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若い調律師が育っていません

AIとかコンピューターのプロミングが出来るデジタル人材には初任給を2割アップして年収も勤続数年で高額支給するという記事が新聞のに大きく掲載されていました。


アナログ技術は簡単に真似できない

デジタル技術はコピペで簡単に真似できますが、アナログ技術はコピペが不可能で、完成までに長期間の精密な試行錯誤が必要で簡単には真似ができないので、技術の習得には時間がかかります。

今揉めている対韓輸出規制ですが、良く調べてみるとこれらの品目は究極のアナログ技術でこれは日本が世界に誇る技術のようです。

本来の調律師の仕事も超アナログ技術です

ピアノは鍵盤やアクション部分に使われている自然素材の木やフェルト類の部品だけでも約6000個と云われていますが、これらの部品は必ず個々の部材の伸縮や歪みが出てきますが、これらの修正と擦り合わせ調整をする調律師は地道なアナログ仕事です。

しかしデジタル人材に比べアナログ人材の調律師は、給与待遇が見劣りするので若い人がほとんど育っていません。







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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノのメンテナンス費用はいくら位か?

ピアノの調律代は、定期調律でアップライト¥15,000-、グランドピアノ¥17,000-と云ったところが一般的な相場だと思いますが、これはいわゆる調律(音程を合わせる作業)だけの料金で作業時間は1時間少々です。

しかしピアノのメンテナンスは調律だけでは全く不十分で、調律の前に鍵盤やアクション、ダンパーの再調整も必要ですし、最後の音色を整える作業(整音)も必要で、この整調・調律・整音を同時に行うのが、本来のピアノのメンテナンスです。

弊社の一般的な調律代金(定期メンテナンス費用)は、UP,GP、メーカーに関係なく、整調・調律・整音の3点セットの約半日の作業時間で行い、弊社ユーザー様の場合は2万円頂いていますが国産、輸入、UP、GPどれも同一料金です。尚、弊社では乾燥剤はお薦めしていません。

弊社が考えるピアノのメンテナンスのあり方

新品であれ中古品であれ、納品前に出荷調整(新品で3日間、中古品は約その倍)を行った上で納品、お届け後は、部屋の音響と弾き手の好みに合わせた最適なタッチ、音色、響きになるように、再度、整調・調律・整音をセットで行なうのが納入調整や定期メンテナンスの考え方で、内容が同じなので料金もUP、GP、国産、輸入に関わらず作業時間が同じの場合は同一料金です。

下記はファツィオリの定期メンテナンス風景ですが、これだけの作業内容のメンテナンスでも費用は2万円です(交通費別)




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アップとグランドの絶対音量はあまり変わらない

グランドピアノは音が大きいと考えらていますが、奥行き180㎝クラスのグランドと高さが130㎝クラスのアップライトでは出す音のエネルギーは理論上ほぼ同じと考えられます。

理由はアップライトの響板の四角で面積が広いのですが、グランドの響板は鍵盤に近い部分はアップライトと同じ広さですが、先は細く狭くなっているのがその理由と考えられます。

しかしアップライトは前面(演奏者側)がパネルで覆われていて、音が後ろの壁側に抜けるので演奏者には音が小さく聞こえます。

前パネルを外し後ろを空ければアップライトもグランド並みの音量を出します

グランドは音が上下に抜けますので演奏者にも鮮明に聞え、さらに天屋根を開けることで観客の方(右側)にも簡単に音を飛ばすことができます。


ですから防音対策を考えた場合、アップライトは後ろ、グランドは上下を塞げば音が小さくなりますが、グランドの方がその意味で対策が容易です。

ところでグランドピアノの上下を段階的に塞ぐピアノマスク(カワイで15万円のオプション)というものがありますが、これはピアノ内部をいじることなく物理的に上下を塞ぐ仕組みです。


ピアノマスクの仕組みは、下部の開け閉めで音量を調整します

下部を閉めた状態




アップライトかグランドピアノでお迷いの方は、アップライト並みの価格で購入できるコンパクトなグランドピアノも魅力的です。

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植田 信五


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