[ ]木製インシュレーターの効果報告
普段あまり意識することがないインシュレーターですが、弊社は新品ピアノには基本的に特注の木製(メーカー純正付属品はプラスティック)のインシュレータをお付けしているので普通はプラスティックとの違いを体感する機会がありません。
先日、木製インシュレーターだけをご購入頂き、プラスティックから木製に履き替えたお客様から貴重な体験レポートを頂きましたのでご紹介したいと思います。
左が木製、右がプラスティック(表)

左が木製、右がプラスティック(裏)

弊社展示ピアノの木製インシュレーター

今回、プラスティックから履き替えた木製インシュレーターの写真
ご使用ピアノはスタインウェイDモデルです。

今回、プラスティックから履き替えた木製インシュレーターの写真
ご使用ピアノはスタインウェイDモデルです。

浜松ピアノ店 植田信五様
お世話になっております。インシュレーターをご製作、ご配送頂きまして、ありがとうございました。結果は五重丸です!!!
本当に良かったです。
◎一番気になっていた中低域のこもりと、床からの変な共振(?)が全くなくなりました。STEINWAYならではの、このあたりの音の分離がとてもよくなりました。
◎低音が、明るい響きになりました。全域にわたって良い意味で軽さが出て、ピアノが若返った感じです。
◎演奏している自分によく音が聴こえるようになりました。D型はホール向けの遠鳴りが使命なのだから、自分に聴こえなくてあたりまえと思っていました。
◎表現が難しいのですが、弦の長さを感じるというか・・・低音域は左の向こうのほうから聴こえ、高域は右の手前から聴こえ、明確に場所がわかる感じで立体的です。音域による時間差もわかります。
◎全域にわたり、はっきりしたので、同時に弾いた和音は同時に鳴り、バラシた音はバラけます。当然の事ですが、そういったニュアンスがラクにつけられます。
今までどうしても団子になってしまうトリルの箇所も、一挙に解決です。こうしている「はずなのに」というストレスがなくなり、「した事」は必ずそのように出てきます。(なので当然「してしまった事」もそのとおりに出ます)
◎鍵盤の感触が硬くなったというか、アクションがぐっとひきしまった感じです。これは驚きです。
というわけで、ウチのD型は、先日オーバーホールしたのですが、ハンマーはそのままです。この年代の楽器の太く豪快な鳴りは健在なのですが、独特のこもり(ピアノに顔を近づけて聴くと全然大丈夫なのに、演奏する位置だと気になる)と、アクションのどこかぬめっとした感じがどうしてもとれなかったのです、これが一挙に解決しました。
後略
確かにきちんとした木製のインシュレーターを履くと、それなりに効果はあるのですがここまでの効果があるとは私の想像以上でした。
たかがインシュレーターと言ってしまえばそれまでですが、インシュレーターもここまで効果があるとすれば、おろそかにできませんね
ちなみにインシュレーターの現在のお値段ですが、プラスティックのものが1セット¥600~¥800、木製が¥16.000~なので、もしこれだけだけの効果があるとすれば、試してみてもいいかも知れませんね。
ピアノの調律とメンテナンス
ピアノの選び方とその問題点
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
大半のピアノに欠けている調整ですが、丁寧な調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしていますので、ピアノを選ぶ前にぜひ参考にして下さい。
無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。
資料の詳しい案内はこちらから
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載、全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

間違いだらけのピアノ選び ~ 目 次 ~
【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない
◎ピアノは8千個の部品
◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器
◎仕上げが整音
◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない
◎ピアノはセミオーダーの楽器です
【第二章】調整によるエピソードのお話
◎中古ピアノが高い勉強代に
◎安価でも高級ピアノより魅力的
◎ブランドを信じて購入したが失敗
◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満
◎値段ほど差がない高級ピアノ
◎好みのスタインウェイがなかった
◎丁寧な調整でヤマハでも満足
◎好みのスタインウェイを求めて
◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?
◎ヤマハは温泉に浸かったような音?
◎ピアニストと専属調律師のお話
◎腱鞘炎になって困っている
【第三章】中古ピアノの問題点
◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い
◎さらなる中古ピアノの問題点
◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?
【第四章】調整シーンを写真でご案内
◎グランドピアノの調整作業
◎アップライトの出荷調整作業
【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ
◎最近のピアノの生産事情
◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語
◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ
【第六章】日本のピアノ事情
◎毎年減少する日本のピアノ市場
◎余談ですがスタインウェイについて
【第七章】筆者のブランド選びの見解
◎コストパフォーマンスが高いか否か
◎ピアノは素材という考え方
◎メンテナンスについて