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ピアノの大きさによる価格の違い

例えばスタインウェイの一番大きなグランドピアノ、D-274の価格は現在3782万円ですが、一番小さなグランドS-155は1589万円でその半額以下です。
ただフルコンサートピアノは個人ではなく、主として公共施設の備品なので少々高額でも問題なく売れます。

メーカーが大きなピアノは高価で小さなピアノは安価な価格設定にしていますが、実はメーカー事情からすると1台のピアノを制作する製造コストは、小さなピアノも大きなピアノも若干の材料費の違いはあっても手間暇はほぼ同じなので製造コストはさほど変わらないようです。

ですからメーカーは大きなピアノ(高価)が売れればメーカーは利益額も利益率も高いのですが、逆に小さなピアノ(安価)なピアノはさほどの利益が出ないことになります。

余談ですがヤマハ、カワイのグランドは、現在高級シリーズと普及シリーズがありますが、これも同じ理屈で価格は2倍あっても製造コストはほとんど変わらないはずですので、高級シリーズのグランドはメーカーにとっては大きな利益を出してくれます。


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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