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調整されたピアノで練習しないと上手くならない

いかに高級ピアノであっても丁寧な調整と調律、整音の結果として、初めて鍵盤のタッチや音色も均一になり、連打やトリルなどの速く細かい動きに対応でき、繊細なピアニッシモを演奏することが出来るので、演奏者の意図したように弾くことができるピアノになります。

 

特に指の筋肉がまだ十分に発達していないお子様は、良く調整されたピアノで練習することが絶対条件で、鍵盤が重くレスポンスの悪いピアノで練習しても上達しないどころか下手をすると腱鞘炎になります。

お子様にはどんなピアノを選んだら良いか?





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


調律師を選ぶポイントは?

一言で云えば「ピアノの性能に対する意識レベルの高い人」ということになります。
優れた調律師とは「当たり前のことを、手を抜かず、順番通りできる人」でなければなりませんが、現実にはこれができる調律師はほとんどいません。

家の掃除に例えると、私の意識レベルでは「掃除機をかけたら終了」で満足していますが、うちの奥さんから言わせると「それは掃除したうちに入らない、机の上は埃だらけだし押入れの中も整理できていない」になりますが、これは技術の問題ではなく意識レベルの問題です。

しかしピアノは掃除と違い、全てがリンクして作動するので一か所でも調整の不具合があれば快適なピアノになりません。

性能に対する意識レベルが演奏者より低い調律師にタッチや音色に対する不満を告げると「このピアノはこんなものです、ご不満なら高級品に買い換えて下さい」という返事をされると返す言葉がありません。

 

海外の国際コンクールにもよく視察に行くという大手メーカーの幹部の方に「どんな調律師が良いと思われますか?」という質問をしたことがありますが「人柄の良い人」と云う返事が返ってきました。間違いではないけれど「調整と整音がきちんとできる人」という答えを期待していた私はがっかりしました。




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植田 信五


鍵盤木口の黄ばみが気になる方

 
「鍵盤の手前側だけ色が違うんだけど綺麗にするにはどうしたらいい?」
 
ヤマハの中古ピアノを所有されている方から時々このような質問を受けます。
 
 
ヤマハの場合、鍵盤の手前側は木口(こぐち)といって素材がセルロイドなのでだんだん変色&変形してきます。
上の写真は今年の6月にメンテナンス依頼でピアノを弊社でお預かりして全調整(整調・調律・整音)を行ないました。その際に木口の色が気になるから綺麗にしたいということでしたので新しく貼り替えることにしました。
ほんの少しくらいの黄ばみでしたらバフがけ(回転する機械に羊毛バフを取り付けて研磨する作業)である程度綺麗に戻りますが黄ばみが進行すると、貼り替えるほかありません。
 
 
 
 
 
 
 
工具を使って木口を剥がしていきます。
 
 
 
 
 
 
 
これが新しい木口です。表面にキズが付かないようにピンク色の表面保護シールが貼っています。
 
 
 
 
 
 
 
剥がした鍵盤の表面をペーパーヤスリで平らにしてから新しい木口を貼って固定していきます。この写真は固定して接着剤が乾いた後です。これから飛び出したところをヤスリで削っていきます。ここは手作業です。
 
 
 
 
 
 
 
 
これで完成です。
反り返って両端が浮いて手前の口棒に引っ掛かるようであれば弾く際に支障が出ますが基本的には見た目だけの問題ですので、もしヤマハの鍵盤の木口の変色が気になるようでしたら調律師に相談してみてください。
 
 
 
 
 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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