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浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット ①

価値観で選び方も買い方も変りますが、弊社の場合は、特に性能(タッチ・音色、表現力等)を大切にお考えの方から支持されてます。

全国の方から浜松ピアノ店が選ばれる理由は、納品前に独自の出荷調整(整調・調律・整音)を施し、最良のコンディションにしてからお届けするからです。さらに納入調整で最終的にお部屋の音響と演奏者の好みに仕上げてます。

先ずは土台になる鍵盤の整備から始めますが、この作業は新品・中古品・高価・安価に関係なく必要な作業で、この作業なくしてはいかに高級ピアノと云えどもスムーズなタッチや表現力は望めません。

 
鍵盤調整の、いちシーンです。


鍵盤調整の次は、鍵盤の上にあるアクションメカニズムの最適化が必要です

これらの作業はピアノという楽器の特性を考えると、技術力云々以前にやって当然(やらなくてはならない)の作業ですが、効率重視の現代では、随分な手間(新品で約3日間)がかかるので、今では1千万円クラスの超有名ブランドでもほとんど行われていません、まして安価なピアノなら尚更です。

電子ピアノに比べてアナログの生ピアノは、性能の維持管理にも皆様の想像以上に手間がかかります、納入後のメンテナンスも、整調・調律・整音をセット(基本は半日作業)で行ない、お好みの音色とタッチを高いレベルで維持していくのが浜松ピアノ店の流儀です。
 

当店でピアノを選ぶメリット

 ピアノの調律とメンテナンス

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


兵庫県定期メンテナンス

 

 

 

 

 

 

 

 

兵庫県へ1泊2日で定期メンテナンスに行ってきました。

 

午前中は姫路市のF様

ペトロフP118-D1 マホガニー艶出し、イタリア製ディスカチャーチ椅子

 

とても綺麗なピアノと落ち着く雰囲気の個室です。

 

柔らかい音色なので、少しだけハッキリとした音色にしてほしいとのことでしたので、これに沿ったメニューを考えました。

 

 

ハンマーの形状を見てみると、ハンマーの先っちょが少しだけ弦に対して面で(広く)当たっていたので、軽くハンマーの整形をしました。

 

 

 

紙ヤスリで頂点は残してハンマーの肩の部分を少しだけ整形しました。
さらに細かい目のペーパーヤスリで仕上げることによって輪郭のある音色を作ってみました。

 

 

鍵盤掃除と鍵盤がスムーズに動いているか確認。

 

 

音色の輪郭にかなり影響するハンマー接近調整、全体的に少しだけ量が広めになっていたので、適正量に修正。

 

 

49A=442Hzで調律

 

 

弦との噛み合わせの調整をするために、あらかじめカーボン紙でハンマーに色をつけます。

 

カーボン紙を使うと、このようにハンマーのどこに弦が当たっているのか見やすいです。

 

 

1鍵ずつ3本同時に当たっているかチェック。先に当たっているところは板ヤスリで落とし同時に当たるように調整します。
同時に当たっていないと、ぼやけたような音色になります。

 

 

最後に確認していただいて、

「前と変わった、良くなった」と言っていただけました。

とても話しやすく気さくなF様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

午後は同じく姫路市のF様

ボストンGP-178

 

今回は特に気になることはなく、おまかせということで、作業に入りました。

 

 

金属パーツを磨いて滑りをよくすることにって、部品と部品が擦れる際の摩擦抵抗を減らし、反応の良い状態に戻します。

 

 

鍵盤フレームの掃除をしてる合間に、お手伝いをしてくれるF様。鍵盤の上面を丁寧に拭いてくれました。

 

 

 

チューニングピンを一度磨いてリセットです。

その後鍵盤のバランスホールの調整やアクションの調整をし調律して飛び出した音色だけ整音しました。

 

 

最後に確認、そしてショパンのバラ3ことバラード3番を弾いてくれました。

軽快になって弾きやすくなったと喜んでいただけました。

 

 

 

 

翌日は兵庫県川辺郡のM様

シュベスター ウォルナット艶出し

昨年メンテナンス依頼をいただき、今回は2回目の定期メンテナンスです

 

 

 

ハンマーの整形と噛み合わせ調整をしました。

 

 

 

鍵盤の下にある鍵盤フレームの掃除

 

 

右のペダルが雑音が気になるとのことでした。

 

 

 

ペダルを踏み込むとたくさんの部品が擦れるので、雑音の原因と思われる部品をチェックしてみました。

 

 

 

部品が錆びていたので磨きました。

5、6箇所を全て確認し掃除しました。

 

調律後、整形したハンマーと弦との噛み合わせ調整をしました。

 

 

後日M様からメールをいただき、

「子ども達が、音がクリアになり音量も大きくなったと驚いていました。ペダルも軽くなり喜んでいます。また次回もどうぞよろしくお願いします。」とお返事をいただきました。

 

姫路市F様、同じく姫路市F様、川辺郡M様お世話になりありがとうございました。

 

>>>定期メンテナンスで必要なこと

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


中古ピアノのメリット・デメリット ①

メリットは新品より安いことですが、デメリットは選定が難しいことが挙げられます。

中古ピアノは業者のコストのかけ方で性能が大きく異なりま

多くはブランド、使用年数と価格だけに頼った選び方になりがちですが、中古品の場合はどこまで手を入れたからで性能も大きく変わりますし、消耗品の状態如何で将来の維持管理費用も変ってきます。
  中古ピアノのメリット・デメリット
加えて、それまでの使用頻度や部屋の設置環境の違いで、同じ年式でもピアノのコンディションは大きく異なりますし、それをどこまで手を入れたかで販売価格も異なるはずですが、現実にはそのあたりがほとんど考慮されていません。
 
アクションの裏側にある金属のスプーンとダンパーロッドも磨きます。


ダンパーは弦の振動を止める役割です。

ハンマーの形状を整えます。


当店でピアノを選ぶメリット

>中古ピアノのメリット・デメリット②

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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