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オーバーホールの落とし穴

これは店頭のヤマハG2のハンマー交換をしているところで、接着前にハンマーテールの穴の固さを一つずつ調整しているところです。

これをまた外して一個ずつ位置と傾きを調整しながら接着していきます。最後にハンマーテールから飛び出たシャンク(棒状のもの)をカットして仕上がりです。

 

ところで、ハンマー交換や弦交換などを行なうにあたって、よく目にするのが

 

「オーバーホール」

 

この言葉を聞いたこと見たことはありませんか?

 

実はこの「オーバーホール」は、よく誤解されがちな言葉なのです。

 

みなさんオーバーホールと聞いて何をイメージしますか?

ピアノが新しくなる、大掛かりな修理、高額な費用、ピアノがしばらく弾けない・・・などなど。

 

では、ピアノに「オーバーホール済み」と書いてあったらどんな印象を受けますか?

 

おそらく、

 

「部品が全部新しくなっている」

 

こういう印象を受けるのではないでしょうか。

 

実はこれが正解のようで残念ながら不正解なのです。

この「オーバーホール」という言葉は、全部部品を交換してなくても、つまりたった3つの部品を交換するだけでもオーバーホールという意味を持っています。

 

え?と思うかもしれませんがこれがピアノ業界の実情なのです。

 

今回の最新動画はこのオーバーホールについて説明しています。

また、ハンマー交換の際にもう一つやるべき事についても解説していますのでよかったらご覧ください。

 

 

 

 

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1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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