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ピアノの性能は出荷調整とメンテナンスで決まります!

ピアノは有名高級ブランドを購入、メンテナンスは1年に一度調律をすれば性能的には大丈夫という概念が一般的ですが、車等の工業製品と違いアコスティックピアノはメカニズムに木材やフェルト等の自然素材を多用しているのでこれだけでは性能的には全く不十分と云えます。

自然素材の部材は伸びたり歪んだり膨れたり固まったりしますので、これを技術者の手で歪みを修正し丁寧な摺合せ調整をしてやらないと本来の性能を発揮しないのがアコスティックピアノの宿命です。

しかし調整を丁寧に行うと、仮に安価なピアノであっても相当魅力的な(弾いて気持ちが良い)ピアノに仕上がります。これを皆様にぜひご理解頂きたいと思います。

納入後のメンテナンスも出荷調整に準じた丁寧な調整を行うことで最高の状態を維持できます。

新品ピアノの店頭での出荷調整風景






フォイリッヒの出荷調整

ウェンドル&ラングの出荷調整


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


コロナでヨーロッパのピアノ工場はストップしているようです

 

毎日コロナ関係のニュースが続いています、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

ピアノ業界ではドイツのスタインウェイやイタリアのファツィオリのピアノ工場も操業停止になっているようで、ピアノ輸入のための航空貨物の運賃が異常に高くなっているとのことでした。






ここ岡山では普段の生活と特に変わらないのですが、いつもは空いてる市営の広い敷地の公園が親子連れで賑わっているのがいつもと違うくらいです。

この際、焦らずじっくりコロナの収束を待つしかないようですね。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


イコニコストリートピアノの断線修理完了

先週イコニコストリートピアノの弦が切れたらしいと報告を受けました。

すぐに現場に行けなかったので代わりにどこの弦が切れてるか見てきていただいたところ、低音弦でした。イコニコストリートピアノの弦が切れたのは初めてで残念ながらピアノは弾けない状態になりました。

 

 

通常中音部から高音部にかけては、芯線(スチール弦)なのでいつもストックしていますが、低音弦は芯線の上に銅線を巻き付けて弦を太くする「巻線」といって特殊な作りになっているため、巻線製作業者へ同じもの(太さ、長さ)を巻いていただく必要があります。弊社の場合ですと静岡県浜松市にある貴富工業の富田さんに巻線をいつもお願いしています。

富田さんは中学生の頃から巻線製作に携わり現在も手巻き巻線一筋の職人さんです。

今回もピアノの型番と製造番号と鍵盤番号を伝えたらすぐに「はいわかった、送りまーす」と言った感じで過去のデータがあるので数日で送って頂きました。

 

 

ということで本日巻線の張り替えとメンテナンスを行ないました。

すぐに弾けるんですが、新しい弦は安定するまでにすぐに音が下がってくるのでしばらくは何度も音を上げて(弦を引っ張って)落ち着くのを待つといった感じです。今日から最低1年はかなり狂って気持ち悪く感じると思いますが、そういった意味でもアコースティックピアノはとてもデリケートな楽器ですね。

 

>>>狂い過ぎたピアノは本当に調律が大変?

>>>ピアノの寿命は?

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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