ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

椅子を修理してみました

いつもお世話になっているパパ友のF氏。いろんなことを教えてくれます。

そんなF氏とある日談話している時に、そういえば店の椅子のクッションがヘタってきたな~という話を持ちかけると、F氏は一言、

「三木さん、自分で直せばいいやん!やり方教えるよ~」

と数日後、快くレクチャーしにきてくれました。

 

 

 

椅子の座面を取りどういう状態か確認し、一工程ずつレクチャー。

タッカーの針を全て取りカバーを外してみると・・・

 

 

この黄色いクッションが破れてるからスプリングが座面の上まで来ててそれで座った時にお尻が痛かったのです。

 

しっかり治す(全て新品に)方法と、簡易的に直す方法、どちらも丁寧に教えてくれました。

今回は予備の椅子がないということで、その場で早く出来る簡易的に直す方法でやってみました。

 

タッカーなんてこれまで一度も使ったことがなかったのですが、やってみると実に面白いんです。

 

 

こんな感じで、一つ見本を見せてくれたので、帰ってから一人でやってみると意外とすんなり出来ました。

 

 

 


こちらがBefore

 

 


そしてこれがAfter

 

座面の真ん中が凹んでいたのがこの通りふっくら且つ弾力のある座り心地に変身。
4つあるので残りの2つもぼちぼち直そうと思います。

F氏ありがとうございました。

 

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


1967年製ヤマハU1を完全オーバーホール中です!

元々は黒色で足もストレート脚でしたが、黒の塗装を剥いで下地を出した上で、塗装の下に眠っていた本来の自然な木目を出しウォルナット艶消して脚も猫脚に改造、似合いのイタリア製の椅子を付けてみました。

1967年製ヤマハU1


外装は見ればわかりますが、問題は中身の消耗部品です。
弦はドイツのレスロー、低音域の巻線はデーゲンに張り替え、ハンマーもドイツの高級なアベル、チューニングピンも新品に交換しました。





消耗品の交換が完了後、丁寧に調整しましたので、いつもの田中先生に弾いてみてもらったところ、ソフトな音色にも関わらず良く鳴るピアノに仕上がり、隣に展示してあるシャンシャンといういつものヤマハとは別物の魅力的な音色に仕上がりました。

私見ではここまでやるともう十分ではと思いますが、完璧性?の弊社の三木君は、これから鍵盤の鉛調整をしてタッチ(重さ)を均一にするそうなので、完成までもう少し時間がかかるようです。

古いヤマハのアップライトでここまで手を入れたピアノは他にないと思います、その訳は、ここまで手を入れてもヤマハの中古ピアノということであればあまり高く売れないので、個人の思い出のピアノ以外は普通、ここまでやらないからです。

理論的には、古いピアノは古い弦楽器同様に木が固く強固になっているので楽器として新品より優れたものになりますが、弦楽器と違い構造が複雑なピアノは劣化した消耗品の交換に手間(コスト)がかかるので、スタインウェイのような高級ピアノでないと採算が取れないので普通はやりません。

ちなみに完成後の販売価格は本体とイタリア製の椅子、木製インシュレーター等の付属一式、税込で約80万円を予定しています。

それを普及品のヤマハのU1(高さ121㎝)でやったわけですが、ここまでやると上記の理論を証明することができるという意味で意義あるように思いますが、ぜひピアノ愛好家の方は話のタネに、ぜひご試弾ください。

ところで鍵盤の鉛調整ですが、鍵盤には必ず写真のように鉛が埋め込まれていますが、1千万円クラスのスタインウェイ等は新品時にメーカーで一鍵、一鍵、個々の鍵盤の重さを測りながら鉛を埋め込みますが、国産ピアノの場合はたとえ高級グランドでも一律に鉛を埋め込むので、鍵盤の重さが重い鍵盤と軽い鍵盤ができて弾き難くなります。

それの解消のためには二度手間になりますが、改めて鍵盤ひとつ一つの重さを測定して、古い鉛をは外してからその後を埋め木をしてから、あらたに鍵盤の適切な位置に適切な重さの鉛を入れる作業をすることです。

鍵盤に埋め込まれた鉛



良く調整をしてからが条件ですが、一つひとつの鍵盤の鉛調整をすると均一なタッチになります。

鍵盤の鉛調整作業








ピアノの性能を最大限引き出すために
ピアノの調律とメンテナンス

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。



無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ヤマハとカワイ、どっちが好いですか?というご質問  №2

昔はお客様からそのようなご質問を頂くことが多かったのですが、今でも時々いただきます。

今のようなグローバル経済の時代では、ピアノも昔のように浜松で下請けも含めてピアノを一から作るということはなく、最大市場の中国の高関税の問題もありますが、一番効率的に生産できる国で、できる限り工業化して制作するので、そのようにして作られたピアノはどこも似たようような品質になりました。

ヤマハ、カワイの企業風土の違いはありますが、昔のように極端に品質の劣るピアノは今はなくなり、あるのは極論ですが割高なピアノと割安のピアノがあるだけのように思います。

メーカーは国際コンクールに出展してブランドイメージの構築には熱心ですが、実際に市販されるピアノとは大きく異なります。つまり高級イメージを先行させて価格は高級(高額)ですがカタログで謳うほどの高級な性能を出しているようにはとても思えません。

今日はたまたまカワイの技術の幹部の方が来店されたので、そのあたりのことを詳しくご報告したので、品質管理会議で報告するとのことでしたが、真の高級ピアノ作りには現場の若い技術者を時間をかけて育てていく必要があるのですが、それには相当な時間とお金が必要です。

そのためにはメーカーのトップもそれなりの覚悟が必要ですが、現状ではヤマハもカワイもトップの調整の重要性の認識と理解が不足しているように思われます。







ピアノの性能を最大限引き出すために
ピアノの調律とメンテナンス

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。



無料資料の詳しいご案内はこちらから

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ