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新品ピアノなのになぜ調整が必要なのか?

普通は商品を事前に調整が必要なものはないので、何故、アコスティックピアノだけ手間をかけた事前の調整が必要だと云われてもピンとこないだろうと思います。

ピアノのメカ二ズムは木とフェルト類が使われているので、如何に精密機械を使って製造しても必ず伸縮や歪みができるので、これを技術者の手で修正や摺合せ調整が必要で、しかも高級ピアノほど必要です。

しかし手間(コスト)がかかるので1千万円クラスのピアノを除けば、手間がかかる事前の調整が省かれており、納入後のメンテナンスも同様なので大半のピアノが本来の性能を発揮していません。

弊社が独自に行う出荷調整をご覧頂くと、いかに調整には手間がかかるか?ご理解頂けると思います。

 

先ずは全ての土台である鍵盤調整から始めます
  №1.鍵盤調整

 

 


№2キーフロントホール整調作業の動画(56秒)


 

 

№3棚板(ベティングスクリュー)の調整作業の動画(55秒)

 

 

№4 鍵盤傾き調整と高さ調整作業の動画(59秒)

 

 

№5 弦合わせ調整作業の動画(57秒)

 


№6サポート合わせ調整作業の動画(56秒)

 


№7バックチェック合わせ調整作業の動画(54秒)

 

 

№8 ジャック前後・高さ調整

ジャック前後調整作業の動画(41秒)

 



ジャック高さ調整作業の動画(39秒)

 



№9鍵盤の深さ調整

白鍵の深さ調整作業の動画(48秒)

 

 

黒鍵の深さ調整作業の動画(51秒)

 



№10 ハンマー接近調整作業の動画
(59秒)

 



№11ハンマードロップ調整作業の動画
(42秒)


№11打弦距離調整作業の動画(58秒)

 



№12ハンマーストップ調整作業の動画
(57秒)

 



№13レペティションスプリング調整作業の動画
(59秒)





№14ダンパー調整作業

ダンパーレバー・ブロック調整作業の動画(57秒)

 



ダンパーかかり調整作業の動画(59秒)

 



ダンパー総あげ調整作業の動画(58秒)

 



ダンパーストップレール調整作業の動画(60秒)
 

 


№15 調律作業の動画(50秒)

 



 №16ハンマー弦あたり調整作業の動画(56秒)

 



№17 ハンマー弾力調整作業の動画
(59秒)


当店でピアノを選ぶメリット

ピアノの調律とメンテナンス


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


展示のウェンドル&ラング(白)の調整ができました!

新品ピアノのどこを調整する必要があるか?と疑問を待たれる方が多いと思いますが、新品のピアノでも相当な調整の手間がかかりますので、論より証拠、その手順をご覧ください。

新品、中古品に関わらず良く調整されたピアノを比較試弾しないと試弾の意味がないので、弊社の展示ピアノは丁寧に調整しています。


 

新品ウェンドル&ラングの調整が完了しました。

作業風景をざっくりご紹介します。

 

まずはアクション・鍵盤を外し掃除にとりかかります。

 

チューニングピンもピカピカに磨き直します。

 

 

鍵盤の穴にたまっている木屑掃除とキーピン(金属のピン)も磨いてリセットします。

 

 

フロントピンとバランスピンを定規をあてがって位置と角度を修正。

 

 

鍵盤がスムーズに動くようにフロント(手前)とバランス(真ん中)の隙間の調整。

 

 

弦が駒から浮いていないかチェック、真鍮棒で軽く叩いて密着させます。
これだけでも調律が随分やりやすくなります。

 

 

  

弦とハンマーのポジション調整。
ノリ紙という数種類の厚みの紙を貼って、ハンマーの進行方向を変え弦のど真ん中にあたるようにします。

 

 

低音弦も、正しいポジションに1つずつ修正(上がビフォアー、下がアフター)

 

 

ハンマーのポジションが決まったらその下にあるウイペンを真下にくるように左右調整。

 

 

鍵盤の高さを揃えました。

 

 

鍵盤の間隔も修正(上がビフォアー、下がアフター)

 

 

黒鍵も高さも均等に揃えます。

 

 

鍵盤奥のキャプスタンを回し上下させてジャックという部品の隙間を調整します。

 

 

白鍵の深さを10mmに揃えます。音量・音色にも影響します。

 

 

ワイヤーを曲げて、バックチェックのポジション修正。

 

 

繊細なコントロールができるように部品のタイミングを揃えるハンマー接近調整。

 

 

 

黒鍵の深さ調整。白鍵同様、緑のクロスの下にある紙を抜いたり入れたりしながら深さを調整。

 

 

素早く次の音が出せるようにハンマーストップを揃えます。

 

 

上同様2度目の音が素早く出せるようにブライドルテープ(赤いの)の前後左右の位置を調整。

 

 

 

ダンパーが一斉にあがり一斉に弦の振動をとめれるように総あげ調整。
鍵盤からダンパーに触れる瞬間のタイミングも揃えます(かかり調整)

 

 

調律を49A=442Hz合わせます。

 

 

低音弦の2本、または3本の弦にハンマーが同時にあたっているかチェック、早くあたっているところはヤスリでおとし同時にあたるように噛みあわせを調整します。音色の硬さも調整済み、全体的にしっとりした音色に仕上がりました。

 

 

最後にペダルの雑音がかなりあったのでスプリングを外し接触面を滑らかにし完了。

 

 

猫脚も素敵ですね、ぜひご試弾ください。

 

>>おすすめブランド ウェンドル&ラング

>>出荷調整の重要性


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


グランドピアノの定期メンテナンス風景のご紹介

お使いのピアノの不具合についてご相談のメールをよくいただきます。

弊社が日頃行っている半日(約4時間)の定期メンテナンス風景を動画にまとめていますが、たまたまファツィオリと云う高級ピアノですが、ヤマハ、カワイ、その他のグランドピアノでも作業内容は同じですので参考にして頂けたらと思います。

動画から一部抜粋しました

 









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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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