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今でもハンド・メイドの工程が多いペトロフピアノです!

ペトロフピアノは、チェコのプラハの東140㎞に位置する人口10万人ほどの小さな田舎町のクラローベで製作されています。
地元での歴史が長いので優秀なベテランピアノ職人が工場にたくさんいますが、実は日本に比べると人件費はまだ半分程度です。

また現代のピアノは19世紀に設計されたわけですが、今でもまだレトロ(19世紀の製造工程)なハンド・メイドで、自国に豊富に生息する木材を使って製作されているのがペトロフピアノの何よりの魅力です。

響板に響棒を貼りつけているところですが、これは手間がかかる伝統的な手法で響棒に均等な圧力がかるようにして製作されていますが、この手法は今では1千万円クラスのピアノ以外は行われません。

上記の手法で製作されたハンド・メイドの響板です。

1台づつ作業台に載せられた見た目的にも丈夫そうなグランドピアノの支柱です。

安価なアップライトピアノも、ラインで流さず1台1台職人による手作業です。

1台1台職人による手作業です。


このように手間のかかるハンド・メイドで作られるペトロフピアノですが、チェコは内陸国で港がないので、コンテナ便のトラックでドイツのハンブルグ港に送られ、そこから静岡の清水港に入荷後、浜松の倉庫に配送されます。

浜松での受け取り作業風景ですが、内部が真空パックになっている専用のダンボールで厳重に梱包されて送られてきます。

遠いヨーロッパからの輸入でもこのようにコンテナでまとめて輸入しますと、1台あたりの輸送費は1万円位と安価で、おまけに今話題の関税ですが、日本のピアノの輸入関税はゼロですので、チェコで購入するのとコスト的には変わりません。

ペトロフピアノは良い材料(自国に豊富に生息する木材)を使い、伝統的なハンド・メイドの手法で製作されながら純ヨーロッパ製としては安価で、国産高級機種並みの価格で購入できるのも魅力的です。

浜松ピアノ店ではたくさんのペトロフピアノをご用意して皆様のご試弾をお待ちしています!


お薦めブランド ペトロフ

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ペトロフはチェコの豊かな森林の木材を贅沢に使用して製作されています!

ペトロフ社の社長スザンヌ・ペトロフさんとチェコの豊かな森林



ペトロフピアノの故郷、チェコの豊かな森林


ペトロフピアノは自国の豊かな森林の木材を贅沢に使って製作されています。


自国(チェコ)の木材を、広大な工場の敷地で数年の自然乾燥されてから工場に持ち込まれます。


ペトロフピアノの響板はハンドメイドです!



良質の自国の木材を贅沢に使って製作されるペトロフピアノは、コンパクトなピアノでも無理なく箱全体で豊かに鳴り、よくある金属的な音色ではなく、木材が本来持つ暖かい木の音色や響きが特徴です。

お薦めブランド ペトロフピアノ

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


小さなお手伝いさん

 

2日目の朝は山口県光市で定期メンテナンスでした。
ピアノはペトロフP194 ウォルナット艶出し、象牙黒檀の特別仕様(現在は、象牙や黒檀を貼れる技術者がごく少数になっているので、短期の貼り替え修理が厳しくなっています)
ご夫婦で使用されています。

 

 

まずは鍵盤下の掃除から

 

薄い紙(のり紙)を挟んでハンマーの進行方向を調整するハンマーの走り調整

 

ハンマーの頂点に付いた弦の溝が、少し深くなってきているので、圧縮された溝をブラシでかき出して修復しました。

 

きれいに修復できました。

 

 

ハンマーの形状をリセットしたので、弦との噛み合わせ(3本の弦が同時に当たるように)再度調整。
これにより弦に触れた瞬間の発音が全く変わります。

 

 

 

 

午後は山口市で定期メンテナンスです。
ピアノはディアパソンDR-300
音楽好きなご主人のこだわりの音楽ルーム。ピアノのメインは小学生のKくんです。

作業を始めていると、Kくんがそばに来て興味津々そうだったので、
一緒に作業をしました。

 

鍵盤を外して掃除機をかけてもらいました。
最初は鍵盤一つ外すのに一苦労だったのが、2本、3本・・・と進めていくうちにスムーズに出来てきて、気付いたら5本一気に外していました。

 

共同作業(笑)

 

 

ここからはKくんがカメラマンです。

素晴らしいカメラアングルです。とても小学生が撮影したようには思えません。
Kくんありがとう。クワガタが採れる場所もグーグルマップで丁寧に教えてくれてありがとう(笑)

 

最後に試弾して笑顔をもらいました。

 

広島県広島市Yさま、山口県光市Hさま、山口市Sさま、ありがとうございました。

 

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>>>お薦めブランド ディアパソンピアノ

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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