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安さだけで中古ピアノを選ぶと失敗する

弊社が考えるお薦めの中古ピアノは、大きく2通りあります。

①保管状態が良く(錆やカビがない)消耗品の程度の良いピアノを丁寧に再調整したもの

アップライトの中古品は市場に豊富でデザインも黒色のシンプルなピアノ多いのですが、中古品狙いなら数は少ないですが、今の価格で100万円クラスの元高級品が性能的にも魅力的で、元の価格を考えると割安感があります。

グランドの場合はアップライトと違い、よく弾き込まれているピアノが多いので、そろそろ消耗品の寿命が心配なものが多いのが特徴です。











逆に好みの木目とデザインでリビングに似合うピアノと考える場合は、選択肢が多い新品の方が良いと思います。

そのなかでも老舗のヨーロッパメーカーが中国で委託生産されているピアノは、比較的低価格(本国生産の半額以下)で国産中古品より少し高価になりますが、比較的安価でヨーロッパテイストの魅力的な新品がお好みで購入できます。










②少々割高でも消耗品を全て交換した中古ピアノ

これから長い期間(新品同様)弾き込んて行きたい方は消耗部品を全部新品に交換したピアノを選択するという選択肢もあります。
消耗品の交換の手間は同じなので、部品交換の際は思い切って弦やハンマーはドイツ製の高級品に交換して、それを丁寧に整調と鍵盤の鉛調整をして整音を施せば今の同クラスの新品より明らかに魅力的になります。






これは中古ピアノでも価格は少し高くなりますが、ご本人に適度な演奏力がありピアノの良し悪しの判断がご自身でできる方には特にお薦めです。ただ1台を仕上げるのに相当な手間がかかるので量産が難しく数が少ないという欠点もあります。

いずれも場合も、それまでの歪みや癖を修正して、いちから丁寧に整調と整音を施すには、高い技術力と手間がかかります。中古ピアノにはたくさんのリスクがあるので、最低でも丁寧なご試弾が必要です。

弊社独自の中古ピアノが商品になるまでの作業工程のご紹介

ピアノの選び方とその問題点

丁寧な出荷調整(納品前の調整)で本当のピアノの性能が決まります!


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノも悪くない

人が使っていたピアノは嫌という方以外は中古ピアノも悪くない選択です。
中古車と同様に古いピアノは劣ると考えられる方も多いのですが、楽器としても基本特性は古いピアノの方が新品よるむしろ優れているからです。

たとえば築後1300年と云われる奈良の法隆寺は木造建築ですし、最近は天守閣や神社の再建に寿命が80年と云われる鉄筋コンクリートに変わり、コスト増でも寿命が長い木造建築にする動きが出ています。

このように木材は年数が経過すればするほど強固で固くなるという特性があるので、ストラディバリウスのような古い弦楽器が高くされるわけですが、木が主体のピアノも同様に古い方が楽器としては鳴りが良くなるという意味で優れています。

ただ構造がシンプルな弦楽器と違い、ピアノは内部構造が複雑にリンクしており、弦やハンマー、フェルト、クロスと云った消耗部品も多いので、性能を大切に考えるとそれらの歪みの修正や調整にかなりの手間がかかりますし、消耗品が限界で交換も必要なものも多いので、手間をかけてそれらの問題を全て解決すれば新品時より魅力的なピアノになります。

しかしながら現実には、大半の中古ピアノは安く販売するために大幅な手抜きで販売されているために中古ピアノは劣っていると一般には考えられています。


ハンマー、弦、フェルト類を全て新品に交換作業中の弊社の中古ピアノ

 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノに対する新品の優位性は選択肢が多いこと

特にアップライトの中古品は過去の販売実績から外装もシンプルで黒色の大きめのピアノが多いのですが、最近はコンパクトな木目でインテリア性の高いピアノが人気ですが、新品ならば好みの木目やデザインを自由に選べるメリットがあります。


新品なら様々なデザインや木目、塗装(艶出し、半艶、艶消し)を自由に選ぶことができます


1Fに展示中の個性豊かなヨーロッパ製アップライトピアノ
ヨーロッパ製のピアノ椅子も魅力的です




さらに一般的な中古品より少し高価になりますが、中国の№3のハイルーン(№1は国策会社のパーリリーバー、№2は杭州ヤマハ)で委託生産されるヨーロッパの老舗ブランドはUPで60万円台~GPで130万円台からという比較的お手頃価格でヨーロッパテーストを味わうことができます。

これらは老舗のヨーロッパブランドを所有する喜びもありますが、これを日本で丁寧に調整(整調・調律・整音)すれば従来のヤマハ、カワイの新品より性能的にも魅力的になる可能性があります。



コストパフーマンスの高い中国で委託生産されるヨーロッパの老舗ブランド



 


ピアノの選び方とその問題点

  弊社の中古ピアノが商品になるまで

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