。




消耗品のローラーも高級天然皮革に交換しています。


39年前の古いヤマハG-5ですが、ピアノという楽器は古いから悪いのではなく、消耗部品を良質の部品と交換してきちんと整調と整音を施すと魅力的なピアノに生まれ変わるか良く体感頂けると思います。

ちなみにこのピアノ、140万円(税込)の売り物ですが、1時間¥15.00-でお貸しています
興味がある方は個室でゆっくり弾いてみてください。
 
浜松ピアノ店 貸ホールと貸練習室
 
弊社の田中先生に弾いてもらいました
ショパン/マズルカ ト短調作品24-1  演奏者 田中節夫 


演奏者略歴
桐朋学園大学卒業後、西ドイツ ハノーヴァー国立音楽大学を経て、パリ・エコールノルマルにて演奏家資格を取得、2001年、文化庁派遣で再びパリで3ヶ月間研修する。現在、山陽学園短期大学教授の傍ら各地で演奏活動を行なう。ピティナ正会員 ピティ 審査員
 
お手持ちの古いピアノをリニューアルされる時にも参考になると思います。

浜松ピアノ店 貸ホールと貸練習室

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植田 信五


ピアノ 親指酷使し腱鞘炎 の新聞記事を読んでピアノ屋として思うこと

5/10の読売新聞朝刊の記事「ピアノ 親指酷使し腱鞘炎」で、お医者さんが対処療法を書いていましたが、ピアノ屋としてはお医者さんとは別の見方もあります。





 
ご相談者はピアノ講師をされていて、レッスンの他に演奏会も重なるためにピアノの練習が欠かせず、その結果として親指が腱鞘炎になったそうですが、練習をしばらく休むと痛みはなくなるそうです。
お医者さんの診断では腱鞘炎の一つだそうで、指を休ませるか、湿布するか痛め止めを打つしかないようです。

個人差もあるので絶対という訳ではないのですが、ピアノ屋の私からみれば、一度、ピアノの調整をきちんとやれば、猛練習しても腱鞘炎になる確率は随分低くなると思います。
それと同時に鍵盤のレスポンスとコントロールが良くなるので、表現力豊かなピアノになり、自然に聴かせる演奏ができるようになります。

腱鞘炎にならないためにピアノの性能を大切にお考えの方は是非、ご覧ください。
個々の調整作業を1分の動画に編集してご説明しています

先ずは土台である鍵盤調整から、これだけでも随分弾き易い(レスポンスの良い)ピアノに変身します。


ピアノという楽器は、ご存じのように鍵盤からアクションというメカニズムを通して打弦するという複雑な構造の楽器なので、鍵盤から打弦するまでのメカニズムが十分に調整されていないと、どうしても力が入り無理な弾き方になるので腱鞘炎になるようです。

歯に例えると歯の矯正をして歯並びを良くしてから噛みわせ調整をすると、力まなくても食べ物がサクサク噛めるようになると同じで、大きな音も力まなくても出ますし、小さな音も綺麗に出るようになります。

調律が狂うとよくわかるので調律されますが、鍵盤から打弦するまでのメカニズムについては少しづつ不具合(不調整)の度合いが大きくなってくるので気づき難いのですが、定期調律ごとに少し時間とお金は余分かかりますが、メカニズムの丁寧な調整を調律師さんにお願いすると大概は解決するように思います。

ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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