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ヨーロッパからの輸入ピアノは赤道を2回通る

例外的にファツィオリピアノのような少量・高額ピアノは1台1台航空便でイタリアから輸入するので輸送中のダメージはないのですが、例えばスタインウェイのような高級ピアノもコンテナの船便で一度、中国、上海の保税倉庫に入荷し、日本の必要分だけ上海から日本に入荷します。

チェコは海がないので、いったんドイツのハンブルグ港に陸路で運ばれ、そこからコンテナ船で浜松(清水港)に入荷したペトロフピアノ

日本に入荷したスタインウェイ

船便のコンテナでヨーロッパから日本に入荷するピアノは赤道を2回通過することになりますが、赤道を通過中のコンテナの内部は蒸し風呂状態になるので、日本に入荷時点ではピアノは調律だけでなくアクション等のメカニズムも相当に狂うので日本で丁寧な調整が必要になりますが、今はスタインウェイのような高額ピアノでも手間がかかる出荷調整は相当省かれているようです。

ペトロフも急ぐ時は例外的に空輸で輸入することがあります。 
ペトロフピアノの空輸時の梱包


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

大半のピアノに欠けている調整ですが、丁寧な調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしていますので、ピアノを選ぶ前にぜひご覧ください。

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弊社のグランドピアノの3日間の店頭での出荷調整作業を動画でお見せしています。
手間はかかりますが丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。尚、納入後のメンテナンスも同様の作業が必要です。DVD全24分

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


もう一つのピアノ選びのご提案

都内港区ファツィオリピアノ輸入元、ファツィオリジャパンにて、
代表のアレック・ワイル氏と筆者


ヤマハ、カワイ、スタインウェイが有名で、これらの中から、ブランドイメージとご予算に応じてご購入を検討される方が一般的ではないかと思いますが、ここでは少し別の見方(考え方)をご提案したいと思います。

車の場合は、デザイン、燃費性能等で評価しやすいのですが、ピアノの場合は、基本デザインがどれも同じなので、ピアノにあまり興味がない人が聴くと、どれも同じように聴こえるようですので、特にピアノ演奏が得意でない方にとっては、良し悪し、好き嫌いの判断が非常に難しいのが現状ではないかと思います。

そこでもう一つのピアノの選び方ですが、現在のトップの考え方(トップの顔)やメーカーの組織体質から、ピアノ選びを考えるという方法もあります。

チェコから弊社に来店いただいたペトロフ家5代目のヘトロフ社の社長(スザンヌ・ペトロフさん、写真右奥)近所のうどん店にて
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日本のピアノ愛好家の皆様にご挨拶 フォイリッヒ CEO Ernest Bittner

現在、ドイツでのピアノ作りは非常に高コストになっており、ピアノ愛好家の皆様に、リーズナブルで高品質のピアノを提供するために、思い切って2003年より中国にドイツの製造ラインを移築して製造することを決断しました。

試行錯誤の末、今では何とかMADE IN GERMANYの品質を保つことができるようになり、お陰で高いコストパフォーマンスという観点からも、地元ヨーロッパのピアノ愛好家の方々からは、以前にも増して高いご支持を得ており、日本の皆様にもリーズナブルな価格でヨーロッパのピアノを提供できることになりました。

フォイリッヒ CEO Ernest Bittner オーストリア、ウイーン本社から

たとえばファツィオリピアノは、創業者のパオロ・ファチィオリさんが弾き手のための最高のピアノを!ということで立ち上げ、現在も創業者がトップのピアノメーカーですし、ペトロフピアノは、創業家一族の5代目のスザンナ・ペトロフさんが現在社長のピアノメーカーです。

ファツィオリピアノの創業者のパオロ・ファチィオリさん


ペトロフ社の5代目社長スザンヌ・ペトロフさん、ペトロフ本社社長室にて


このようにトップの顔が見えるピアノメーカーは、今では極めて少数ですが、いかなるメーカー(組織)でもトップの哲学(顔)が製品の品質にも大きく反映されるという意味でとても重要ですので、ピアノ選びはトップの顔を知ることも、ピアノ選びの大きな判断基準になるのではと思います。たとえば今のスタインウェイ、ヤマハ、カワイのトップの顔を知る人はいないのではと思います。


ご提案のお薦めブランドもご参照下さい。
お薦めブランド

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


木製インシュレーターの効果報告

普段あまり意識することがないインシュレーターですが、弊社は新品ピアノには基本的に特注の木製(メーカー純正付属品はプラスティック)のインシュレータをお付けしているので普通はプラスティックとの違いを体感する機会がありません。

先日、木製インシュレーターだけをご購入頂き、プラスティックから木製に履き替えたお客様から貴重な体験レポートを頂きましたのでご紹介したいと思います。

左が木製、右がプラスティック(表)
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左が木製、右がプラスティック(裏)
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弊社展示ピアノの木製インシュレーター
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今回、プラスティックから履き替えた木製インシュレーターの写真 

ご使用ピアノはスタインウェイDモデルです。
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今回、プラスティックから履き替えた木製インシュレーターの写真 

ご使用ピアノはスタインウェイDモデルです。
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浜松ピアノ店 植田信五様

お世話になっております。インシュレーターをご製作、ご配送頂きまして、ありがとうございました。結果は五重丸です!!!
本当に良かったです。

 ◎一番気になっていた中低域のこもりと、床からの変な共振(?)が全くなくなりました。STEINWAYならではの、このあたりの音の分離がとてもよくなりました。

 ◎低音が、明るい響きになりました。全域にわたって良い意味で軽さが出て、ピアノが若返った感じです。

 ◎演奏している自分によく音が聴こえるようになりました。D型はホール向けの遠鳴りが使命なのだから、自分に聴こえなくてあたりまえと思っていました。

 ◎表現が難しいのですが、弦の長さを感じるというか・・・低音域は左の向こうのほうから聴こえ、高域は右の手前から聴こえ、明確に場所がわかる感じで立体的です。音域による時間差もわかります。

 ◎全域にわたり、はっきりしたので、同時に弾いた和音は同時に鳴り、バラシた音はバラけます。当然の事ですが、そういったニュアンスがラクにつけられます。

今までどうしても団子になってしまうトリルの箇所も、一挙に解決です。こうしている「はずなのに」というストレスがなくなり、「した事」は必ずそのように出てきます。(なので当然「してしまった事」もそのとおりに出ます)

 ◎鍵盤の感触が硬くなったというか、アクションがぐっとひきしまった感じです。これは驚きです。

 というわけで、ウチのD型は、先日オーバーホールしたのですが、ハンマーはそのままです。この年代の楽器の太く豪快な鳴りは健在なのですが、独特のこもり(ピアノに顔を近づけて聴くと全然大丈夫なのに、演奏する位置だと気になる)と、アクションのどこかぬめっとした感じがどうしてもとれなかったのです、これが一挙に解決しました。
後略

確かにきちんとした木製のインシュレーターを履くと、それなりに効果はあるのですがここまでの効果があるとは私の想像以上でした。

 たかがインシュレーターと言ってしまえばそれまでですが、インシュレーターもここまで効果があるとすれば、おろそかにできませんね

ちなみにインシュレーターの現在のお値段ですが、プラスティックのものが1セット¥600~¥800、木製が¥16.000~なので、もしこれだけだけの効果があるとすれば、試してみてもいいかも知れませんね。

ピアノの調律とメンテナンス

ピアノの選び方とその問題点


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間違いだらけのピアノ選び  ~ 目 次 ~

【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない

◎ピアノは8千個の部品

◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器

◎仕上げが整音

◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない

◎ピアノはセミオーダーの楽器です

【第二章】調整によるエピソードのお話

◎中古ピアノが高い勉強代に

◎安価でも高級ピアノより魅力的

◎ブランドを信じて購入したが失敗

◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満

◎値段ほど差がない高級ピアノ

◎好みのスタインウェイがなかった

◎丁寧な調整でヤマハでも満足

◎好みのスタインウェイを求めて

◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?

◎ヤマハは温泉に浸かったような音?

◎ピアニストと専属調律師のお話

◎腱鞘炎になって困っている

【第三章】中古ピアノの問題点

◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い

◎さらなる中古ピアノの問題点

◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?

【第四章】調整シーンを写真でご案内

◎グランドピアノの調整作業

◎アップライトの出荷調整作業

【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ

◎最近のピアノの生産事情

◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語

◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ

【第六章】日本のピアノ事情

◎毎年減少する日本のピアノ市場

◎余談ですがスタインウェイについて

【第七章】筆者のブランド選びの見解

◎コストパフォーマンスが高いか否か

◎ピアノは素材という考え方

◎メンテナンスについて

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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