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オーバーホールの落とし穴

これは店頭のヤマハG2のハンマー交換をしているところで、接着前にハンマーテールの穴の固さを一つずつ調整しているところです。

これをまた外して一個ずつ位置と傾きを調整しながら接着していきます。最後にハンマーテールから飛び出たシャンク(棒状のもの)をカットして仕上がりです。

 

ところで、ハンマー交換や弦交換などを行なうにあたって、よく目にするのが

 

「オーバーホール」

 

この言葉を聞いたこと見たことはありませんか?

 

実はこの「オーバーホール」は、よく誤解されがちな言葉なのです。

 

みなさんオーバーホールと聞いて何をイメージしますか?

ピアノが新しくなる、大掛かりな修理、高額な費用、ピアノがしばらく弾けない・・・などなど。

 

では、ピアノに「オーバーホール済み」と書いてあったらどんな印象を受けますか?

 

おそらく、

 

「部品が全部新しくなっている」

 

こういう印象を受けるのではないでしょうか。

 

実はこれが正解のようで残念ながら不正解なのです。

この「オーバーホール」という言葉は、全部部品を交換してなくても、つまりたった3つの部品を交換するだけでもオーバーホールという意味を持っています。

 

え?と思うかもしれませんがこれがピアノ業界の実情なのです。

 

今回の最新動画はこのオーバーホールについて説明しています。

また、ハンマー交換の際にもう一つやるべき事についても解説していますのでよかったらご覧ください。

 

 

 

 

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1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


調整を理解せずピアノの性能は語れない №4 調律と整音

ピアノの音色やタッチは、調整で大きく向上し印象も随分変わります。

鍵盤調整、アクション調整、ダンパー調整が完了してからやっと調律に入ります

調律作業の動画(50秒)


ハンマー弦あたり調整作業の動画(56秒)


最後は仕上げの整音です

整音とは?

ハンマーの固さを調整することで音色の粒を揃えていく作業ですが、同じピアノでも整音次第で音色も大きく変わっていきますので、これもデリケートで重要な作業です



ハンマー弾力調整作業の動画(59秒)


ご覧頂いていかがでしたでしょうか!

ここでは代表的な作業をご紹介しましたが、実際には出荷調整を一通りやるには他にもたくさんの調整作業が必要です。

手間はかかりますが、個々のピアノが持つ本来の性能を発揮させるために安価な中古ピアノでも1千万円クラスの高級ピアノでも、同じように丁寧な出荷調整が必要です。

以上、浜松ピアノ店の出荷調整(納品前に行う調整)作業をご案内しました。


調整を理解せずピアノの性能は語れない№1 鍵盤調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№2 アクション調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№3  ダンパー調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№4  調律と整音

 

当店でピアノを選ぶメリット

ピアノの調律とメンテナンス

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


調整を理解せずピアノの性能は語れない№3 ダンパー調整

ピアノの音色やタッチは調整で大きく向上し印象も随分変わります。

鍵盤調整とアクション調整が完了したら次はダンパー調整に入ります

ダンパーの役割はフェルトで弦の振動を制限するものですが、オン、オフの使用ならさほど問題にならないのですが、ハーフペダルやクオータ―ペダルのような使い方をすると音が止まるところと止まらないところが出てくるしタッチにも微妙に影響が出ます。

全てのダンパーが一枚の板のように上下に動くように調整します

ダンパーレバー・ブロック調整作業の動画(57秒)


ダンパーかかり調整作業の動画(59秒)


ダンパー総あげ調整作業の動画(58秒)


調整を理解せずピアノの性能は語れない№1 鍵盤調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№2 アクション調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№3  ダンパー調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№4  調律と整音


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

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