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ピアノのキズの出張修理は大変です

不注意で大切なピアノに傷をつけてしまうことがありますが、小さな傷でも綺麗に直すのはなかなか大変です。

大きな傷であれば、ピアノごと塗装の修理工房に送れば直りますが、往復の運送費だけでも大変です。

以前は出張傷修理をする職人さんもたくさんいましたが、汚れる仕事なので若い人には職業的に人気がなく、今は傷を出張修理できる人がは少数です。

なかでも難しいのは木目や艶消しのピアノですが、これらは小さな傷でも修理後が残らないように仕上げるのはなかなか大変です。
 
大阪の藤田ピアノ工房(塗装修理が専門)に出張塗装修理をお願いした時の写真です。

表面の細かい傷を取り除きさらに塗装のノリを良くするために紙ヤスリで表面を磨き、その後、ガンスプレーで色を吹きつけます。





塗装修理というのは仕上がり具合は、誰が見ても一目瞭然なので誤魔化しがきかないことと、出張修理にはたくさんの道具を持参しなければならないのも大変です。

 
余談ですが、ピアノの調律師でも各人の得意な分野があり、調律(調弦)だけなら問題ないのですが、修理が得意な人や整調が得意な人がいます。

今回ご紹介したのは藤田ピアノ工房の藤田さんです。
 大阪府摂津市鳥飼本町2-4-5 TEL090-1574-0983 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


床暖房対策の断熱パネル

床暖房は住むには快適ですが、床暖房の上に置かれたピアノに大きなダメージを与え最後には響板まで壊れます。
 
市販のピアノ用断熱パネル(グランド用約10万円)のカタログ


  
実際に上記の断熱パネルを使ってみた結果、防音効果も狙って吸音のために表面が柔らかく仕上がっているので、ピアノ本来の響きが損なわれ、せっかくのスタインウェイのキラキラした高音部もこの断熱パネルで失われるので、後日、時間をかけて一からやり直すことにしました。



そこで注目したのがピアノの防音架台、これは本来は階下への防音が目的でお値段も20万円少々と上記の断熱パネルの約2倍になりますが見栄えも音響も良くてお薦めでした。

 

床面からピアノ架台をゴムで浮かせるような構造です


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


タッチが重いピアノの原因と対策 №2



大学等の備品のピアノは台数も多く、メンテナンスも価格優先で業者選びをされ最低限の調律しかされないメンテナンスなので、大半がタッチも重く弾き難いピアノだろうと思います。

また多く(恐らく半数以上)のホールのピアノも、実は弾き難い(タッチが重くレスポンスが悪い)状態にあると思われます。

しかも定期的な保守点検をして、普段は楽器保管庫に保管されているスタインウェイであったとしてもです。
 
せっかくの保管庫ですが、多くのホールのピアノ管理者の方が、残念ながらピアノや楽器に全く興味がない方が多く、丁寧に説明を尽くしても馬耳東風の方が多く(得意先である以上、それ以上は強く云えないという事情も)しかも担当者が2年位で変わることが多いで、保管庫を定期的にチェックする習慣がないようです。

そのため保管庫の空調の電源が切れていたり、加湿と除湿の時期が反対であったりして、せっかく丁寧に調整したピアノであっても、残念ながら元の木阿弥になっていることが多く見受けられます。

もちろん中には、ホール担当者がピアノや音楽がお好きで、ピアノの管理状態に気を配ってくれる方もおられますので、そのような担当者のいるホールのピアノは、演奏者からは評判が良いのですが、これはどちらと云えば少数派ではないでしょうか。

学校や公共のホール等のピアノは、担当者のピアノに対するご理解が圧倒的に不足しているので、概ねあまり良いコンディションのピアノは少ないのですが、ご自宅のピアノのメンテナンスだけは、せめて鍵盤まわりの調整だけでもやると快適なピアノになります。

鍵盤まわりの仕組み








浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット

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植田 信五


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