[ ]ファツィオリF212
香川県高松市にあるファツィオリF212の定期メンテナンス後に弾いてみました。
知名度も上がってきてショパン国際ピアノコンクールでも話題になっていたファツィオリピアノ。今後の活躍も楽しみです。
香川県高松市にあるファツィオリF212の定期メンテナンス後に弾いてみました。
知名度も上がってきてショパン国際ピアノコンクールでも話題になっていたファツィオリピアノ。今後の活躍も楽しみです。
ドイツの老舗ブランド レーニッシュピアノをご存じでしょうか。
このレーニッシュピアノは今でもドイツ本国で生産されている数少ないピアノで、日本での歴史も長いのですが、途中で日本の輸入元がなくなり入荷が途絶えていましたが、新たに2015年に日本で都内立川市にレーニッシュ・ジャパンが設立されて販売が再開されました。
レーニッシュ・ジャパン設立時にショールームにて
ドイツ本社の社長Frank Katteinさんと
日本語での解説もありますのでご覧ください。
レーニッシュドイツ本社のHP
Frankさんとお会いした時に、私のジェスチャー交じりのつたない英語で少し話をしました。
先ずは中国がピアノの大きな市場になっていますが、御社の中国での販売はいかがですか?とお聞きしましたところ、(Frankさん)私は中国が嫌いなので、中国での販売は全くなく、関わりもないとのことでしたので、これを聞いて日本人の私としては安心した次第です。
ドイツでの生産は年間およそ350台ほどで、そのうちグランドが50台ほど、残りがアップライトだそうです、特に外装の象嵌細工が特徴で、日本では年間40台程が販売目標で、レーニッシュの販売エリアは、ヨーロッパを中心とオーストラリア、ニュージーランド、そして日本だそうです。
やはりこの種のピアノは何処の国でも売れるというわけではなく、ある程度の文化水準のある国でないと売れないとのことでした。
レーニッシュピアノは純ドイツ製ですが、アップライトで200万円位から購入できますのでご検討下さい。
低音弦の巻き線一筋50年以上の冨田氏
ご本人のお話によると、巻き線は家業だったので中学生の時から巻いているそうで、工学部出身の大卒だけあり、彼の大学ノートにはほとんどのメーカー、器種別、年代別の巻き線のデーターをお持ちです。
ちなみに今の巻き線(低音部)は、ほとんどが機械巻ですが、名人が巻く巻き線は、雑音もなく響きも良いと評判です。
冨田氏の事務所で右がいつも修理等をお願いする森重氏
森重氏は古いピアノのオーバーホールが得意です
森重氏の工房にて、写真奥が森重氏。
この森重氏は、過日、NHKの浜松のピアノ職人?という1時間番組で15分ほど取り上げられたピアノ職人さんです。
昔はピアノと云えば、楽器の都、浜松ということでしたが、その下請け業者もたくさんあったのですが、今ではヤマハ、カワイ以外の中小のメーカーは既になくなっています。
最近はその大手もメーカーも中国やインドネシアでピアノの部品(半製品)を作って日本で最終組み立てするだけのようなことで、若手の技術者が育っておらず、写真のような超ベテランばかりになっています。
彼らが仕上(リニューアル)した1960年代のヤマハ
元々は黒塗装でしたが、塗装を剥ぎ、木目の艶消しに仕上げ、脚も猫脚(チッペンデール)に仕上げました。現在、浜松ピアノ店に展示中です。
浜松の職人の手で1台1台丁寧に甦らせ新しい付加価値をつけて販売するのが独自の流儀です。
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グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分