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真の高級ピアノは鍵盤の鉛調整を1鍵、1鍵、個別にやっている!

シゲル・カワイが量産メーカーとして初めて?丁寧な出荷調整で性能をアップして、高評価を得ているというお話をさせていただきました。

しかし真の高級ピアノはメーカーによる丁寧な調整は当然で、その上で、さらに鍵盤の鉛調整を一鍵一腱行って鍵盤の重さを均一にしています。 

日本のピアノは高級ピアノでも一鍵一鍵、鍵盤の鉛調整を行うことはせず、一律に機械的に鍵盤に鉛を埋め込んでいくので、厳密にいえば重い鍵盤と軽い鍵盤になる分、弾き難くなります。

鍵盤には必ず鉛が埋め込まれています

普通、鍵盤の鉛は線上に一律に埋め込まれています(写真はヤマハの鍵盤の裏側)

真の高級ピアノは、丁寧な調整をした後で、1鍵、1鍵、分銅で重さを測り、鍵盤の重さを均等にするために、鉛大きさと位置を個別に設定します。

尚、丁寧な調整を行うと鍵盤の重さが変わりますので、必ず全ての調整が完了した後に鉛調整をやる必要があります。

弊社が出荷するピアノは全て丁寧な調整を行っていますが、ご希望の方にはさらに鍵盤の鉛調整を行ってからお届けします。

普通のピアノでも、丁寧な調整に加え、一鍵、一鍵、鍵盤の鉛調整まで行えば、より表現力豊かな高級ピアノになります。

弊社の鉛調整作業を動画でご紹介しています


ディアパソンのグランドピアノが高級ピアノになりました!

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


200万円以下で購入できる人気のコンパクトグランド

ピアノと云えばグランドをイメージしますが、アップライトに比べグランドの方がメカニズム的にも弾き易く表現力も豊かになるのでピアノ教室の備品はグランドです。

グランドは場所を取るイメージがありますが、コンパクトグランドならさほど場所を取りませんし高さも1m少々なので部屋での圧迫感もありません。

グランドと云えば専用部屋を用意してというイメージでしたが、部屋の中にコンパクトグランドをさり気なく置くというのもお洒落かなと思います。

カワイGL-10 奥行153㎝ 高さ102㎝ 間口150㎝ ¥1.150.000-(税別)

ウェンドル&ラングAG-151W 奥行151㎝間口150㎝奥行151㎝ 1.400.000-(税別)


フォイリッヒ 179Dynamic Ⅱ 奥行179㎝間口151㎝高さ102㎝ ¥1.780.000-(税別)


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


サイレント、ハイブリットピアノの基本的な仕組み

ヘットホーン演奏ができるサイレントやピアノの音量を調整できるハイブリットピアノの基本的な仕組みを解説します。

サイレントはメーカー純製と後づけの汎用タイプがあり、ハイブリットはヤマハ、カワイの工場取り付け品になります。

鍵盤の下の光センサーのお蔭で、ピアノのタッチには悪影響なく、音を出さずヘッドホーンで演奏ができるサイレントピアノ、さらにハイブリットピアノは、ピアノの音量を調整でき夜間のピアノ演奏も可能というのが最大のメリットでカタログでもそう謳われています。

鍵盤の下に設置されたセンサー


デメリット① 
通常の演奏時も音がぼやける

ハンマーが打弦する手前でハンマーを強制的にストップさせるので、通常の演奏時もアクションの動きが制限され音がぼやけ表現力も劣ります。

グランドピアノの打弦までのメカニズム

打弦する前にバーによって強制的にハンマーの動きを停止させます(グランド用)


鍵盤をゆっくり押さえていくとハンマーが弦にあたる寸前で戻ってきますが、この時のハンマーと弦の距離を接近と云いますが通常は1mm~2mmに調整しています。

サイレントやハイブリットピアノの場合は、作動時にはバーでハンマーの動きをシャンク(ハンマーについている棒状のもの)の位置で強制的に打弦を止めています。

これで音は出ないのですが、今度はジャック(ハンマーを突き動かす部品)の抜けがなくなりアクションが機能しなくなるので、通常は1~2mmの接近を7mm以上にする必要があります。

そのためにアクションが本来の性能を発揮しないことと、機能使用時は打弦せずハンマーのシャンク(棒)の部分でバーのフェルトを叩き(いわば空撃ち)なのでタッチに違和感があります。

デメリット② デジタル音源なので誰が弾いても同じになる

ハイブリットピアノはデジタル音源で響板を鳴らします


デジタル音源なので素人でもプロ弾いても同じ音色になるので、その意味で少なくともクラシックピアノの練習には不向きです。

つまり電子ピアノの高級版ということになりますが、ピアノが土台になるので調律や調整は必要になります。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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