ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

ディアパソンD-164R 整音編

 

先日ついにボルダリングデビューしてきました。

想像以上に難しく、そして想像以上に楽しかったです。

たった3時間で握力がほとんどなくなり、予想通りの筋肉痛でした。しかしこの筋肉痛がとても爽快感で(笑)また行こうと思います。

友人が動画を撮ってくれていたのでアップします。なんとなく雰囲気が分かるかと思います。

  

 

 

 

 

さて、ディアパソンD-164Rの続きです。

調律が終わったのでいよいよ最後の整音です。

 

 

 

 

 

これで整調・調律・整音が完了し、ようやくご試弾可能となりました。

このピアノはピアノマスクもついているので音量40%ダウンのマスク機能も兼ねてご試弾お待ちしています。

 

 

>>>お薦めブランド  ディアパソン

>>>調整の必要性

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノ選びの新提案 まず音を比べよう!

みんなのピアノ選びから抜粋



聴き比べ企画第1弾は、その《ゴルトベルク変奏曲》より〈アリア〉を約1分間。人気メーカーのピアノで自ら演奏したものを音楽用PCMレコーダーを使って録音しました。“自演自作”ですのであしからず。
 スタインウェイ C-227.

ベーゼンドルファー (Bosendorfer Model 185)

ベヒシュタイン (Bechstein M/P192)

ファツィオリ (Fazioli F183)

いずれもファミリーサイズのグランドピアノです。
1000万円クラスの楽器を豪華に4台並べてみました。

ピアノ入門者は、ブランドではなく“好みの音”を選んでみましょう。
ピアノ愛好家は、どのメーカーの音か耳を澄まして予想して下さい。
ピアノを扱うプロを自認される方なら、全問正解して当たり前?!
 
 他メーカーの音も聴き比べたい!という方はこちら

ディアパソン(DIAPASON DR-300
  
ヤマハ (YAMAHA S4)

カワイ (KAWAI SK-3)


ボストン (BOSTON GP178)


ペトロフ (PETROF PⅣ)
 

  
私が<アリア>を選曲した理由は、楽曲・演奏よりもメーカーによる音の個性を届けたいと考えたからです。

ガッツリ演奏してしまうと聴き手は曲の方に気を取られるうえ、案外どんなピアノでも良く聴こえてしまうもの。

技巧を凝らした派手な演奏ではなくゆったりしたテンポでダンパーペダル(右ペダル)を使用しない演奏の方が、ピアノメーカー特有の音色・響きの違いをじっくり聴き比べるのに相応しいと判断しました。

録音するにあたっては、レコーダーのマイク位置、録音レベル等、どのピアノも同様にセットしています。

打鍵したときにピアノ内部で発生するノイズ(金属音やダンパーフェルトの擦れる音など)もそのままに収録。

音については一切修正していないので、より弾き手に近い雰囲気で各ピアノの個性を感じて貰えるはずです。

ピアノを納品した後のユーザーの反応も様々ですが、私なりの印象を申し上げますと、音を基準にピアノを選ばれた方は、とても大切に管理されてメンテナンスにも気を配っている印象があります。

逆に、あまり品定めしないでブランドイメージや価格、外観だけで選んでしまった方ほど、後になってから

クレームが発生したり、アフターケアも“なおざり”のときが…。これも楽器に対する意識の違いでしょうか。

まず音選びに始まり、タッチ、楽器の造り、メンテナンス等を熟慮の上、最終判断は再び音に帰結。

《ゴルトベルク変奏曲》さながらの展開ですが、そんな音楽的なピアノ選びを私は推します。

興味あるメーカーがあれば、ぜひ実際の音を、響きを体感するためにショールームへ足を運んでみて下さい!
やはりピアノは楽器ですから、購入者には音が何より大切な選考基準であって欲しいと願っています。

みんのピアノ選び
 

お薦めブランド

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ販売店の役割

みんなのピアノ選びから抜粋

ピアノ販売に携わる人間に求められる役割とは何なのか?魯迅先生の料理観と共に考えてみましょう!

料理のよしあしは、まず材料のよしあしいかんによる。
材料の選択次第である。 だから、材料の眼利きが肝心である。これは今まであまりいわれなかったが、従来の料理論のエアポケットだ。 
『魯山人の食卓』(グルメ文庫)~味覚馬鹿~より

ピアノ選びにとりましても、この目利きの部分がエアポケットになっています。メーカーの現状でもご説明したように、ピアノは個体差が存在する特殊な製品です。

とりわけグランドピアノやヨーロッパ製ピアノといった高級なピアノを検討する場合、そのお客様に最良の一台を選んで届けるのは販売店の責務といって良いでしょう。



楽器のよしあしについても、価格やブランドで選んでおけば安心という訳ではありません。

1000万円の価値を見出せないピアノ、100万円でも値打ちだと思えるピアノ、それを見分けるためには、魯山人が言うところの心の目、数多い経験の目が問われます。 

専門的な判断が難しいユーザーのために良質なピアノを厳選して提供すること。安く売ることよりも、そうした真摯な姿勢こそが本来の顧客サービスではないでしょうか。

 店頭接客を方々で観察していますと、その楽器固有の特長、音楽性が語られるよりも、「どのように作られた」とか「何で作られている」といった商品紹介に偏っている気がします。

日頃ピアノを弾いたり聴いたりする習慣のない営業マンにありがちな説明ですね。
 
知識や持論について熱弁をふるっても、本人の感動や経験に基づいた言葉が無ければ、意識レベルの高いピアノファンからしてみると、話の内容がどことなく浅薄に感じてしまうもの。 

ピアノの魅力と価値を伝えるべきプロにしては余りにお粗末では?と思うときがあります。

一方、ピアノを購入する皆様も、いつの間にか情報や知識の収集が目的化していませんか。

ネットに書き込まれる他人の意見、口コミに判断を求めたくなる心情はよく分かりますが、本当に良いピアノを入手したいなら、試弾を重ねて、自らの感性を磨く努力が必要でしょう。

そのためにも販売店には、もっとピアノに触れられる環境、雰囲気作りを期待したいところです。 

みんなのピアノ選び

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ