ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

アンティークピアノの魅力とは?

普通の中古ピアノとは違い、100年落ちのピアノをリニューアル したもの、いわゆるアンティーク(ビンテージ)と呼ばれるピ アノは、ノスタルジックな魅力があり、一部の愛好家に人気が あります。

修復されたクララ・シューマン(シューマンの奥さん)愛用の1877年製のグロトリアン・スタインヴェック



京都芸術センターにあるリニューアルされた1910年製 のペトロフピアノ


リニューアルした1920年代のスタインウェイでアン ティークカフェでコンサート


このスタインウェイは、ピアノ1台で家が何軒も建つと 云われた頃?1920年代にハンブルグで制作されたK-13 2、最初はイギリスのマンチェスターで販売され、中古 品として日本に輸入、リニュアルして、弊社がが販売、 代が変わり弾く人がいないので、販売元の弊社が引き 取り再度、リニューアルしたものです。

リニューアルされた1906年製プレイエル (フランス製でショパンが愛したピアノとして有名)

弊社の講師もされており、上記のプレイエルを所有され ている田中先生にアンティークピアノの魅力についてお 聞きしてみました。

何で、こんなに古いピアノが好きなんですか?

曰く、今のピアノは工作機械が進化して緻密にできていて 良いのですが、ユニバーサルデザインというのか、個々のピア ノの個性が少なくなりました。 昔のピアノは民族固有の個性みたいなものがあり、ノス タルジックな魅力もあり、今のピアノとは違った魅力を 感じますとのことでした。
まあ、そう云われれば、そんなものかとも思います。

ただ古いピアノならではの問題点もあります。

アンティークピアノの問題点


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

理解不足で大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

弊社独自の新品グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの寿命は何年くらいと考えべきか?

結論から云えば、お金をかけて修理(リニューアル)をすれば100年以上でも使えますので、費用対効果で買い替えた方が合理的か否か?となりますので、オーナーがどれだけの価値を見出すピアノ(愛着が持てるピアノか)かどうか?ということになります。

オーバーホールせずに使える寿命は50年前後?
演奏頻度や温度と湿度管理により異なりますが、人間でいう健康寿命(快適に使える)はもっと短くなります。

古くなるとどんな不具合が起こるか?

チューニングピンが緩くなり弦の張力に負けて調律が不安定になる

弦を張り替え中の1988年製のグランドピアノ
チューニングピンを一回り太いピンに交換し、弦が新しくなると音が良く伸びます

代表的な消耗品、ハンマー




響板の割れから雑音が発生、埋め木して修理する



響棒が剥がれて雑音が発生


鍵盤がガタついてくるとブッシングクロス(赤色)の張り替え




尚、リニューアル作業は、1台1台、手作業なので(手作りピアノ?)作業効率が悪く割高になりますが、せっかくなので新しく上質の部品を使い丁寧に仕上げると、今の新品以上に魅力的なピアノになる可能性があります。

 一言にリニューアルと云っても予算の関係で、どこまでやるかというレベルがありますが、一応、消品を一通り替えるのが本格的なリニュールという概念ですが、同時に外装の修理や再塗装もあり究極は、響板やアクションも新品にそっくり交換することもあります。

弊社でリニューアルした1965年製スタインウェイ C-227
(セミコンサートモデル)お客様宅にて
dsc_0045

詳しくは弊社HP、ピアノの寿命をご覧ください。
ピアノの寿命

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

理解不足で大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

弊社独自の新品グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


鍵盤は重い方が良いか、軽い方が良いか?

先生の中には鍵盤が重いピアノで練習していると、どんなピアノでも弾けるようになるし、指も強くなるので重いピアノで練習する方が良いと仰る先生もおられるようで、生徒さんもそれに同調されるようです。

しかしメーカーにより多少の重め軽めの違いや個人の好みの問題もありますが、基本的に良く調整されたピアノであれば鍵盤が重すぎると感じることはほとんどなく、弾きやすく表現力も豊かなピアノになります。

全ての土台になる鍵盤調整

鍵盤が適正に調整されていないと鍵盤の上に載るアクションの動きもぎこちなくなり、タッチも重くレスポンスの悪くなります。

ところで代表的な高級ピアノであるスタインウェイやファツィオリの鍵盤(タッチ)はヤマハ、カワイに比べ鍵盤が少し軽い設定になっています。

例えば良く調整されたスタインウェイの鍵盤の重さ(タッチ)は、S-155~B211までは47gの重さで鍵盤が下がり(ダウン)、20gの重さで上がる(アップ)するように設計されており、これは世界的にも一番鍵盤(タッチ)が軽いピアノであり、これはイタリアのファツィオリもほぼ同じです。

ですから適正に調整された状態なら、スタインウェイ、ファツィオリ等のヨーロッパのピアノはピアノ自体の鳴りも良いのでヤマハやカワイのピアノに比べ鍵盤(タッチ)が軽く感じるはずです。

せっかくのスタインウェイもホールによりますが、十分な調整(整調・整音)がされていないか、或いは管理担当者の知識不足(温度と湿度管理が不十分)が原因で、不調(整調が崩れ、結果鍵盤が重く弾きづらい状態)になっていることも多いようです。

重い鍵盤(タッチ)のピアノは、基本的に調整不良のピアノである場合がほとんどです。

いかなるピアノも十分な調整を施し、空調管理を上手くやると鍵盤に無理な抵抗がないので、鍵盤(タッチ)は重め軽めはあるにせよ、弾き易く表現力豊かなピアノになるはずです。

鍵盤の鉛調整でタッチが高級ピアノになります




※ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

ピアノの性能で一番誤解されているところ、それは良く調整されたピアノなら安価、高価に関わらず、粒の揃ったピアニシモが簡単に出せ、大きな音も力むことなく出すことができるということです、しかし今は高級ピアノを含め大半のピアノの調整が省かれています。


ピアノの性能を大切にお考えの方に下記資料2点を無料進呈しています。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ