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ブライドルテープの寿命

古いアップライトピアノで一番多くある、いわゆる定番の修理と言えば・・・

 

ブライドルテープ貼り替え

 

ではないかなと思います。 

ブライドルテープとは、先端に補強用のチップが付いた紐なのですが、弦を叩く際にハンマーが前進したものを素早く後方に戻す為に、このブライドルテープが必要になります。

簡単に言うと、このブライドルテープが繋がれていないと、素早い連打が出来なくなるというわけです。

 

しかしこのブライドルテープは年数と共に劣化してきます。

つい先日、初めてお伺いしたお客様宅でブライドルテープが1本切れていたので、持ち帰って全部交換することになりました。

他の紐の状態をご覧ください。

 

 

 

動画内でも解説していますが、一度貼り替えれば、使用環境によっては30〜40年以上保ちます。

 

 

全て新品に貼り替えたので、これでしばらくはこのブライドルテープの心配は必要ないですね。

 

 

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


お客様からみた中国のピアノ事情

以前、中国の大連から弊社に来店され、国産の中古ピアノをグランドを含め5台も購入されたお客様、ちなみに奥様は音大の准教授です。

購入したピアノは、たぶんご自身のピアノを含めお弟子さんにも販売されるのではと思いました、尚、お支払は現金(ピン札)一括払い頂きました。

お二人のお話によると、中国にはまだ調律師が少ないようで、弊社の三木君の調整の説明を熱心に聞いてくれ、大連まで来てくれるといくらでも調律の仕事を紹介するし、料金の方も日当5万円と顎脚付き(宿泊、交通費つき)でOKとのお話で、お客もいくらでも紹介しますとのことでした。






ピアノは日本から輸出すると中国に35%の関税を取られ、逆に中国から日本へのピアノの輸入は関税がゼロなので、不公平関税になっています。

つまり世界最大市場の中国でピアノを販売するには、輸入関税がかからない中国国内でピアノを生産するしかなく、一部の超高級ブランドを除けば、日本やヨーロッパのメーカーは、関税がかからない中国でピアノを生産して主に中国国内で販売し、他は半製品の部材を含めて輸入して自社ブランドで国内は販売はもちろん海外にも輸出するような時代になってきています。
 
そのような事情を知っている中国の人には少々割高でも、昔、日本の浜松で生産された純日本製(中古ピアノ)に人気があるようです。
 
たとえばヤマハは既に中国の杭州ヤマハでピアノを大量生産しており、カワイやヨーロッパのメーカーは自前の工場は持たず、中国のメーカーで委託生産されています。
 
逆に日本のピアノ市場は毎年の縮小に伴いメーカーの国内の販売網も縮小してきていますが、 弊社は販売台数は少ないですが、性能を大切にお考えのお客様を対象に1台1台、丁寧に調整してから全国にお届し、同様のメンテナンスを行うように心がけています。

知っておきたい生産国表示の業界ルール



 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


老舗のオーストリア・ブランドを展示しています!

1910年、オーストリア・ウイーンで創業の老舗ブランドWendle&Lung(ウェンドル&ラング)のグランドを展示しています。

奥行きは151㎝と小型で、外装はウォルナット艶出し、デザインはチッペンデール(猫脚)でステキなグランドピアノですが、価格も税込みで162万円(標準的な黒だと税込み138万円)とこれまた魅力的なお値段です。

2Fショールームに展示中です。






ウェンドル&ラングはオーストリアの老舗のメーカーですが、最近は中国のハイルーンという中国三番手のメーカーで委託生産されていますので、本来のヨーロッパメイドのおよそ三分の一位の価格での販売が可能になっています。

これを弊社で丁寧な整調・調律・整音を施せば見違えるように魅力的な音色とタッチ、響きになります。

しかしこの種のピアノを魅力的なピアノに仕上げるには手間(1週間程度の調整と仕上げの整音)が必要になりますので、ぜひ弊社で良く調整されたウェンドルを実際にご試弾ください。

知っておきたい生産国表示の業界ルール

お薦めブランド ウェンドル&ラング


 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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