ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

テレワークできないピアノのメンテナンス

車で山陰と広島、山口に2泊3日のメンテナンス出張しています




余談ですが昨日、ファツィオリジャパン(東京)の調律師の越智晃氏の携帯に電話したところ、今、北海道の中札内文化創造センターのファツィオリのメンテナンスに来てるとのことで、コロナ禍のなか飛行機での長距離移動も大変なようでした。

ファツィオリお披露目演奏のご案内

本来は地元の調律師に任せれば良いのですが任せられる人がいないので遠くても出かけています。

定期メンテナンスは調整、調律、整音をセットで行います

鍵盤下の清掃から始めます

弦合わせ走り調整

サポート合わせ調整

鍵盤フロントホール調整

ハンマー弦あたり調整

ハンマー弾力調整(整音)



ピアノの調律とメンテナンス


ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

無料資料の詳しいご案内はこちらから



株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ファツィオリピアノの響板の構造は特殊です!

楽器としての肝、響板

ピアノの響板はスプルースを何枚も横につないで広い面積の響板を作っていますが、古くなると継ぎ目に隙間ができたり割れたりで雑音の原因になり修理も大変です。



最低2年間のシーズニングを行うファツィオリの響板


ファツィオリ独自の響板の構造

従来のピアノの響板の隙間や割れを防ぐための試行錯誤をして理想的な響板の構造を作り出したのがファツィオリの響板です

普通の響板の厚さ(一枚の板)は大体10mmほどですが、ファツィオリの響板はこれを三層構造にした(ファツィオリの特許)ということです。

響板をそのまま三層にすると厚くなり過ぎるので、1枚の響板を薄くして特に三層の真ん中の響板は0.6mmにして上下の響板と直角にすることで響板全体の強度を増し、古くなっても従来のように響板の割れや隙間が空くのを防げるようになっています。

その結果として響板の強度が増したことでクラウンも安定し、従来に増して良く鳴り、音も良く伸びるようになりましたので試弾されるとその違いを容易に体感できます。

お奨めブランド ファツィオリ


ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノという楽器の特殊性を理解して欲しい!

ピアノという楽器の特殊性とは?

多くの楽器は人の手で直接楽器を操作するので、楽器の良し悪しよりも演奏者の技量の違いの方が大きいと云われています。

しかしピアノの場合は、鍵盤からリモートコントロールで打弦するという特殊性ゆえに、鍵盤から打弦までのメカニズムの調整次第で性能に大きな違いが出ます。

写真は鍵盤の上に載るアクションメカニズム、これにダンパー、ペダルに加え打弦するハンマーの固さ(整音作業)で音色も異なってきます。


いくら高級ピアノを購入しても丁寧な調整や整音が省かれていると、決して演奏者の期待した性能を発揮しません。

特に調整作業には作業時間がかかり(新品で3日)ますので大概のピアノは省かれています。

調整作業は、掃除に例えると掃除機をかけると掃除が完了(私の場合)しかし拭き掃除や整理整頓をする(うちの奥さん)とでは意識レベルが全く違うので、うち奥さんからすると私のは掃除した内に入らないそうです。

ピアノの調整もこれと同じで技術者の意識レベルで内容が大きく異なります

調整は地味な作業の連続ですが、やるとやらないでは性能に大きな違いが出ます


ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

無料資料の詳しいご案内はこちらから

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ