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正しいピアノ選びは、丁寧に調整されたピアノ同士の比較試弾から

ピアノの試弾環境は量より質が重要、展示台数の多さよりも1台1台丁寧に整調と整音されたピアノ同士を静かな環境で比較試弾できることが何よりも重要です。

良く整調・整音されたピアノで、初めて個々のピアノが持つ本来の個性(音色やタッチ、響き)を体感することができます。

浜松ピアノ店のショールームのピアノは、調律だけでなく可能な限り丁寧に整調と整音していますので、個々のピアノが持つ本来の個性(音色やタッチ、響き)を体感することができます。

浜松ピアノ店 1Fショールーム

浜松ピアノ店 2Fショールーム

弊社でお気に入りの基本特性(タッチ・音色・響き)を持ったピアノを見つけたら、出荷前の調整(整調・調律・整音)の前に、ご自身の細かいご希望を伝えていただければ、よりお好みに近い音色やタッチに仕上げてからお届けさせて頂きます。

さらに納入後も、部屋の音響を加味しながら、より演奏者好みにタッチや音色(整調と整音)に仕上げてますので、ほぼ理想的なピアノになります。

このように同じピアノでも丁寧な調整(整調・調律・整音)で、ピアノの性能(タッチ、音色、響き、表現力)が大幅に向上すると同時に、自分好みのピアノに仕上げることができるので、ピアノという楽器はいわばセミオーダーの楽器です。

残念ながら現実にはほとんどのメーカーや販売店でこのような対応はなされていないと思います。

ピアノの選び方とその問題点

ピアノの調律とメンテナンス

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ウェンドル&ラングのダンパー調整してます②

 

ウェンドル&ラングの調整の続きをしています。

この写真はダンパー内部で、動くタイミングを調整している作業風景です。
ちなみにダンパーとは、弦の振動を止める役割で、ペダルの一番右のダンパーペダルを踏んだままにすると、ダンパーが弦から離れ音が伸びっぱなしになり、ペダルを放すとダンパーが下りて音(弦の振動)が止まります。

このダンパー全ての動きのタイミングを一つ一つ、伝言ゲームのように隣に伝えていき最終的にはダンパーが板一枚のように上がり、そして同じタイミングで音を止めるように調整するのがダンパー調整です。

写真のようにマイナスネジを緩めてペダルをそっと踏み込み、動きのタイミングを揃えてネジを締めます。
ラジオペンチでワイヤーを曲げたり回したりしてダンパーが弦と平行になるように調整します。
このダンパー調整、言うのは簡単ですが、かなり難しい作業です。

作業の一部ですが動画を撮ってみました。
時には息を止めたりしながら、僅かな動きを見て調整してますので、同じく息を止めてご覧ください(笑)

 

 

 

 

 

鍵盤を押すとハンマーが弦に近づきますが、この時ハンマーと弦の距離の半分のところで、ダンパーがかかる(始動)するように調整するのが、ダンパーかかり調整です。
上の写真のように、ハンマーの側面に線が引いています。この線が隣のハンマーの頂点と並んだ時がダンパーがかかる最適なタイミングです。事前に弦とハンマーの距離の半分の量の線を引いています。

 

このピアノはダンパーのかかる(始動)タイミングを一つずつ調整できるスプーン状の部品がついていますので、定規を当ててこのスプーンを上下させて平らに揃えます。

 

 

 

次は整音です。

まずはシフトペダル(左のペダル)の整音です。
シフトペダルを踏み込むと上の写真のようにハンマーが右にずれて、音色が変わります。

 

シフトペダルを踏むと鍵盤もアクションと一緒に右に動きます。

 

矢印のネジで動く量を調整し、たくさん動かすのか少しだけにするのか調整します。

 

次にカーボン紙を使い、ハンマーに色をつけます。

 

 

このようにカーボン紙を使うと通常時とシフトペダルを踏み込んだ時の位置がよくわかります。

 

これでシフトペダルを踏み込んだ所だけを狙って針を刺してその部分だけを柔らかくします。
そうすることによってシフトペダルを踏み込んだ時に音色が変わります。余計なところに刺さないようにカーボン紙を使うわけです。

これでシフトペダルを踏んだ状態で全ての鍵盤を弾いていき、ちゃんと効いているか確認します。

次は弦あたり調整です。
そろそろゴールが見えてきました。

ウェンドルの調整が完了しました③


お薦めブランド ウェンドル&ラング

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


独自の出荷調整(整調・調律・整音)を施してお届けします!

ピアノの性能向上(20~30%)のために、納品前に独自の出荷調整(整調・調律・整音)を施してからお届けするのが弊社の最大の特徴です。

鍵盤フロントホール調整

ジャック前後・高さ調整

ハンマー接近調整

整音(ハンマー弾力調整)

全国の方から浜松ピアノ店が選ばれる理由は、高級ピアノはもちろん、たとえ安価な中古ピアノでも、お届けする全てのピアノに、独自の丁寧な出荷調整(整調・調律・整音)を行なってから納品、さらに納入調整で最終的にお部屋の音響と演奏者の好みに仕上げてからお渡しするのが浜松ピアノ店の流儀です。

これらの調整で基本性能(音色、タッチ、響き)が20~30%していますが、最近では1千万円クラスの最高級ピアノでさえ丁寧な出荷調整が省かれていることが多く、ましてそれより安価なピアノなら尚更、手間がかかる丁寧な出荷調整は省かれています。

他店にはない浜松ピアノ店独自の丁寧な出荷調整と納入調整が、細かい性能の違いがわかる全国のピアノ愛好家の方から高く評価されています。

当店でピアノを選ぶメリット

ピアノの調律とメンテナンス

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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